5月4日(月) ハハコグサ
母の日が近づいたこの時期、ハハコグサが目立ち出しました。天の配剤というべきか、こういう「できた話」は案外にあるものです。
ただし、ハハコグサの名前由来は諸説紛々で、どれもピンと来ません。この草の姿に母と子を映し重ねるのはかなりの難行だと思います。(注)
それどころか、花にグッと迫ってみると、まるで粘菌が這い回っているようにも見えてきて、ちょっと腰が引けるほどです。一つひとつの頭花の中央部にあるのが両性花で、その周りを雌花がビッシリと囲んでいます。
花よりも、むしろ見るべきは茎と葉です。かつて、草餅にはヨモギではなくこのハハコグサを使っていたそうで、春の七草ではゴギョウとしても有名です。
ところが、そのゴギョウ(御形=仏の体)にしても、この茎葉からではイメージがまったくわきません。それほど名前が意味不明になってしまったこと自体、この草が我々の生活に長い間寄り添っていた証拠なのでしょう。
ただし、ハハコグサの名前由来は諸説紛々で、どれもピンと来ません。この草の姿に母と子を映し重ねるのはかなりの難行だと思います。(注)
それどころか、花にグッと迫ってみると、まるで粘菌が這い回っているようにも見えてきて、ちょっと腰が引けるほどです。一つひとつの頭花の中央部にあるのが両性花で、その周りを雌花がビッシリと囲んでいます。
花よりも、むしろ見るべきは茎と葉です。かつて、草餅にはヨモギではなくこのハハコグサを使っていたそうで、春の七草ではゴギョウとしても有名です。
ところが、そのゴギョウ(御形=仏の体)にしても、この茎葉からではイメージがまったくわきません。それほど名前が意味不明になってしまったこと自体、この草が我々の生活に長い間寄り添っていた証拠なのでしょう。
<補注> 牧野博士(植物記)によると、これはホウコグサであり、平安時代に編まれた書物によってハハコグサに改変(?)されてしまったのだそうです。また、ゴギョウもオギョウとするのが本来だということです。
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