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6月8日(月) ハマクサギ

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大きくも小さくもない、いわゆる小高木サイズで、佇まいがさりげないのです。幾度か来た場所なのに、いままでは見過ごしていました。
それが今回は、なにかチラチラと白いものが気になりました。初めは、上空を覆う高木が散らした花殻かと思ったほど、それはちっぽけな姿でした。
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幅が1cmにも満たない唇形の花には、下側の弁の内側に毛が生え、天井にシベが配置されています。分類的には関係なさそうなカキドオシがこれとよく似た構造であっても、その意味はこの春には調べ切れませんでした。

葉は長さが10cmはあるし幅もゆったりと広く、花と葉の大きさがずいぶんとアンバランスです。この葉に臭気があるのが名前の謂われらしくても、こするとゴマの香りにしか思えません。食いしんぼには「いい香り」にさえ思えます。
ふつうのクサギもそうだったし、名付けた人がたまたまゴマ嫌いだったのか、それとも時期や時間でこの香りが本当に臭くなるのか…草木の名前一つ、納得するまでにはなかなか時間がかかります。

<補注1> 実をつけた様子を収録しました。(2016年7月8日
<補注2> わりと景気のいい開花状態を見ました。(2024年5月23日

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