6月29日(月) コウオウソウ(フレンチ・マリーゴールド)
きのうの話を引きずってAPG体系で言えば、マリーゴールドはキク科キク亜科コウオウソウ属になります。うわ、また亜科か、アカンなぁという感想は脇に置き、コウオウとはなんのことで、どんな字をあてるのか気になります。
カタカナではさっぱり意味不明だったコウオウは紅黄でした。なるほどです。Tagetesという属名に当てた和名として、別にマンジュギク属とも呼びます。こちらはたまに聞く呼称だし、漢字も万寿菊であろうことが容易に想像できます。
ところが、この辺から話はいつもどおりややこしくなり、センジュギク(千寿菊)という一桁落ちた名前が出てきます。これはアフリカン・マリーゴールドを指す種名になるわけで、つまりアフリカン・マリーゴールドはマンジュギク(属名)でありながらセンジュギク(種名)であり、フレンチ・マリーゴールドはマンジュギク(属名)のなかの正真正銘のマンジュギク(種名)で、標準和名がコウオウソウなのでした。
という話を総括すれば、9年前には「アフリカンもフレンチも一緒くたにしてマリーゴールドでいいや」と思い定めたのに、このごろは「そのくらいは分けようよ」と傾いてきたということで、これを進歩と呼ぶか心変わりとするか微妙です。
そう思いつつ振り返ったら、すでにメキシカン・マリーゴールドは別種として取り上げていて、いまさら神妙に懺悔することはないのでした。意識しないうちに、マリーゴールドの主要3種(フレンチ、アフリカン、メキシカン)はそろっていた(注)訳で、結果オーライというのはこういうことかと赤面します。
カタカナではさっぱり意味不明だったコウオウは紅黄でした。なるほどです。Tagetesという属名に当てた和名として、別にマンジュギク属とも呼びます。こちらはたまに聞く呼称だし、漢字も万寿菊であろうことが容易に想像できます。
ところが、この辺から話はいつもどおりややこしくなり、センジュギク(千寿菊)という一桁落ちた名前が出てきます。これはアフリカン・マリーゴールドを指す種名になるわけで、つまりアフリカン・マリーゴールドはマンジュギク(属名)でありながらセンジュギク(種名)であり、フレンチ・マリーゴールドはマンジュギク(属名)のなかの正真正銘のマンジュギク(種名)で、標準和名がコウオウソウなのでした。
という話を総括すれば、9年前には「アフリカンもフレンチも一緒くたにしてマリーゴールドでいいや」と思い定めたのに、このごろは「そのくらいは分けようよ」と傾いてきたということで、これを進歩と呼ぶか心変わりとするか微妙です。
そう思いつつ振り返ったら、すでにメキシカン・マリーゴールドは別種として取り上げていて、いまさら神妙に懺悔することはないのでした。意識しないうちに、マリーゴールドの主要3種(フレンチ、アフリカン、メキシカン)はそろっていた(注)訳で、結果オーライというのはこういうことかと赤面します。
<補注> 同属とは思いにくい種類を収録しました。(2024年11月24日)
過去のきょう 2014 カンボク 2013 イトラン 2012 ソテツ 2011 ウリカエデ 2010 カワラナデシコ 2009 イブキトラノオ 2008 チガヤ 2007 カラクサゲシ(チューリップポピー) 2006 ノカンゾウ 2005 ボケ 2004 ボタンクサギ
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