6月14日(日) ボダイジュ
近所のお寺に大きなボダイジュがある関係で、かつてわりとしつこく撮った記憶があります。当然、ここにも載せていただろうと思うと、これがよくあるパターンで、掲載はHPの方だけで、こちら(ブログ)には登場させていませんでした。
そのHPの記録では、2004年には6月3日に花が咲いていて、2006年には6月11日にけっこう大きな実になっています。それが今年は6月8日(撮影日)にまだ花ですから、年ごとにわりと大きな揺れ幅があることがわかります。
さて、その古い写真を見ると、まずはあんな小さなサイズで構わない視力がまだあったことを知り、あらためて愕然とします。それと、とりあえず撮ればいいやという雑っぽさに気づいて、少し赤面したりもします。
と言い放つほどの技量向上はないにしても、葉の表面も一枚の写真に入れ込んだ工夫がちょっと自慢したいポイントです。大きな木なのでどうしても葉裏を見上げる形になるところを、風を待って細枝が撓ったところをとらえました。
そして、かわいい助演者を入れて下手な写真をごまかす工夫も、このところの定番になりました。もっとも、きのうもきょうも、その助っ人の正体は不明(注1)です。
あ、いや、2枚目写真の本当の狙いは竹とんぼ状態の総苞葉と花序の軸のつながり具合の描写にあります。この構造を持つ仲間(シナノキ属)には、シナノキやヘラノキがあり、この部分の姿はとてもよく似ています。
そして、この姿を見るとどうしても芥川の「蜘蛛の糸」を思い出します。小さな竹とんぼに、どうしてそういくつもの花や実がぶら下がるのか、カンダタ君がどの実にあたるのやら、「お前ら、降りろ!」と叫びたいでしょうねえ。
そのHPの記録では、2004年には6月3日に花が咲いていて、2006年には6月11日にけっこう大きな実になっています。それが今年は6月8日(撮影日)にまだ花ですから、年ごとにわりと大きな揺れ幅があることがわかります。
さて、その古い写真を見ると、まずはあんな小さなサイズで構わない視力がまだあったことを知り、あらためて愕然とします。それと、とりあえず撮ればいいやという雑っぽさに気づいて、少し赤面したりもします。
と言い放つほどの技量向上はないにしても、葉の表面も一枚の写真に入れ込んだ工夫がちょっと自慢したいポイントです。大きな木なのでどうしても葉裏を見上げる形になるところを、風を待って細枝が撓ったところをとらえました。
そして、かわいい助演者を入れて下手な写真をごまかす工夫も、このところの定番になりました。もっとも、きのうもきょうも、その助っ人の正体は不明(注1)です。
あ、いや、2枚目写真の本当の狙いは竹とんぼ状態の総苞葉と花序の軸のつながり具合の描写にあります。この構造を持つ仲間(シナノキ属)には、シナノキやヘラノキがあり、この部分の姿はとてもよく似ています。
そして、この姿を見るとどうしても芥川の「蜘蛛の糸」を思い出します。小さな竹とんぼに、どうしてそういくつもの花や実がぶら下がるのか、カンダタ君がどの実にあたるのやら、「お前ら、降りろ!」と叫びたいでしょうねえ。
<補注1> たぶんルリシジミだと思います。
<補注2> ブログへの再掲にあたり、この「菩提樹」はじつは似非(えせ)であることに触れました。(2021年9月17日)
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コメント
今日の助演者は、「ヤマトシジミとルリシジミ」のキイワードを入れると参考になるページがいくつか出てくると思います。EOS Mを自在に操ってさらにアップの写真を披露して下さる日を期待します。
ピントを合わせている間に消えてしまう?
投稿: ままごと座 | 2015-06-15 14:51