« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »

11月30日(日) ハナトラノオ(カクトラノオ)

141130hanatoranoo
「人生、これからだぜい!」とハナトラノオが思っているかどうか、これだけ枯れ上がった茎にまだ揚水機能が残っていることに驚きます。
ここまで寒くなると、夏にはあれほど飛び回っていた昆虫類もとんと見かけなくなり、せっかく咲いても受粉はむずかしそうです。しかし、それをもってこの開花を徒花(あだばな)と笑いたくないのは、境遇が同じ老残兵の気持ちでしょうか。
宿根草なので特に種はいらないくせに、莢には長さ2~3mmのラグビーボール状の真っ黒な種が入っていました。命をつなぐ保険なのであれば、一本の茎に数粒もつけば事足りるのに、そうそう淡白ではないのが草木の偉さです。

過去のきょう 2013 シラン 2012 緑光(りょっこう・四季咲きバラ) 2011 サンタンカ(イクソラ・シネンシス) 2010 ショクヨウギク(料理菊) 2009 シロダモ 2008 ヤブムラサキ 2007 キヅタ 2006 ムクノキ 2005 リキュウバイ 2004 ウインターコスモス

| | コメント (0)

番外編 : 空を見て思うこと

141129hikoukikouyou
何日か前、ものすごく天気が良かった日の一枚です。きれいに色づいたイロハモミジを見上げていたら、視界の端に大きな旅客機が現れました。
進路からして、この真っ赤な葉を前景にした白いお腹を写せそうです。これはチャンスとばかりタイミングを計ったのに、あれれ、さすがに眼前の木と遙か上空を行く飛行機との距離は遠すぎて、こんな間抜けな構図になりました。
人間の目というのは便利というか不便というか、見たいものを見ているので、間近の紅葉と大空の飛行機を両方主役にしてとらえてしまいます。ところが機械の目は冷徹そのもので、「飛行機ですか、紅葉ですか、どっち見ます?」と迫ります。
「ええい、どっちもなんだよぉ」と、それぞれにピントを合わせた2枚の写真を合成してみたら、噴き出しそうにバカバカしい写真になりました。そう言えば、今度の選挙もこれに似て、「自民ですか、野党ですか、どっちにします?」と迫られているようです。どっちに入れてもバカバカしいなんて言わず、冷徹に判断しないといけません。

| | コメント (0)

11月29日(土) シリブカガシ

141129siribukagasi1
コナラシラカシと違って、今まで木についたままのドングリを撮影できないでいたシリブカガシの念願のシーンです。図鑑の写真を見る限り、それほど苦労する構図ではないようで、たまたま巡り合わせが悪かったのでしょう。
一つ糸口が解けると出会いやすくなるという法則(?)はあるようですから、そのうちこんなムリックリ(望遠で一杯いっぱい)写真が恥ずかしくなることでしょう。
141129siribukagasi2
あのときはやけに真っ黒な2個を写してしまったのに、こうして見るとお尻方向はちゃんとノーマルなドングリ色です。
殻斗がツブツブ模様(カシ類は縄目模様)なのはマテバシイの仲間である証拠です。したがって、このドングリもマテバシイと同じような食べ方ができます。

過去のきょう 2013 マテバシイ 2012 アルテルナンテラ(アキランサス、テランセラ) 2011 ドラゴンフルーツ(ヒモサボテン、ピタヤ) 2010 オオモミジ 2009 センニンソウ 2008 マムシグサ 2007 ヒサカキ 2006 タチバナ 2005 ベニバナボロギク 2004 スイセン

| | コメント (0)

11月28日(金) モミジヒトツバ

141128momijihitotuba
つい、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という格言を思い起こしました。ヒトツバは形がシンプルだからこそ、その存在が際立つのであって、こんなに賑やかな葉になっては、せっかくの素っ気なさが台無しというものです。
…などとコキ降ろしておいてから調べたら、モミジヒトツバは台湾原産で天然に産する物でした。てっきり好事家がひねくり回した末に作り出したものとばかり思っていたので、我が狭量を反省です。
じつは、ウチで育てている「純」ヒトツバにも、ときどき葉先が割れて獅子葉状態になるものが出現します。そんな葉はすぐに摘み取り、「純」状態を保とうとしていたのに、これからはもう少し大らかな心で見守ってあげようと思います。

過去のきょう 2013 オオバギボウシ 2012 ナンテン 2011 バンレイシ 2010 サザンカ 2009 マユハケオモト 2008 キミノオンコ 2007 ウンリュウヤナギ 2006 カラタチバナ 2005 ニホンスイセン 2004 クコ

| | コメント (0)

11月27日(木) ハマビワ

141127hamabiwaハマビワは1年前に初めて出会って名前を覚えました。たしかに、ふつうのビワとは開花時期が近いし、モッチャリしてあまり美的ではない花の様子も共通です。
しかし、今回のそのビワ的な花は、去年見たものよりさらに愛想がありません。去年の撮影場所には雄株しかなく、早く雌株を見つけて実の様子を写したいものと思っていたのに、その願いはわりとあっさり叶いました。
これからこの雌花を追いかければ、子房が膨らんで緑の実になり、それが深緑から真っ黒にまで変化する過程を楽しめるはずです。その黒色がまたかなりの渋さらしく、本当のビワのほんわかした橙色とは両極端の色合いであることが愉快です。

