4月9日(木) マロニエ(セイヨウトチノキ)
落ちた実を拾って中身を見てみたいと、何度かこの木の下にたたずんだものです。しかし、フェンスの外(小学校の敷地のなかに立つ木なのです)に転がり出た実はついぞ見つからず、一粒恵んでくれる優しい先生も登場しませんでした。
悲嘆にくれたまま春を迎えてまたこの木の下を訪れ、まだ固い冬芽でも撮ろうと空に向けたレンズに写ったのは、パッカリと口を開けた実でした。手にすることは無理でも、ふつうのトチノキと変わりのない中身であることだけは見てとれます。
悲嘆にくれたまま春を迎えてまたこの木の下を訪れ、まだ固い冬芽でも撮ろうと空に向けたレンズに写ったのは、パッカリと口を開けた実でした。手にすることは無理でも、ふつうのトチノキと変わりのない中身であることだけは見てとれます。
草木からはいろいろなことを教わるわけで、今回の教訓は「下がダメなら上がある」ということでしょうか。自分の視点を変えないと、せっかく見えているものも見えずに「ダメだ、ダメだ」と自滅してしまうことは、実生活でも少なからずありそうです。
さて、その視点を変えさせてくれた功労者の冬芽です。ふつうのトチノキほどテラテラとは輝いていないものの、ベニバナトチノキよりはべとつきが感じられ(注)て、実のイガとともに、これがマロニエであることを証明していました。
さて、その視点を変えさせてくれた功労者の冬芽です。ふつうのトチノキほどテラテラとは輝いていないものの、ベニバナトチノキよりはべとつきが感じられ(注)て、実のイガとともに、これがマロニエであることを証明していました。
<補注> マロニエ(セイヨウトチノキ)の芽鱗は、見かけによらずベトつかないことがわかりました。(2016年3月8日)
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