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5月9日(土) ハンカチノキ

150509hankatinoki
ハンカチノキの収録についてはこのシーンが不可欠なのに、これまでは暑いさなかとか木枯らし吹くころとか、ちょっとハズした季節の姿ばかり取り上げてきました。そんな臍曲がりもウワァ~と驚いたハンカチ大特売会場の様子です。
ただ、正直に言うとハンカチというよりはティッシュに見えて仕方ありません。いまならば確実にティッシュノキと名付けられたでしょうに、この木が日本にやってきた1950年代はティッシュペーパーもようやく日本に登場したばかりのころで、まだまだ一般の生活に密着した存在ではありませんでした。
そういえば、自分が子供のころはちり紙や落とし紙を使っていたもので、それがティッシュやトレペに変わったのはいったいいくつのときだったのか…少し遠い日を思い起こさせてくれるティッシュノキ、いえ、ハンカチノキです。

<補注1> 実が充実した様子はこちらです。(2015年11月7日)
<追録> ハンカチの中身に迫ってみました(下2枚の写真)。その中身には立派な雌シベ1本と多くの雄シベを具えたタイプ(両性花・写真上)と、雄シベだけのタイプ(雄花・写真下)があります。
ただ、自分にはシベにしか見えないそれらが専門的には「花」とされているようだし、ハンカチを総苞と呼ぶからにはそのなかに複数の花があるわけで、シベにしか見えないそれらは花と思うのはとても苦しくて、現段階ではかなり「理解の外」の事柄です。(撮影:2019年5月9日)
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<補注2> 花や実に比べると、冬芽はとても地味でした。(2024年3月12日

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