2013年のきょうメギ> 2012年のきょうアマチャヅル> 2011年のきょうサクララン> 2010年のきょうアオハダ> 2009年のきょうカミヤツデ> 2008年のきょうアカネ> 2007年のきょうオキザリス・バーシカラー> 2006年のきょうシャクチリソバ> 2005年のきょうコブクザクラ> 2004年のきょうイネ

| | コメント (0)

11月26日(水) パイナップルリリー

141126pineapple_lily
ビッシリとついた花の重さで、夏の間は傾くのも仕方ないと同情していたパイナップルリリーの穂が、こんなに枯れ上がって軽くなったのにだらしないままです。
いえいえ、別にパイナップルリリーに対して道徳的な態度を求めようというわけではありません。球根を太らせるために茎ごと刈ってしまうケースがあるためか、こんな状態を初めてマジマジと見たので、つい余計な爺さん口を叩いてしまいました。
本当は種を写したかったのに、ここのものはどれも子房の膨らみが半端です。ネットにはもっと大きなゴロンとした子房とか、そこから出た真っ黒な種の写真も出ているので、たぶん種類がいろいろということでしょう。
「そんなに文句を言うなら自分で育ててみなさいよ」と裕子さん(別名:ユーコミス)に怒られないうちに、もう少しあちこち探してみることにします。

過去のきょう 2013 ミセバヤ 2012 ハシバミ 2011 フウリンブッソウゲ 2010 ノガリヤス 2009 シャコバサボテン 2008 センボンヤリ 2007 ジョウリョクヤマボウシ 2006 ガーベラ 2005 ガマズミ 2004 フェイジョア

| | コメント (0)

11月25日(火) ケヤキ

141125keyaki1
ケヤキの紅黄葉というのは色合いがじつにさまざまで、これはかなり赤がきれいな部類の一本でした。おもしろいもので、並木としてまったく同じ環境にあっても、まだ緑を残していたり黄色が強かったり、あるいは濃い茶色を呈したり白茶色に飛んでしまったり、たぶん個体差としか思えない変化幅がそこにはあるのです。
141125keyaki2
そんなケヤキの葉も、枯れ落ちてしまえばほぼこんな段ボール色です。そんな葉色の変化よりも注目すべきは、実(種)がついた小枝の落ち方です。葉が一枚一枚は散らず、実も脱落せずに、こうしてひとまとまりのまま上から降ってきます。
いわば鳥の羽状態で、クルクルと舞いながら、どこまで飛べるかは運次第です。こうしてやや遠くに移動する実がある一方、単純に枝から落ちて親木の下で芽吹こうとする実もあって、二方面作戦を展開するとは、ケヤキはなかなか賢い木なのでした。

過去のきょう 2013 ニッサボク 2012 オギ 2011 オンシジューム 2010 ヘラノキ 2009 サカキ 2008 ペラペラヨメナ(ゲンペイコギク) 2007 カワヤナギ 2006 ナツハゼ 2005 カマツカ 2004 サネカズラ

| | コメント (0)

11月24日(月) カタバミ

141124katabami1
まさか写ると思わなかったカタバミの種(矢印の先の茶色い粒)が、案外にきれいに写真に収まってくれました。右手のシャッターの都合などお構いなしに、触るとすぐにパパパパパ!と種が飛び出します。何度も(いくつも)トライしたので、先に割れた莢から出た種が親指(白丸)にくっついたまま残っています。
莢に残った白いものは種を包んでいた皮で、これが破れるときの圧力で種が弾き出されます。その皮も一緒に莢から噴き出て下方向に落ちます。一方、種はかなりの速度で斜め上に飛び出ます。意識していないと、肉眼に見えるのは皮だけです。
141124katabami2
種が熟すと莢のゴツゴツ度合いが増すようです。この写真に写っているものはかなり筋張っているのに、触ってもどれも割れませんでした。寒さがもっと募るまで、あとしばらくはパパパパパ!を楽しめそうです。

過去のきょう 2013 シマカンギク 2012 サルスベリ 2011 ゴレンシ(スターフルーツ) 2010 ゴシュユ 2009 ツルソバ 2008 リンゴ 2007 マンデビラ(ディプラデニア) 2006 ツタウルシ 2005 オトコヨウゾメ 2004 アキノウナギツカミ

| | コメント (0)

11月23日(日) ウオトリギ

141123uotorigi
元々は中国とか朝鮮半島に分布する木で、日本にはいつ渡来したかの記録がないようです。ただ、自生地がそちら方面なのであれば、所用の帰りに昔の人がそっと荷物に入れたことは容易に想像できます。
今回は美しい黄色と赤のコントラストに惚れはしても、まだ葉が緑のときからたわわな実に魅せられたはた衛門は、その人の生まれ変わりだったりして(笑)。
そう言えば、惚れたわりには花の仕組みが究明できないままでいることを思い出しました。この秋には今までと違う場所でもウオトリギを見つけたので、多重的な観察ができる可能性はあります。この木を我が国に持ち込んだ人の転生としてw(゚o゚)w、なんとかそのメカニズムを解きほぐしたいものです。

