12月17日(水) パキラ
ポピュラーな植物なのに、このブログに収録し忘れていました。観葉植物として人気が長く続くパキラ(Pachira glabra・注)です。
今年もまた温室のお世話になる季節になって、ふつうの家の屋内とは違って7~8mの高さまで育ったパキラの大きさに、まずは目を見張りました。
そして、その天辺を見たら、ちょっと意表を突かれました。どう見てもこれは実です。さらに、まるでウラシマソウのような長い糸までついています。
実があるなら花だって…と探したら、ややくたびれた一輪がありました。たくさんの長い雄シベのなかに、きっと実に残った雌シベが一本紛れているのでしょう。
今年もまた温室のお世話になる季節になって、ふつうの家の屋内とは違って7~8mの高さまで育ったパキラの大きさに、まずは目を見張りました。
そして、その天辺を見たら、ちょっと意表を突かれました。どう見てもこれは実です。さらに、まるでウラシマソウのような長い糸までついています。
実があるなら花だって…と探したら、ややくたびれた一輪がありました。たくさんの長い雄シベのなかに、きっと実に残った雌シベが一本紛れているのでしょう。
調べたら、パキラの別名はカイエンナッツで、原産地の中南米ではかつては食用だったそうです。現在では実の毒性が指摘され、食用は禁止だと言いますから、一般家庭でたやすく開花・結実してはマズイわけです。その意味で、リビングの鉢植えで葉だけ楽しむのはパキラとの正しい付き合い方なのでしょう。
<補注> 日本ではPachira glabraのことをPachira aquaticaとしていることが多いようです。glabraの雄シベは白、aquaticaは赤、実はglabraが緑、aquaticaは茶、という違いがあるそうで、ここに掲載の枯れた雄シベには赤みが見られず、大きくなった実も緑なので、この木はglabraと判断しました。(2019年11月26日)
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