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10月28日(火) ムクゲ

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ムクゲの開花期間の記録更新です。今月初めに八重種(ルーシー)を取り上げたとき、あれが最後まで咲き残った品種だと思っていたのです。ところが、ルーシーが完全に花を終えているのに、まだ、しかもとても盛大に咲いている木がありました。
ここだけ見ればまるで夏です。なのに吹く風はヒンヤリして、視覚と皮膚感覚がうまくシンクロしなくなります。もっとも、どこを探してもほかにはムクゲの花を見かけないので、このピンクの一重がムクゲの最終ランナーだとは思います。
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さて、きょうムクゲを取り上げたのは、時期的なこと以外の目的もあります。2カ月ほど前に、文字だけの説明で済ませた雌シベと雄シベの構造を確認することです。
ムクゲ(一重種)の雌シベ・雄シベは、まるで両方兼ね備えた一つの器官のように、ズドンと突き出ています。しかし、よく見ると雄シベの花糸が雌シベの花柱に沿うようにして重なっているのです。
一本の雄シベを引っ張ると、まるでカニカマのように花糸がはがれます。この仕掛けの意味はさっぱりわかりません。面白いつくりがあればあるものです。

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