<補注> 問題解決の糸口にたどりつきました。(2016年7月22日

過去のきょう 2013 ムクロジ 2012 カラスノゴマ 2011 サンジャクバナナ 2010 オウゴンカシワ(ナラガシワ) 2009 ラクウショウ 2008 キカラスウリ 2007 シロウメモドキ 2006 ツルウメモドキ 2005 キカラスウリ 2004 ハクサイ

| | コメント (0)

11月22日(土) オヤマボクチ

141122oyamabokuti1
道端にいきなりドンとこんな花が現れると、野歩きがとても報われる気がします。なぜかガガンボがまとわりついていたので、うまいスケール代わりで、花が結構な大きさ(直径5~6㎝)であることがわかります。
アザミ類と同じで、いわゆる花びらがなく、雄シベの管のなかから雌シベ(先端の薄紫部分)が飛び出します。写真の花は遅くなって咲いたのでやや小型らしく、もう枯れて茶色くなった花はあと二回りほども大きいサイズでした。
141122oyamabokuti2
前に撮ったとき(別の場所)は元写真が小さくてわかりにくかった葉裏です。たしかに綿毛がモフモフしています。
141122oyamabokuti3
そして、やたら傷んではいても、ヤマボクチ類の見分けに必要な根もとの葉です。基部が食い込んでハート型なので、これはオヤマボクチでよさそうです。

<補注> オヤマボクチの花が豪華にそろった場面に遭遇しました。(2017年10月31日

過去のきょう 2013 シャコバサボテン 2012 エノキ 2011 アアソウカイ 2010 シマカンギク 2009 ホコリタケ 2008 コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア) 2007 ギンバイカ 2006 ナギ 2005 カリン 2004 オオモミジ

| | コメント (0)

11月21日(金) ヤマハギ

141121yamahagi
今ごろになればみんなが見上げて褒めそやしてくれるカエデ類と違い、晩秋のハギたちに目をくれる人はほとんどいません。かく言う自分も、この季節のハギを撮るのは初めてです。かなり哀れな姿の末路で、少しばかり心が痛みます。
薄くて柔らかい葉質なので、虫害だけでなく擦り傷にも弱いのでしょう。黄色の色合いは悪くはないので、次はもう少し状態のいい木に会いたいものです。
141121yamahagi_tane
ヤマハギらしいヤンチャに飛び出した花穂の「その後」は、やや地味な形でした。その成果品の一つを手に取ると、種を包んだ皮は薄く、ペリッと破れます。鳥に啄んでもらうのか自然落下に任すのか、散布タイプがやや想像しにくい形です。

<補注> 翌月末、別の場所で二番咲きしようとしている株に出会いました。(2014年12月27日)

過去のきょう ヒメイチゴノキ 2012 カナムグラ 2011 メガルカヤ 2010 ミツデカエデ 2009 アブラチャン 2008 アメリカヅタ 2007 カタバミ 2006 ヤポンノキ 2005 シロダモ 2004 ドウダンツツジ

| | コメント (0)

11月20日(木) ウバユリ

141120ubayuri1
スックと立った太くて硬い茎の上に、ドンドンドンとついた実が迫力です。この茎がもっと密集した場所を何回か探したものの、どうもこれくらいが限界のようです。
つまり、ウバユリはそれぞれがある程度の距離を持って生育するみたいです。住宅密集地に住む身としては、砺波の散居村までは無理として、せめてウバユリ程度には隣家との距離が欲しいものとうらやましくなります。
141120ubayuri2
さて、その割れた実のなかを覗くと、種をはさんだ薄片がトランプのようにギッシリと積み重なっていました。三つに裂開したその割れ目にはヒゲのようなスリットがあり、種が一気に飛び出さないように調整の役割をしているのでしょう。
141120ubayuri3
その種をスマホ画面(写真を拡大すると、実寸の約4倍)に載せてみました。少しの風が来るとヒラヒラと舞うように飛び立ちます。随分な数の種が散布されるわけでも、それがすべては育たないところも自然の賢さなのかと考え込んでしまいます。

過去のきょう 2013 房咲き水仙・ペーパーホワイト 2012 ナンキンハゼ 2011 メグスリノキ 2010 キチジョウソウ 2009 イワニガナ(ジシバリ) 2008 チシャ(レタス) 2007 オキザリス・フラバ 2006 レンギョウ 2005 ツリバナ 2004 チャノキ

| | コメント (0)

番外編 : 蜜蜂の巣(天然物)

141119mitubati
きのうに続いて、「うわ、びっくり!」の番外編です。
行き交う蜜蜂が前から後ろから自分をすり抜けるその数がすごくて、「やけに蜜蜂濃度(?)の高い場所だな」と不思議に思いました。肩口をかすめて飛んでいくその先がどうも同じ箇所で、前から来る蜜蜂もその辺から発進してきているようです。写真の白い物体は、ワタシを追い越して行った蜜蜂くんです。
そこには古い桜の木があり、太い幹が洞(うろ)になっていました。こわごわと望遠レンズで覗いたら、その深さはわからないけれど、外から見える場所だけでも蜜蜂がビッシリひしめき合っています。
「スズメバチ類とは違うから大丈夫!」と思う理性と、「いや、まかり間違って刺されたら、蜜蜂と言ったってヤバイでしょ」という本能が葛藤したあげく、こんな写真で我慢して、この場は退散しました。
熊さんのように、この穴に手を突っ込んでペロペロしたらさぞや幸せだったでしょうに、蜂にはもうすでに3回刺されている身です。これ以上刺される回数が増えると、アナフィラキーショックというヤツの確率がどんどん上がるらしいので、ウチに帰って蜂蜜湯をすすって、無念を晴らしました。

| | コメント (0)

