2月28日(土) ナナコバナ

しかし、一般家庭に普及しないわけがわかりました。葉を落とした冬にここまでボロボロの姿をさらされたのでは、どうにもこうにも興ざめです。
花や萼を撮影していたときは、つい木の上方ばかり見て、こんな株もとの事情にまったく気づきませんでした。もちろん、花のつく若い枝はやや赤みのある「ふつう」の樹皮であり、かなり古木にならないと、こうまで風格は出ないのかもしれません。
そう、風格として楽しめる心の余裕と、ほかにいろいろときれいな木肌の樹木が並ぶ庭の余裕が、ナナコバナを植栽するには不可欠の要件のようです。そのどちらの余裕もないはた衛門さんのお宅には、とても不向きな木だとわかりました。
過去のきょう 2014 ゼニアオイ 2013 カタセツム・グレースダン 2012 ラカンマキ 2011 オニシバリ 2010 ナギ 2009 セリバオウレン 2008 シシガシラ(寒椿) 2007 ブロッコリー 2006 ヤブラン 2005 シモバシラ