5月27日(水) リンボク
バラ科サクラ属(ただしバクチノキ亜属)のくせに、春ではなくて9月の末に花が咲くことに驚ろかされたのがリンボクとの最初の出会いでした。
その花が実を結んだのを確認したのは2月でした。それはまだまだ青く、鳥が啄むほどに熟すのはもっと先、つまりほかの食料が豊かになるころで、そんなことでは誰にも種を運んでもらえないだろうと心配したものでした。
そんな老婆(爺)心は、どうもリンボクにとって完全にお節介だったようです。季節がよくなっても、実はまだこんな色合いです。図鑑的にはそろそろ紫色を帯びてもよさそうな時期なのに、まったく慌てる素振りがありません。
木にも「孤高の人」がいたようです。平たく言えば「変な人」に過ぎなくても、ここまで徹底的に我が道を行ってもらうと、「憧れの人」に見えてきます。
その花が実を結んだのを確認したのは2月でした。それはまだまだ青く、鳥が啄むほどに熟すのはもっと先、つまりほかの食料が豊かになるころで、そんなことでは誰にも種を運んでもらえないだろうと心配したものでした。
そんな老婆(爺)心は、どうもリンボクにとって完全にお節介だったようです。季節がよくなっても、実はまだこんな色合いです。図鑑的にはそろそろ紫色を帯びてもよさそうな時期なのに、まったく慌てる素振りがありません。
木にも「孤高の人」がいたようです。平たく言えば「変な人」に過ぎなくても、ここまで徹底的に我が道を行ってもらうと、「憧れの人」に見えてきます。
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