11月19日(水) ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)

141119hanamizuki
近所の踏切に、このごろ青色LEDのライトが設置されました。ここはたしかにお花が飾られることが多くて、問題の場所ではありました。
抑止効果がどれほどのものかはわかりませんし、日中は灯っていないので、根本解決策ではないものの、不幸は一つでも減ってほしいものです。
さて、そんな「青」の鎮静効果に比べれば、「赤」には気分を高揚させる効果があるはずです。眼前のこれだけ広い面積が赤で占められると、多少湿った徘徊老人の心にも火が付こうというものです。

過去のきょう 2013 アレカヤシ 2012 マンデビラ(ディプラデニア) 2011/font> スズメウリ 2010 スイショウ 2009 ダンコウバイ 2008 ツノナス(フォックスフェイス) 2007 ドウダンツツジ 2006 ヒラナス(アカナス、カザリナス、ソラヌム・インテグリフォリウム) 2005 シロヨメナ 2004 ビワ

| | コメント (0)

番外編 : コスモス畑のオオスズメバチ

141118oosuzumebati
きょうの本題(ノダケ)のリンク先にオオスズメバチが登場していたので、20日ほど前の恐怖体験を思い出しました。なんと、ふつうのレンズ(18-55mm)でこんな大写しになる距離にオオスズメバチが「活躍」していたのです。
141118kibana_cosmos
そこは一面にキバナコスモスが咲き乱れる桃源郷だったのに、足下では陰惨な襲撃事件が勃発していたのです。まずこのギャングが狙ったのは、カマキリが捕まえていた芋虫でした。ガブリと噛みついた姿は「凶暴」のひと言です。
しかし、カマキリの抵抗にあってこの獲物が地面に落ちてしまうと、「てめえ、この!」と言わんばかりに、今度はカマキリを攻撃し出しました。
これでカマキリも仕留められなければ、矛先がこちらに来ること必定です。ことの結末を確認するのは諦めて、安全距離まで避難しました。このごろ、こんななんでもない植え込みでこの黄色いヘルメットを見ることが多くて、ちょっと嫌な気分です。

<補注> この記事とは逆に、オオスズメバチがオオカマキリに捕食されるシーンにも出会いました。(2017年10月2日

| | コメント (0)

11月18日(火) ノダケ

141118nodake1
花のときはなにがなにやら、ただ花序全体の紫色が迫力だなあ…と浅はかに眺めていました。しかし、その花がこうして種になって見ると、カメムシのような、どら焼きのような、花どきよりもさらにまた味わい深い姿を見せていました。
その実の先に残った2本の花柱(雌シベ)がチャームポイントです。この茎の脇に、まだ花をつけている茎(↓)がありました。
141118nodake2
上段が雌性期に入った状態の花序で、まだ白いままの2本の花柱が見えます。下段の花序がそれより若い雄性期の状態で、紫の花弁はまだ開かず、白い葯を持った雄シベだけがお茶目に飛び出しています。
さて、この種がこれからどうなるか、とか、咲くとすぐに散るという花びらをうまく写せるか、とか、ボンヤリ眺めていたノダケからいくつか宿題をもらってしまいました。

過去のきょう 2013 ホトケノザ 2012 ニガキ 2011 ビレヤ・シャクナゲ 2010 シマサルスベリ 2009 ヒオウギ 2008 スイレンボク 2007 エアーポテト 2006 フユノハナワラビ 2005 ムサシアブミ 2004 センリョウ

| | コメント (0)

11月17日(月) クスドイゲ

141117kusudoige
まるで季節を間違えたかのような写真です。野歩きにはそろそろ手袋が欲しくなったのに、写真中央の抜け殻はまるで生きているようで、惹きつけられました。
その抜け殻に導かれて葉に目をやると、これまた、季節が夏に戻ったようにイキイキしています。そして、葉の色つやの素晴らしさ(常緑樹)だけでなく、二等辺三角形を描いた直線的な枝ぶりも風変わりな雰囲気です。
さらに初めて出会ったこの木の名前を知ると、これはもう「面白い」を通り越して、完全に不思議の世界です。誤植ではないかと図鑑を疑う始末で、いやはや、これ(クスドイゲ)で間違いありません。
夏の終わりに咲く花(雌雄異株)もまた妙ちきりんな姿のようです。ただ、実らしきものが見当たらなかったので、どうやらこれは雄株のようです。

過去のきょう 2013 四季咲きバラ(ピンク・パンサー) 2012 シュウメイギク 2011 ペペロミア・オブツシフォリア 2010 島バナナ(バナナ) 2009 ヒッコリー 2008 ムラサキカタバミ 2007 チョコレートコスモス 2006 ウコギ 2005 ヨメナ 2004 ヒイラギ

| | コメント (0)

