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1月7日(水) イイギリ

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木の肌というのは、樹種それぞれに味わいが違います。などと偉そうに言っても、樹皮だけで素性がわかる木は両手の指で数えられるほどですけれど…。
そういう親しい幹のなかでも、イイギリはかなり見分けやすい特徴を持ちます。灰色みが強く、全体に滑らかな肌がそうだし、それが横に筋張って、その筋に沿って散らばる焦げ茶の斑紋が独特の風合いを生んでいます。
さらに、その表面のところどころに丸い皺ができます。これがまた一本一本に違う表情を与えます。まず1枚目写真は枯山水、竜安寺の石庭もどきです。
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次は鳴門の渦潮、逆巻く白波を彷彿とさせます。
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3番目の木にはお臍がありました。もう少しはっきりしたデベソを見つけたかったのに、あまり面白みのない形しか探せませんでした。
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ラストは四ツ目小僧です。森のなかでこんな木肌に気づくと、別に後ろめたいことはないのにちょっとドキッとするのは情けない限りです。

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