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番外編 : OSの強制更新

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くっそー、やられてしもぉた! PCを使っているとき、ときどき画面が暗くなって、「8.1にしましょうよ」というお誘いが来てはいたものの、ずっと無視していたのです。
去年の暮れ、一度不調になった「8.0」を修理して、その後快調だし、特に8.1にする必然性はありませんでした。しかも今年の元旦に怒りの記事を書いたように、「8.1乗り換え勧誘」の強引な手口にはかなり反感を持っていたのです。
そんなわけで、幾度もの勧誘をスルーして来ていたこの水曜日、朝、起動ボタンを押して、ふと気づいたら、画面が妙なことになっています。ワヤワヤと、なにか設定し始めています。やられたぁ! 完全に無許可で、いきなりOS更新です。

で、強制的にOSを書き換えられた結果はどうかと言うと、まあ、目くじら立てるほどのことはなかったか、と…。まずは、悪評高かったタイル画面が出てきません。起動するとタイル画面になった8.0と違い、7までと同じデスクトップ画面が出ます。
そのタスクバーの左隅にはスタートボタンの代わりのつもりなのか、ウィンドウズマークが置かれました。これをクリックするとタイル画面に変わるだけではあっても、その右上端には電源ボタンが置かれ、ここからシャットダウンができるようになりました。
つまり、8.0でブーイングが出ていたところは、一応素直に手直しをしたようです。だがしかし、そんなこと、いまとなってはなんの問題でもなくなっていたのです。たとえば、「設定」から入るのでビックリしたシステムのシャットダウンだって、Alt+F4に慣れてしまえば、いちいちマウスを操作しなくてもよくて、少し賢くなった気さえしていました。
そんなワケで、今回の「強制」更新はかなりのお節介としか言いようがありません。加えて、自分のPCに勝手をされた屈辱感も漂います。ただ、更新による支障はいまのところ出ていません。というか、タイルのデザインが前よりもさらにお子様チックになった以外、表面的には変わったと思うところがありません。

しかし、つくづく考えると、我々はマイクロソフトにここまで支配されているわけです。「埼玉のはた衛門のヤツ、まだ8.0のままだよ。もう更新しちゃおうか」ってなもので、管理されているのがOSのバージョンだけという保証はどこにもありません。
それでも相手がMSなら、市役所に個人情報を把握されているのと同じかなと思ったり(ごく個人的な感覚です)しても、問題はそうではないアプリメーカーもあることです。噂に寄れば、某国製のものはソフトだけでなくPCまで危険だとか…。
要は君子危うきに近寄らずで、自衛するしかないわけなのに、今回はそう思って避けてきたOS更新(ウイルス防衛とかではなく、面倒回避のため)をあっさり実行されてしまったのが正直ショックでした。一般素人の自衛策なんて屁の突っ張りにもならないことをしみじみ感じます。
今回のOS強制更新は、そんなPC世界の恐ろしさと我が身の非力さを思い知らせてくれたことが最大にして唯一の効果でした。

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