11月16日(日) コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア)

141116kodati_dahlia1訪れたホウジャクで花の大きさを判断すると、これは少し大型のコスモスかと思ってしまいます。しかし、左端に見えている蕾が「コスモスじゃないよ」と言っています。
じつはこれ、背丈をはるかに超える高さのコダチダリアです。もっとも、本来のコダチダリアは背丈どころか屋根より高くなるので、これは小型種なのでしょう。
141116kodati_dahlia2こちら(↑)がその「本来タイプ」です。こっちにもホウジャクは来ていたので、すっかりモノサシ代わりにしてしまいます。あ、口先のストローがクルンと巻いています。ヘの字になったり、まっすぐになったり、ずいぶん自由自在に動くストローです。
いえ、話はコダチダリアです。せっかく大きさを楽しむ種類なのに、そのなかでまた小さなものを作るなんて、シブイというかお馬鹿というか、果てしない世界です。

2013年のきょうゴシキトウガラシ(ハナトウガラシ)> 2012年のきょうイロハモミジ> 2011年のきょうカイノキ> 2010年のきょうキッコウハグマ> 2009年のきょうシオデ> 2008年のきょうアシ(ヨシ)> 2007年のきょうフユザクラ> 2006年のきょうコンギク> 2005年のきょうノコンギク> 2004年のきょうアブチロン

| | コメント (0)

11月15日(土) コクサギ

141115akasujikinkamemusi1好きな木のわりにはうまい写真が撮れなくて、コクサギを見つけるとしつこく眺め回して、良い構図を探します。そのしつこさがこのときは役に立ちました。
こんなのありですか! きれいという限界を超えています。
141115akasujikinkamemusi2いったいこれはなに? と調べたら、アカスジキンカメムシの幼虫でした。あ、この名前には記憶があります。この春、あまりに美しいその姿(↑)に惚れ込んだものの、たしかここには載せないままでした。幼虫のおかげで、遅ればせの登場です。
141115kokusagiおっと、しつこく写したコクサギの写真を忘れてはいけません。右右・左左のコクサギ型葉序、社寺建築の斗(ます)を思わせる実、その両方が淡く色づき始めていて、ようやく1枚のなかにコクサギのおもしろさを封じ込むことができました。

2013年のきょうコモチクジャクヤシ> 2012年のきょうオオバナノノコギリソウ> 2011年のきょうワイルドオーツ(ニセコバンソウ)> 2010年のきょうヘビノボラズ> 2009年のきょうコウカジュ> 2008年のきょうルリフタモジ(白)> 2007年のきょうイヌマキ> 2006年のきょうサイカチ> 2005年のきょうノコンギク> 2004年のきょうコセンダングサ

| | コメント (0)

11月14日(金) ヌスビトハギ

141114nusubitohagi1
失礼ながら、ヌスビトハギの黄葉が意外にもきれいで、目を見張りました。ただ、豆果は赤斑に熟しかけていて、これはあまりいただけない色合いです。
141114nusubitohagi2
ところが、こちらの実は斑には色づかず、きれに白茶に枯れつつありました。ただ、葉は痛みがあるし、クロロフィルの分解も遅れているようです。

秋の園遊会で、皇后様が「多様性」という言葉をお遣いになったのが印象的でした。あまり軽々しい言葉はお避けになるでしょうから、いかにもバタ臭いと思っていたこの言葉も、大和民族の「正しい」ボキャブラリーとして認証されたようです。
あの「多様性」は狸もいることを指していたようですが、次の園遊会では種間ではなく同一種にも多様性があることに触れていただきたいものです。各々の相違を受容する心があれば、イジメ問題も世界の紛争も、もっと減るような気がします。

<補注> こういう時事話題に触れると、数年してなんのことだったか思い出せなくなることがあります。そこであえて、「秋の園遊会で、歌手のイルカが着ていた着物の柄を、両陛下、特に皇后様が褒めた」ということを記録しておきます。

過去のきょう 2013 イエギク 2012 シロモジ 2011 トネリコ 2010 カラスノゴマ 2009 ミツデカエデ 2008 ヒシ 2007 ハツカダイコン 2006 ヒメノウゼンカズラ 2005 モッコク 2004 ウインターコスモス

| | コメント (0)

11月13日(木) アベマキ(とクヌギ)

141113abemaki
なかなか全身を一気には拝ませてくれないアベマキさんです。9月には、動物たちの食べ散らかしのおかげで、地面に落ちた葉とドングリだけ写しました。
あのときには近づけなかった幹に、今度はこうして触れることができました。ただ、周りの木に邪魔されて、上空の姿がさっぱり見分けできないのは相変わらずです。とりあえず今回は幹に思うさま接触できたレポートです。
プラスチックカードを樹皮に突き立てると、こうしてブスリと刺さります。これなら十分にコルクの代用になります。なお、カードを引き抜くと穴はすぐにふさがります。したがって、これは森の資源を損壊する行為ではないと弁明しておきます。
141113kunugi
樹皮だけでなく、葉やドングリも感じが似ているクヌギにも同じことをしてみました。ヤラセではなく、写った親指にマジに力が入っています。
しかし、カードは刺さるどころか、ヘタをすると折れ曲がりそうです。アベマキのふくよかさに比べたら、クヌギがまるで頑固爺のように見えてきました。

