12月12日(金) タコノアシ
これはたぶん今年最大の驚き画像です。これまで何カ所かで細々と生息している姿をありがたく写してきたタコノアシが、超大集団でタコ踊りしていました。
それもなんと、そこは自宅から歩いて15分もかからない場所にある休耕田でした。幸せは案外に足下にあるものです。
カラカラになった穂に触ると、まるでペッパーミルを振り回したみたい盛大に粉がこぼれ出します。それはゴマ粒を少しスマートにした形と大きさの種でした。
根もとを見ると、水面がその種だらけでした。ものすごい量です。これなら、もしこの場所の様子が変わっても、埋土種子としてまたいつか復活できるでしょう。
それもなんと、そこは自宅から歩いて15分もかからない場所にある休耕田でした。幸せは案外に足下にあるものです。
カラカラになった穂に触ると、まるでペッパーミルを振り回したみたい盛大に粉がこぼれ出します。それはゴマ粒を少しスマートにした形と大きさの種でした。
根もとを見ると、水面がその種だらけでした。ものすごい量です。これなら、もしこの場所の様子が変わっても、埋土種子としてまたいつか復活できるでしょう。
タコノアシは環境が安定してしまうと競合植物に負けやすいそうで、しかしいったん姿を消しても適度な撹乱があればこうしてすぐに群落を作るのでした。この「攪乱」というのがむずかしくて、川の氾濫や自然火災が起きにくい現代では、この場所がセイタカアワダチだらけになる危険性は高いわけです。
これまでは秋以降の姿しかとらえていないので、タコさん、せめて来年まではがんばって、春・夏の姿(注)も拝ませてください。
これまでは秋以降の姿しかとらえていないので、タコさん、せめて来年まではがんばって、春・夏の姿(注)も拝ませてください。
<補注1> 無事に翌年の姿を記録することができました。(2015年8月2日)
<補注2> 残念ながら翌々年にはこの場所のタコノアシは消えてしまいました。環境の安定に弱いという定説は本当でした。(2016年10月)
<補注3> うれしいことに、ここから700mほど離れた場所でタコノアシの小さな群落を見つけました。(2022年2月1日)
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