過去のきょう 2013 イヌビワ 2012 サルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ) 2011 アシボソ 2010 サルビア・エレガンス(パイナップルセージ) 2009 ヤブサンザシ 2008 ムシカリ 2007 コミカンソウ 2006 プレクトランサス・モナ・ラベンダー 2005 センニンソウ 2004 早咲きツバキ(西王母)

| | コメント (0)

11月12日(水) メガルカヤ

141112megarukaya
ものがたくさんあればうれしいというのは戦中戦後派の特徴で、もの余りの当節、豊かに育った若者には笑われそうです。それがたとえばありふれた野の草でも、こうして一面を埋め尽くした景色を見ると、ほのぼのと幸福感が湧いてくるのです。
メガルカヤは今回も含めて三度登場していて、そのなかではこの写真が最も早い時期の姿です。ということは、少なくても2カ月は野原をこうして飾ってくれるわけで、萱が生活資材ではなくなった現代でも、十分に大切な草ではあります。
それにしても、こんな好天に恵まれた日に限って、オガルカヤに出会うことがないのが不思議です。これはもう、縁というものを通り越して絶対数の違いに思えてきました。カマキリではあるまいに、雄は萱の世界でもはかない存在なのでしょうか。

2013年のきょうゴクラクチョウカ> 2012年のきょうバクチノキ> 2011年のきょうセイヨウニンジンボク> 2010年のきょうアコニット(セイヨウトリカブト)> 2009年のきょうヤブムラサキ> 2008年のきょうカキ(品種不明) > 2007年のきょうイチゴノキ> 2006年のきょうケンポナシ> 2005年のきょうハマギク> 2004年のきょうセイヨウアサガオ

| | コメント (0)

11月11日(火) ウワミズザクラ

141111uwamizuzakura
これはまた見事にバリンと割れたものです。冬の雪でやられたものか、いつかの大風を耐えかねたのか、こんなに太い幹部分が二股ともに折れるとは驚きです。
おかげで、林業には縁のない身でありながら、貴重なウワミズザクラの木目を観賞することができました。以前、雪折れしたソメイヨシノに出会ったことがあって、あの材質と同じように、このウワミズザクラの材も樺色を呈していました。
ふつうのサクラ類とは属違いだし、花もまるで桜とは思えない姿なのに、「芯はやっぱり桜なんだねえ」と、あらためて納得してしまいました。

2013年のきょうコハウチワカエデ> 2012年のきょうセンブリ> 2011年のきょうトマチロ> 2010年のきょうカイノキ> 2009年のきょうオシロイバナ> 2008年のきょうシュウメイギク(八重)> 2007年のきょう早咲きツバキ(西王母)> 2006年のきょうラッキョウ> 2005年のきょうミツマタ> 2004年のきょうウメモドキ

| | コメント (0)

11月10日(月) アイノコセンダングサ

141110ainokosendangusa
古いフォルダーのなかから、偶然にこのアイノコセンダングサを見つけ出したのは先月下旬でした。そんな昔の冴えない写真をリカバリーしておきます。
かつての写真は花にしか気が及んでいなかったので、今回はセンダングサ類の見分けポイントの一つである痩果にきっちりピントを当てました。二親であるコセンダングサコシロノセンダングサのそこが棒状でしたから、当然のように愛の結晶(?)の痩果も細くてスマートです。
先月の記事に、「このごろアイノコセンダングサを見かけない」と書いたばかりなのに、どうしてどうして、コセンダングサと並んで元気な姿を見せていました。

2013年のきょうツワブキ> 2012年のきょうユリノキ> 2011年のきょうツリバナ> 2010年のきょうウラジロノキ> 2009年のきょうトキリマメ> 2008年のきょうミドリハッカ(スペアミント)> 2007年のきょうトウゴマ> 2006年のきょうアザミゲシ> 2005年のきょうヒメツルソバ> 2004年のきょうユズリハ

| | コメント (0)

11月9日(日) コウヨウザン

141109kouyouzan
コウヨウザンはそもそも針葉樹なのですから、冬に葉を落とすことはないわけです。ただ、ここまで若葉というか若枝というか若幹というか、蘖(ひこばえ)がニュキニョキ出ていると、周りが病葉(わくらば)だらけの季節なので、異様な目立ち具合です。
写真左側の風格ある幹がお父さんで、その根もとからこんなヤンチャ坊主たちが芽吹いていました。果たしてこの子供たちが三人仲良くこのまま成長するものか、そのとき、こんなに近接したままだと「三本の矢の教え」は守りにくいだろうな、とか、それだけ子供が大きくなったとき、このお父さんは土に伏しているのだろうな、とか、コウヨウザンに鼻で笑われそうなことをクドクド考えながらシャッターを切りました。

過去のきょう 2013 カンレンボク 2012 ソバ 2011 ツメレンゲ 2010 キクニガナ(チコリ) 2009 アワコガネギク 2008 ジャコウソウモドキ 2007 シラキ 2006年 スズメウリ 2005 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2004 ダチュラ

| | コメント (0)

11月8日(土) オオハナワラビ

141108oohanawarabi1
去年、フユノハナワラビが林立(?)する場所を見つけて喜んだのに続き、今年はオオハナワラビが負けじとばかりに一面ニョキニョキの場面に遭遇しました。
「冬」群落は陽の当たりやすい刈り込まれた草地だったのに対し、今度の場所は大きな木に囲まれた、やや陽射しに乏しい空き地でした。つまり、競合する草が人工的に勢力をそがれた形と、もともとほかの草が入り込みにくい環境という違いはあっても、結果的にはどちらもハナワラビ属にとってはうれしい場所なのでしょう。
141108oohanawarabi2
また、陽射しが乏しいとは言っても、このように栄養葉に光線が届く時間帯があることもポイントではあろうと思います。じつに微妙な具合でハナワラビ属のコロニーは成立するわけで、こんな場所こそ世界遺産にしてほしいものです。

2013年のきょうエドギク> 2012年のきょうカキノキ> 2011年のきょうジュウガツザクラ> 2010年のきょうツルナ> 2009年のきょうヤマツツジ> 2008年のきょうイロハモミジ> 2007年のきょうオナモミ> 2006年のきょうサルノコシカケ> 2005年のきょうイロハモミジ> 2004年のきょうヨウシュヤマゴボウ

| | コメント (2)

11月7日(金) マメイヌツゲ

141107mameinutuge
イヌツゲから園芸改良された品種で、標準的にはマメイヌツゲ、園芸的には単にマメツゲとかあるいはタマツゲとか称するようです。
生け垣にしてきっちり刈り込むと、春の小さな若葉が金色に輝いてきれいです。その葉のサイズから「マメ」と呼ぶのかと思ったら、豆の本当の由来は丸く盛り上がったこの葉の形にありました。
また、刈り込まれた生け垣では気づいたことのなかった実なのに、自然に育っていたこの木にはところどころにこうして黒々したかわいい姿がありました。
かつてふつうのイヌツゲの実を試食したことがあり、その味は舌にこびりついているし、今回は数も疎らなこともあって、「試食に及ばず」としておきました。

2013年のきょうシラカシ> 2012年のきょうリンドウ> 2011年のきょうオオバシコンノボタン(アツバノボタン)> 2010年のきょうサルビア・インボルクラータ> 2009年のきょうヒラミレモン> 2008年のきょうハヤトウリ> 2007年のきょうノアサガオ> 2006年のきょうハマナス> 2005年のきょうノジギク> 2004年のきょうハヤトウリ

| | コメント (0)

番外編 : 果報の待ち方

141106mazuhasyoujin
寝て待つことが苦手な小心者のワタシを励ますようなお言葉です。このお寺の住職さん、もしやあの「果報は寝て待て」という格言を最初におっしゃった人?(笑)
いいこと言われたとばかり、檀家の皆さんが寝てばかりいるようになったので、ちょっと前言撤回というか言い足しというか、「やっぱり真面目にやろうね」と…。

精進が大切なりと小働き
寝て待つ果報となんの差も無し

こんな風に脇に書こうかとしたものの、仏罰が怖くてイタズラはやめておきました。

| | コメント (0)

11月6日(木) ササクサ

141106sasakusa
トボケたというか、投げ槍な名前です。その脱力したネーミングに、こちらも力が抜けてしまいます。とは言うものの、たしかにこの葉はほとんど笹です。
長くのびた花穂が目に入れば、笹とは違うものであることがわかるのとは言え、野道で今まで気づかずに通り過ぎた回数はいったいどれほどあったやら…。
そして、上に「ほとんど」と書いた葉も、その気で見れば笹のように毛羽立っておらず、形も先のすぼまり具合が笹と違っていました。笹よりも一段柔らかな感じがするので、和風のお庭の下草にすると、さりげなく優しい雰囲気が出そうです。

2013年のきょうサガギク> 2012年のきょうハウチワカエデ> 2011年のきょうヒメイチゴノキ> 2010年のきょうシロバナキツネノマゴ> 2009年のきょうオオミサンザシ> 2008年のきょうイシミカワ> 2007年のきょうオオオナモミ> 2006年のきょうアキノノゲシ> 2005年のきょうムベ> 2004年のきょうヤツデ

| | コメント (0)

11月5日(水) ツルウメモドキ

141105turuumemodoki
実のつき具合はよろしくないし、黄葉だってまだまだという段階だし、はもちろんもう終わっているし、いったいツルウメモドキのなにを撮ろうとしたのか、あとから自分でもわからなくなりそうな写真です。
狙ったポイントは画面右端の枝(幹)です。この部分(地上4m)でさえ直径5cmはある太さで、根もとの主幹は軽く10cm超えでした。ツルウメモドキとは、名前どおりに蔓で、ヒョロヒョロとほかの木やら崖やらを這うもの…と思っていた頭に鉄槌です。
そうわかってから過去掲載の写真を見直したら、たしかに蔓とは呼びにくい太い枝が何本も写っているものがありました。「視れども見えず」のボンクラ眼を反省するのはいつものことでありながら、このごろは反省よりも先に「時を経てわかることがあるのも、長い人生の楽しみだろうさ」という開き直りを呟くようになりました。

過去のきょう 2016 ヒメショウジョウヤシ 2015 アマメシバ 2014 ツルウメモドキ 2013 トウネズミモチ 2012 チチコグサ 2011 タチシオデ 2010 マコモ 2009 ヤブミョウガ 2008 セイタカアワダチソウ 2007 ヒメバレンギク 2006 センボンヤリ 2005 ヒヨドリジョウゴ 2004 ナンテン

| | コメント (0)

11月4日(火) ミズタマソウ

141104mizutamasou
なにかの一つ覚えのように、今まで3回の登場はすべて9月のほぼ中旬(1回目2回目は9月21日、3回目は9月11日)ばかりでした。それこそ年々歳々花相似というもので、どの写真もおっつかっつ、代わり映えがありませんでした。
そこからすると、今年はまるで呪縛から逃れた新境地…などと大げさなことではなく、きれいに枯れ上がったミズタマソウの集団を見つけました。さすがに水玉の風情は失ってはいても、これはこれで枯淡の美といったところでしょうか。
以前、枯れたコセンダングサだらけの野原を眺めていたら、脇をイタチが走ってびっくりしたことがありました。このミズタマソウの実を運んでくれるトランスポーターも現れてくれないものかと待ってみたのに、この日はちょっとお休みだったようです。

過去のきょう 2013 フユノハナワラビ 2012 カツラ 2011 ジョウリョクヤマボウシ 2010 マルバノキ 2009 アブチロン(黄花) 2008 ザクロ 2007 キャラボク 2006 アイ 2005 サネカズラ 2004 ヒメツルソバ

| | コメント (0)

11月3日(月) ナナコバナ

141103nanakobana1
手品のタネを知っていると、やや興ざめするのと同じで、萼がグングン大きくなって赤くなるのを知っていたのは、思えば少しだけ不幸でした。もし予備知識なしでこのシーンに出くわしたら、「オ、あの花、なんだぁ」などという驚きを味わえたでしょうに。
そこで、自分の頭をシャッフルしてもう一度この木を見ると、今の時期にチラホラと返り咲きの花を見せるヤマツツジよりは豪華な景色に思えてきました。
141103nanakobana2
その「花」にグッと近づいても、ナナコバナの(あるいはスイカズラ科の)性質を知らなければ、これを本当の花だと思っても不思議ではありません。もともと、萼が花びらに見える草木は多いわけで、そう思えばナナコバナもふつうの木…などと屁理屈を持ち出すのは愚の骨頂で、「おお、きれいだなあ」とはしゃぐのが一番です。

過去のきょう 2013 サルビア・グアラニチカ(メドーセージ) 2012 リュウノウギク 2011 ネリネ 2010 ウキクサ 2009 フジバカマ 2008 エビヅル 2007 ハイアワユキセンダングサ 2006 タコノアシ 2005 サワフタギ 2004 クチナシ

| | コメント (0)

11月2日(日) カワラノギク

141102kawaranogiku
薄紫の花をつけた野菊を見ると頭が痛いとは言っても、この草姿と葉の形なら悩むことがありません。スッと高い背丈や、細いヘラのような葉が独特です。
ただ、この菊には別の悩みがあります。生育環境である河原が、ダムや護岸工事のせいで失われてしまい、今や絶滅危惧種となっているのです。
このことに気づいた人たちが、90年代から保護活動に励んでいてくれるおかげで、やや息を吹き返したようではあります。人間の都合だけを優先して自然を破壊してきたツケは大きな土砂災害などで明らかです。これからは、川に鮎が戻り、河原にこの花が咲き乱れる環境を取り戻すために、人間の叡智を役立ててほしいものです。

過去のきょう 2013 リンドウ 2012 クヌギ 2011 オオデマリ 2010 カエンキセワタ(レオノティス) 2009 ジョウリョクヤマボウシ 2008 ジャケツイバラ 2007 ルリフタモジ 2006 オリヅルラン 2005 クフェア・タイニーマイス 2004 ユリノキ

| | コメント (0)

11月1日(土) コブクザクラ

141101kobukuzakura
今ごろ咲く桜は、十月桜かな、子福桜かな、と近づいて、この写真の距離まで来ると子福桜であることがわかります。十月桜よりも、花が分厚い感じです。
そんな花は、名前の由来である雌シベまで含めて、もう馴染んだつもりなのに、未だによくわからないのは、この手(二度咲きタイプ)の桜の葉のリズムです。紅葉しながら花を咲かすこともあれば、今回のように全落葉のあとの開花もあるのです。
このわかりにくい性格は十月桜も同じです。葉が落ちないまま色づくときはふつうの桜と紅葉時期が同じなのに、きょうの写真のように全落葉する場合、ふつうの桜よりは葉を落とす時期がずっと早いことになります。
そんな全落葉したこの木が葉を落としたとき、その葉は紅葉して落ちたのか、あるいは緑のまま落ちたのか、次はそんなチェックもしてみたいものです。

過去のきょう 2013 マテバシイ 2012 ヤマラッキョウ 2011 キッコウハグマ 2010 セキヤノアキチョウジ 2009 ナンキンハゼ 2008 アカカタバミ 2007う アブラツツジ 2006 ナギナタコウジュ 2005 ススキ 2004 ガガイモ

| | コメント (0)

« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »