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9月30日(火) ナナコバナ

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まだ珍しい木なので、雨の日の冴えない写真でもかまわず、とりあえず載せたのが今月11日のことでした。次はいつ会えることかと思っていたら、まったく別の場所で、拍子抜けするほどあっさりと、しかも絶好の天気の日に会うことができました。
まずはその純白の花です。香りがいいと聞くのに、これだけ近づいてもそれは感じませんでした。2時ごろだったので、朝のうちでないといけないかもしれません。
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うれしかったのは、この木の特徴である赤い萼がすでにでき始めていたことです。開花のときは本当に小さな緑の萼なのに、花を落とすとこうしてグンと大きくなり、しかもきれいな赤(濃いピンク)に色づくのです。
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そして今年のお約束である訪花昆虫の写し込みです。先日の木に来ていたものよりやや豊満な体型ではあっても、どちらもアブでしょうか。大きなお目々と透き通った翅がとても印象的でした。

過去のきょう 2013年 コブシ 2012年 トウガラシ(八ツ房) 2011年 アシ(ヨシ) 2010年 ヒメムカシヨモギ 2009年 シモバシラ 2008年 ホソバヒイラギナンテン 2007年 リンドウ 2006年 ミドリマイ 2005年 コスモス 2004年 オオオナモミ

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9月29日(月) コウモリカズラ→アオツヅラフジ

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<2017年5月31日記事訂正> とんでもないミスをしていました。コウモリカズラの実に憧れすぎたあまり、ただのアオツヅラフジの実をコウモリだと思ってしまったのです。
あらためてコウモリの雌株の花穂を見ると、形が全然違いました。
この秋のリベンジを誓いつつ、この記事のタイトルを修正します。例によって、下の間違い記事は戒めのためそのままにしておきます。
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思わぬ収穫でした。コウモリカズラが花をつける時期、この場所には雄株しかなくて、とりあえず雄花の写真だけ載せたのが4年前の春でした。
それなのに、同じ場所に今年はこうして実がありました。あのときも、もしかしたらここには雄株だけでなく雌株もあったのか、我が眼力のなさに失望です。というよりも今年の春だってここはチェックしたはずなのに、雌花はなかったと思うのです。
考えられることは、雌雄の花がズレて咲く性質です。あるいは雄花に比べてやや地味な雌花を見逃しているだけか、来春、「なぁ~んだ!」と叫んでみたいものです。

過去のきょう 2013年 マツヨイグサ 2012年 ククイノキ 2011年 ナツユキカズラ 2010年 スズムシバナ 2009年 オオハナワラビ 2008年 クロサンドラ 2007年 マイヅルソウ 2006年 ハエドクソウ 2005年 ヒガンバナ 2004年 ハゼラン

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9月28日(日) ナンテンハギ

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夏の暑い盛りにもナンテンハギの花は見かけたし、長いこと咲いているなあ、と自分の過去記事を調べたら、あれまあ6月中旬に花を写していました。3カ月くらいの花期で驚いてはいけなくても、野生の花としてはかなり長い方でしょう。
というより、まだまだ蜜がたっぷりの花盛りのようで、虫さんが引きも切らずに訪れていました。そんな虫の間にも力関係のあることが今回の確認点です。
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まずはチャバネセセリが円らな瞳で吸蜜していました(1枚目写真)。と、そこへ胴の長い蜂がやってきて、一瞬面白いツーショットになったのです。ところが、シャッターが落ちるよりも早く、セセリは逃げ去り、この花は蜂に占領されてしまいました。
もお、こういう奴っているんだよなあ。花はたくさん咲いているのに、わざわざ他人を押しのけて我がもの顔をする輩…ときのうと同じような感想になってしまって、はた衛門さん、なんだか人生にお疲れのご様子です(笑)。

過去のきょう 2013年 ヒッコリー 2012年 ツルマメ 2011年 メヒシバとオヒシバ 2010年 セイヨウカラハナソウ(ホップ) 2009年 シオン 2008年 チョウジタデ 2007年 カンボク 2006年 ヤマジノホトトギス 2005年 ケイトウ 2004年 セイタカアワダチソウ

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9月27日(土) ラクウショウ

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植物の根なら土のなかで横とか下にのびていくものでしょうに、この根は空に向かってのびるのだから酔狂と言うか、疲れる話です。
別名がヌマスギ(沼杉)というくらい湿地が好きで、写真の背景にも池の水面が写っています。要は地中の根では呼吸ができにくいので、根が空中に出てくる(気根)わけはわかっても、だったらそもそも湿地を避ければ良さそうな気がします。実際、風貌の似たメタセコイアならこんなジメジメした場所では見かけません。
人間なら差し詰めクレーマーだなあ、と冷たい眼で見ようとしてハタと気づきました。あまり水気のない土地ならラクウショウも気根を出さないのです。つまり、気根という武器があるからこそ、ほかの樹木が避けるような場所でも育つのです。
そんな機能のないメタセコイアは生きた化石と言われるように一度は絶滅しかけたわけで、やっぱり人からどんな眼で見られようと、クレームつけまくりで我が儘に生きる方が強いのかと、人生の教訓を教えられた気がします。

過去のきょう 2013年 ヒガンバナ 2012年 ダンコウバイ 2011年 シラカシ 2010年 イガオナモミ 2009年 ヤブラン 2008年 アメリカアゼナ 2007年 ミズカンナ 2006年 ヒデリコ 2005年 ホオノキ 2004年 ペンタス

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9月26日(金) ツノナス(フォックスフェイス)

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大きな葉が光を遮ることを理由に、冴えない写真でお茶を濁していたツノナスを「これでもか」と写すことができました。花びらの紫と雄シベの黄色の対比が鮮やかです。雌シベの先の緑色がかわいいし、花びらが毛深いこともよくわかります。
後方には少し前に咲いて花びらがカールしたものもあるし、蕾も写っているし、膨らんだ緑の実もあって、我ながらうまい具合に撮れました。
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少し引くとこんな案配で、先年、言い訳材料にした葉は行儀良く花や実の邪魔にならないようについていました。なにごとも勝手な物言いは控えねばなりません。
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反省ついでに、緑から黄色へ変わる途中の実も写しました。この色合いだと狐(フォックスフェイス=園芸名)ではなくカナリアだなあと思ったら、なんとカナリアナスという別の名前もあるのでした。この時期なら、そう呼びたい気持ちがわかります。

<補注> 刈り取られたりしなければ、この実はとても長い間、茎にとどまることがわかりました。(2015年2月23日

過去のきょう 2013年 ホオノキ 2012年 ショクヨウギク(料理菊・もってのほか) 2011年 キャットミント 2010年 フウトウカズラ 2009年 リンボク 2008年 ヒメクグ 2007年 ジャコウソウ 2006年 ヌスビトハギ 2005年 アレチヌスビトハギ 2004年 コブシ

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9月25日(木) オオモクゲンジ

140925oomokugenji1きのうに続いて女郎蜘蛛の登場です。ただ、この写真は蜘蛛を狙ったのではなく、その巣に引っかかったオオモクゲンジの花びらが面白くて撮りました。
商売道具の巣にこんなものがまぶされたら迷惑でしょうに、特に除去作業に出かけるでもなく、蜘蛛は巣の中央にデンと構えて、案外と鷹揚なものです。
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さて、空を見上げてみると、たしかにハラハラと花びらが降ってきます。「大」モクゲンジとはよく言ったもので、じつに雄大な木です。
しかし、この木には今月初めに首を傾げることになった袋果がありません。問題の木とはまるで別の場所なので先日の「不思議」の解決には一向に役立たなくても、これがふつうのオオモクゲンジのリズムであることは再確認できました。
ところで、写真には小さな黒点がたくさんあって、またセンサーが汚れたかと思ったら、写真ごとにその位置が違いました。たくさんの蜂が飛び交っていたわけで、これも今年のマイブームである訪花昆虫シリーズの一枚ということになります。

過去のきょう 2013年 エゴマ 2012年 ムクロジ 2011年 スダジイ 2010年 オニバス 2009年 ヒオウギ 2008年 クサネム 2007年 オオモクゲンジ 2006年 ハナセンナ 2005年 シロシキブ 2004年 フウセントウワタ

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9月24日(水) オトコエシ

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掲載のたびに少しずつ男ぶりを見直しています。最初は仲間のオミナエシと比べて親しみがないせいで、どう写していいかわかりませんでした。
二度目にどうにか花をアップでとらえ、葉と茎もそこへ入れ込みました。そして三度目は蝶を主役に、お遊び写真にするほどオトコエシは見慣れてきたつもりでした。
しかし今回、野道で出会ったこのオトコエシには目を見開かされました。「男」という名前につい引っかかりがちでも、いえいえどうして、華麗な美しさです。
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…と、「きれいだなあ」でやめておけばいいのに、やっぱりオチが欲しくなります。男郎花に女郎蜘蛛、まるでここは歌舞伎町かと一人でニンマリです。
そう言えば、山道では棒きれで蜘蛛の巣を払いながら歩くことが多く、いつも蜘蛛さんたちには「ごめんね」ばかりです。たまにはこうして写真に取り上げて、ふだんの罪滅ぼしをしたつもりになっておきます。

過去のきょう 2013年 ナンキンハゼ 2012年 シュロソウ 2011年 オカボ(イネ) 2010年 ヌルデ 2009年 ミズワラビ 2008年 ダンドボロギク 2007年 サンゴジュ 2006年 カラスノゴマ 2005年 アスパラガス 2004年 シュウカイドウ

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9月23日(火) タムシバ

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いかにもモクレン科らしい実に目を惹かれました。ただ、モクレンコブシにしてはそのサイズが小さめです。また葉身がスマートで、先が尖っています。これらはタムシバの特徴で、花の時期ではなくても見分けの頼りになります。
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その花の芽がもう来春の準備を始めていました。冬越しのために厚い毛皮をまとっています。そんな花芽を写そうと見上げて撮ったおかげで、思わず葉裏も写せました。このように裏側が白っぽいこともタムシバの特徴の一つです。

<追録> 上の記事より3カ月早い季節に、もう少し様子のいい写真を撮っていました。(撮影:2014年6月26日)
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過去のきょう 2013年 オオベンケイソウ 2012年 サネブトナツメ 2011年 アカメガシワ 2010年 オオバチドメ 2009年 ヤブマメ 2008年 アゼナ 2007年 シナアブラギリ 2006年 コナギ 2005年 ヤブツルアズキ 2004年 ナナカマド

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9月22日(月) トレニア(ハナウリクサ)

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蜂にもきれい好きなヤツっているのかなあ…と、しばらく眺めてしまいました。この蜂さん、花筒のなかには絶対に潜り込まず、どの花に行っても、こうしてガバッと馬乗りを決め込むのです。どうやら花弁と萼の隙間から蜜を吸っているようです。
トレニアにしてみれば、花のなかに入って花粉まみれになってもらわないと、虫を受け入れる意味がありません。これでは完全に無料奉仕です。
もしかして、外から揺すってもらうだけで自家受粉はできてしまうのでしょうか。ただ、できれば他の花へ花粉を届けてほしいはずで、なにやら不憫です。
などと思いながら、無慈悲にも花を一つ摘んでみました。その萼を剥いて花弁の付け根を舐めてみると、なんにも味はしません。ワタシの舌が鈍感すぎるのだとは知りつつ、花と虫の織りなす世界はなかなかに異次元ではあります。

過去のきょう 2013年 イタビカズラ 2012年 ハブソウ 2011年 アレチヌスビトハギ 2010年 ノチドメ 2009年 アカネ 2008年 ツユクサ 2007年 カワラケツメイ 2006年 チヂミザサ 2005年 オトコヨウゾメ 2004年 ミヤギノハギ(ナツハギ)

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9月21日(日) ヒノキアスナロ

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今場所の遠藤くんは、どうも協会のイジメ(?)に遭っている感じで、地元・穴水は盛り上がりに欠けていました。そんな悲しい状況に、「くじけるなよ」と言いたげに、能登のヒノキアスナロは海を見つめて屹立していました。
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このヒノキアスナロは、能登ではアテと呼ばれます。輪島塗のベースとして、なくてはならない木です。そして、その端材(薄片)に味噌を塗り、囲炉裏端で焼いたものは木端(こっぱ)味噌と言い、林業関係の人々に愛された日常食でした。
じつはワタシの甥っ子が、この春に東京から能登・三井(みい)に移り住み、里山保存や町おこしに励んでいます。木端味噌の売り込みには特に力が入っていて、ときどき東京にも売り込みに来ているようです。
うらやましいほどの行動力で、ワタシも若ければ少し手伝いたいところながら、「そんなのアテにしてないよ」と甥に笑われそうです。

<補注> ヒノキアスナロはアスナロの変種で、青森檜葉として有名です。能登のアテはその青森から移植して造林したもののようです。本来のアスナロの葉は幅広なのに対し、アテの葉はやや鋭い感じがしました。

過去のきょう 2013年 ツルリンドウ 2012年 ヤマグルマ 2011年 カラスザンショウ 2010年 ハダカホオズキ 2009年 ケツユクサ 2008年 ミズタマソウ 2007年 ミズタマソウ 2006年 ヤマハギ 2005年 オトコエシ 2004年 ナツメ

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9月20日(土) カラムシ

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もうわかったつもりでいる草木でも、見るたびに新しい発見はあるものです。去年、恥ずかしげもなく、「毛虫以外には訪れる虫もない」から「たぶん風媒花」だろうとしたカラムシの花(雌花)のなかで、こんな宝石のように煌めく昆虫がうごめいていました。
ただ、いくら待ってもこの美人さんは雄花には向かわなかったし、そちらには同輩さんもいなかったので、虫媒花説が確立したわけではありません。今回は、前の記事の「訪れる虫もない」という部分だけを訂正しておくことにします。
さてこの美人さんです。コガネムシの種類かなとは思うものの、門外漢にはさっぱり調べがつきません。草木と違って、勝手に裏返したりできないし、なにせゆっくり写させてくれないので、手がかりがまったく不足です。
野山ではときどき虫屋さん(昆虫撮影がご趣味)らしき人にも出会うもので、今後は敬服の眼差しでその背中を見送ることにします。

過去のきょう 2013年 ムラサキナツフジ(サッコウフジ) 2012年 オトコエシ 2011年 マコモ 2010年 キセワタ 2009年 マルバハッカ(アップルミント) 2008年 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2007年 ソテツ(雄株) 2006年 アシタバ 2005年 シロシキブ 2004年 フジバカマ

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9月19日(金) マキエハギ

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3年前にもマキエハギは取り上げたものの、画像が少しお粗末でした。その小さな姿が雑然とした背景に埋もれていると言い訳していたのに、今回も被写体のサイズや生息環境には大差ありません。ただ、陽光に恵まれた分だけすっきり撮れました。
これでもハギかと思うくらいに、背丈は人の脛ほどにとどまります。当然ながら、周りの草や低木にどうしても紛れやすい存在です。
それでもマキエハギを見つけられるのはこの白い花のおかげであり、その花を混沌から突出させている長い花柄が大きな目立ちポイントです。前回は、マキエハギの名前の由来をいい加減に推測していて、今回真面目に調べたら、牧野博士が「細い花柄が直線的にのびている有様が蒔絵の筆法を思わせる」と教えてくれました。

過去のきょう 2013年 シシオクマワラビ 2012年 テウチグルミ 2011年 サンシュユ 2010年 アオハダ 2009年 フジマメ 2008年 カラスウリ 2007年 カゼクサ 2006年 ミズキンバイ 2005年 シロバナマンジュシャゲ 2004年 ツリフネソウ

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9月18日(木) オジギソウ

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「びっくりしたなぁ、もう」という古いギャグが口をつきました。あのかわいいピンクのポンポンがこんな毛むくじゃらの豆になるなんて、まるで予想ができませんでした。
そう言えば、オジギソウはマメ科でした。素性がわかってみれば、この変化は当たり前のことと納得です。
面白いのは豆の莢の先端です。白くて尖った細い糸が残っています。これはたぶん雌シベの残骸です。つまり、莢のなかの豆は1個1個が受粉したものではなく、マメ科植物の莢(子房)のなかには初めから3~4個の種子が仕込まれているようです。
これは別にマメ科に限らず、オガタマノキの実を見たときも、あのゴツゴツした袋果が一つの花からできるとは信じにくかったのです。しかし、1本の雌シベが複数の種子を稔らせることは、考えてみれば不思議でもなんでもないわけです。硬かった我が頭をオジギソウにチョチョンとつつかれました。

過去のきょう 2013年 シロバナヤマハギ 2012年 センニンソウ 2011年 オオバコ 2010年 キレハノブドウ 2009年 ボントクタデ 2008年 ノダケ 2007年 ヒトエスイフヨウ 2006年 タカサブロウ 2005年 ヒガンバナ 2004年 シキミ

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9月17日(水) キハギ

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ヤマハギやらミヤギノハギやら、ほかのハギもだいたいは木本なのに、なぜキハギだけを「木」呼ばわりするのか、ついこのごろまでいささか不思議でした。浅学の身にありがちな理屈先行というヤツです。
そんな屁理屈は、場数や経験の前では雲散霧消するわけです。何度もキハギに出会ううち、たしかに木質化した枝がこうまで樹冠に露出するのはほかのハギにはない特徴であることがわかってきました。
もちろん、この花色(白に紫のスポット)もキハギ独特のものです。この木を探して焦りまくっていたころには、それらの特徴は単なる目印に過ぎませんでした。このごろようやく、キハギをキハギとして美しく眺められるようになってきたようです。
などと自己満足していると、どうせまたわからなくなって焦るというのに…。

過去のきょう 2013年 ベニシダ 2012年 ヒトエスイフヨウ 2011年 キミガヨラン 2010年 トウゴマ 2009年 トウガン 2008年 コバノカモメヅル 2007年 ハシカグサ 2006年 コウヤマキ 2005年 ヌルデ 2004年 ワレモコウ

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9月16日(火) シュウブンソウ

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1年前の恥をリベンジです…というほどの写りではなくても、去年は文字で補った花の構造について、少しは目でわかる程度になりました。
それよりもうれしかったのは、最初のときは野道で見つからず、ついに植物園のお世話にならざるを得なかったのに、今回は道端でワサワサという状態に出会えたことです。レア物かと思っていたので、いい意味の肩透かしでした。
そんな自生状態を見て、この花の写しにくさを納得しました。どうもこのシュウブンソウというのは陽向が嫌いらしいのです。植物園の植栽場所もそうだったし、この群生場所もなかなか陽が回ってきそうにないところでした。
さらにこの花の小ささ(直径5mm前後)です。うまく撮れない要素がダブルになっているわけで、そう思って見れば、この程度の写真でもOKとしておきます。

過去のきょう 2013年 ミケリア(ミケリア・マウダイエ) 2012年 ママコノシリヌグイ 2011年 マルバアメリカアサガオ 2010年 ミズアオイ 2009年 カンレンボク 2008年 モミジガサ 2007年 アオツヅラフジ 2006年 サルスベリ 2005年 ヒネム 2004年 ツルボ

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9月15日(月) ミツバウツギ

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花の命は短くて、あとはいつでもツノばかり…と、出だしは林芙美子を気取ってみても、後半は川柳の風情になりました。5月に楚々とした白い花を見せてはくれても、それを写せる期間は本当に短いのです。
そこにいくとこの実は、そもそも5月にはもう姿を見せ、冬枯れのころまで、こうして2本のアンテナで徘徊老人を引き寄せます。魅せられるのはなにも老人には限らないようで、黒と金の彩りがゴージャスな虫さんも、ここで寛いでいました。
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ふつう、こういったツノや棘は通りかかる獣にひっつくためにあるはずなのに、ミツバウツギの実のツノはどうもそれには不向きです。何にでも意味を見いださないと落ち着かない狭量な人間をあざ笑うように、小癪な実は風に揺れていました。

<補注> 1枚目写真の昆虫はアカスジキンカメムシの2齢幼虫と思われます。

過去のきょう 2013年 ヒメガマ 2012年 イイギリ 2011年 エノキ 2010年 マルバチシャノキ 2009年 ソクズ 2008年 ヤマジノホトトギス 2007年 コボタンヅル 2006年 トキリマメ 2005年 ホワイトベルベット 2004年 タラノキ

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9月14日(日) ツリガネニンジン

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前に取り上げたツリガネニンジンの写真が、この草を理解するにはかなり不足のあるものだったので、今回はその補足です。
まずはツリガネニンジンの特徴である長く突き出た雌シベです。前回は時期的に少し早かったせいか花筒が開いておらず、当然に雌シベも見えていませんでした。今回はその雌シベがこんなに盛大にのび出しています。
初めは棍棒のように先が丸まっていて、それがあとから3つに割れます。これだけ雌シベに飛び出された雄シベは、意気地なく花筒の奥に隠れています。
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さてもう一点の補足は葉です。長くのびた茎の上部に花がつくせいで、せっかくの特徴的な葉(鋭い鋸歯、輪生、葉柄なし)を花と一緒に写すのは少し難儀です。
ただ、花の重みで茎は倒れやすく、おかげで横長画面でもどうにかツーショットができました。「よしよし」と満足しながら、そのあとで「どうにもまとまりのない草だよねえ」と毒づいていたなんてことは内緒です。

<補注> 「まとまりのない草」という印象は、知床でツリガネニンジンの群生を見たことで、少しばかり変わりました。(2015年9月9日、リンク先の記事最下部に収録)

過去のきょう 2013年 サルトリイバラ(サンキライ) 2012年 オオエノコログサ 2011年 アメリカアサガオ 2010年 トウテイラン 2009年 コヤブラン 2008年 フユイチゴ 2007年 ノアサガオ 2006年 ガマズミ 2005年 ニラ 2004年 ハナゾノツクバネウツギ(アベリア)

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9月13日(土) キササゲ

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キササゲ属(Catalpa)にはふつうのキササゲのほかにトウキササゲ、アメリカキササゲ、ハナキササゲ(オオアメリカキササゲ)などがあり、自分ではそれらの見分けがまだほとんどわかっていません。かろうじて、ハナキササゲは花が大きくて花びらの縁のフレアが派手なところに着目して、過去に二度取り上げました。
その程度のあやふやな知識で今回のものをふつうのキササゲとした根拠はなに?と言えば、幹に巻かれていた名標板です。まずはこういう「正解」を手がかりに、少しずつ仲間の見分けを覚えていくつもりです。
ふつうは同属の仲間でも樹高や葉の形、実・花など、いろいろ見分けのための着目点があるものなのに、どうもこのキササゲ属はそこらがはっきりしません。どれもみな同じに見えてしまい、ひょっとしてDNA鑑定が必要なのかと不安になります。

<補注> 実をぶら下げたアメリカキササゲを収録しました。(2017年7月8日)

過去のきょう 2013年 ナンバンギセル 2012年 ナツユキカズラ 2011年 オウゴンニシキ(オウゴンカズラ) 2010年 キバナキョウチクトウ 2009年 マルバタマノカンザシ 2008年 ノシラン 2007年 オオブタクサ 2006年 キツネノマゴ 2005年 ウラハグサ(フウチソウ) 2004年 フジ

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9月12日(金) ハンゲショウ

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有言実行です!と威張りたいところなのに、3カ月前の自分の呟き(ハンゲショウの実を撮りたい)はすっかり忘れていました。この場所でシャッターを押したとき、垂れ下がる実はまったく眼中になく、狙ったのは緑に戻りかけた葉なのでした。
「これぞホントの半化粧(名前由来の異説)!」とおふざけするつもりが、撮れた写真を見たらブラブラ下がる白い紐がきれいです。花のときは蛇が鎌首をもたげたようにアーチを描いていた穂が、子房が充実すると、こうして下垂するのでした。
このあと、この実は穂の付け根側からだんだんと茶色になってくるわけで、うまい具合に白と茶が半分半分になったりしてくれていたら、そのときは「これも一応、半化粧?」などと悪い冗談をかましてみようと思います。

過去のきょう 2013年 モクレイシ 2012年 カナムグラ 2011年 クルクマ 2010年 タコノアシ 2009年 シュウカイドウ 2008年 マルバルコウ 2007年 キツリフネ 2006年 ツユクサ 2005年 ハギ 2004年 ヒガンバナ

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9月11日(木) ナナコバナ

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いまごろの季節に花をつけるだけでもありがたい存在なのに、このあとで濃いピンクに変わって長く楽しめるというのだから、じつにグリコです。実際には、その赤くなるのは花びらではなく、これから肥大する萼であっても、見た目はほとんど花です。
ただ、わからないのがその名前で、ナナコは七子とあてます。津軽塗の技法に七子というのがあるので、それに因んだのかと思ったものの、どう見ても関係ありません。どうやら原産地である中国での表記らしいと判明しても、どういう意味があるものやら、皆目見当がつきません。
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庭木としての普及はこれかららしく、今回が初めての出会いで、雨のなか、無理ムリに撮影しました。次はぜひ晴天下派手なピンク色を撮りたいものです。

過去のきょう 2013年 ミズタマソウ 2012年 ウラジロガシ 2011年 カジカエデ(オニモミジ) 2010年 カラムシ 2009年 シオン 2008年 ドイツトウヒ 2007年 ムシカリ 2006年 イボクサ 2005年 ダールベルグデージー 2004年 ニラ

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9月10日(水) アキカラマツ

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クリーム色に揺れるアキカラマツの花に、やや美観を損なう虫がたくさんへばりついていました。例によって、その種類すら見当はつきません。
なので、不得手分野はスルーして、目をアキカラマツに戻すと、花びらはないと思っていたその花のいくつかに、4枚の花弁状物体がついています。しかし、これは花弁ではなくて萼で、しかも早めに落ちます。雌シベも、雄シベの付け根に埋もれているので、アキカラマツの花とは、ほぼ雄シベの花糸と葯ということになります。
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さて、花にばかり気を取られずに、葉もしっかりチェックです。基本的に3出複葉で、それを2回から4回繰り返します。写真中央に、わりときれいに3回3出複葉状態になった部分が見えています。
ただ、3出複葉とは言っても側小葉が4枚のケースもあり、また小葉の先が丸かったり尖ったり、じつに奔放です。「蜜がおいしいんだから、そんな細かいことはどうでもいいんだよ」と、名無しの権兵衛虫がほざいていました。

<補注> 1枚目写真の昆虫は、いただいたコメントをもとに、コアオハナムグリと判断しました。

過去のきょう 2013年 コクチナシ(ヒメクチナシ) 2012年 イワガネゼンマイ 2011年 カワラケツメイ 2010年 ヤナギタンポポ 2009年 メドハギ 2008年 ノシバ 2007年 ハネミギク 2006年 ヤハズソウ 2005年 イチイ 2004年 ヤマボウシ

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9月9日(火) アキニレ

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遠目にも、大きな(高さ5~6m)木の枝が赤く飾られているのが目立ちました。近づくと、樹皮や葉がニレで、この時期に開花するのだからアキニレとわかります。
ただ、アキニレの花は前にもとらえたことがあって、そのときはいかにも地味な姿で、かなり「探して」見つけた気がします。花が小さいだけでなく、葯や萼の色がクリームと白なので、その気で見ないと、あっさり通り過ぎてしまいそうでした。
それに対して、この目立ち度はどうでしょう。両者のあまりの差に、アキニレにも種類違いがあるのかと思ったら、葯や萼が赤いものとそうでないものと、アキニレにはどちらのタイプも存在するようです。
これが個体差なのか、同じ木でも条件違いで色が変化するのか、また赤と白のどちらを主流と思えばいいのか、不明のことばかりです。しかし、アキニレの花は白と思っていた自分の枠を少しばかり広げることができたのはうれしいことです。

過去のきょう 2013年 ミドリヒメワラビ 2012年 ゴンズイ 2011年 イヌザクラ 2010年 サジガンクビソウ 2009年 シュロソウ 2008年 ガンクビソウ 2007年 キレンゲショウマ 2006年 カラスウリ 2005年 マメアサガオ 2004年 マーガレットコスモス

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9月8日(月) ナンバンギセル

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去年、ちょっとした群生を見かけてうれしがったことが恥ずかしくなりました。歩いても歩いても、ススキの根もとにナンバンギセルの群れが現れます。
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なかにはこんなガングロ系の一群もありました。50~100本ほどが一つのグループになっていて、やや途切れたかと思うと次の集団がある…という状態で、群れごとに多少の性格の違いがあるようでした。
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こちらはビッグサイズ群です。雁首状態の長さをどう測ればいいか迷いながらも、感覚的には通常品の1.5倍と見ました。
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これだけあるなら…ということで、もう落ちそうな花筒を一つだけ引き抜いてみました。ギョギョッ、こ、このヨダレは! かつ、手元の花筒には虫が! ひょっとしたら、ナンバンギセルは食虫植物だったのか!?!?
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という驚きは早とちりで、この怪奇物体は雄シベでした。外見だけでも十分に常軌を逸しているのに、迫れば迫るほど変態度が高まるナンバンギセルです。

過去のきょう 2013年 アメリカノウゼンカズラ(黄花) 2012年 ナガエコミカンソウ(ブラジルコミカンソウ) 2011年 シラヤマギク 2010年 ゴジカ 2009年 キツリフネ 2008年 ミヤコグサ 2007年 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2006年 キカラスウリ 2005年 ナガホノシロワレモコウ 2004年 シュクシャ

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9月7日(日) ミズメ

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おとといのアベマキに続いて、ミズメもここに初登場させます。これもアベマキと同じで、特にレア物でもないのに、撮影しにくい木でした。
初夏に咲く(と言ってもカバノキ科の地味なもの)花とか、それが稔った果穂はまだ見つけられないままではあっても、それを写せるまでのつなぎとして、まずは樹皮や枝葉の様子、特に葉の特徴を記録しておくことにします。
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その葉は、筋張って直線的な葉脈と粗い鋸歯だけでもかなり特徴的なのに、面白いのは短枝に2枚つくことです。その前年に長枝につく葉はふつうの互生なので、ミズメの葉は二通りの付き方をすることになります。いままでほかの木では見たことのない性質であって、こんな類例はあるものなのか、楽しみが少し広がりました。

<補注> ミズメの変種であるアズサもまったく同じ葉のつき方をします。両種の葉は鋸歯が二重(アズサ)かそうでない(ミズメ)かの違いがあるようなので、今後の確認が必要です。(2016年4月29日)

過去のきょう 2013年 エビネ 2012年 コマツナギ 2011年 ウワミズザクラ 2010年 ヒシ 2009年 ヤマナシ 2008年 ハグロソウ 2007年 サラシナショウマ 2006年 コブナグサ 2005年 ウコン 2004年 ママコノシリヌグイ

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9月6日(土) ヒヨドリバナ

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お題はヒヨドリバナなのに、きっとヒヨドリバナ自身も「別にタイトルにしてくれなくっていいわよ」と投げ槍につぶやいていることでしょう。
派手な翅模様と、金属的な渋い光沢の肩との対比が見事です。まったく情けないことに、いったいどんな昆虫の種類なのか、調べる手がかりが皆無です。
しかし、こういう目立つ風体は、自然のなかでは不利としか思えません。一般には、「俺は危険だから近づくなよ!」というサインだと言われているようです。しかし、警備会社のステッカーが貼ってあっても侵入盗に遭う時代です。ご無事を祈ります。

過去のきょう 2013年 ヒトツバハギ 2012年 オニバス 2011年 アマクリナム 2010年 ツノナス(フォックスフェイス) 2009年 イチヤクソウ 2008年 ヤマシャクヤク 2007年 ウワミズザクラ 2006年 ギンドロ 2005年 リコリス・オーレア 2004年 イタドリ

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9月5日(金) アベマキ

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ブログ10年目にして、アベマキが初登場です。特にレア物という木ではないくせに、いつもなかなか撮影しにくい条件で、いままで取り上げることができませんでした。
今回も、降りられない斜面に生えたアベマキがほかの木に見え隠れして、樹上の様子をとらえることは無理でした。しかし、たぶん小動物が食べ散らかしたと思えるドングリや小枝が道にたくさん落ちていました。
アベマキと言えば、厚くて柔らかなコルク質の樹皮が特徴なのに、今回は上記の事情で幹には近づけませんでした。ただ、これまで何度か、太い幹に自分の爪を立ててそれを確かめたことはあります。そんなときでも、樹上の様子は写せないでいたので、この森の住人さんたちには厚くお礼をしなければなりません。

<補注> ようやく樹上のドングリを写すことができました。(2017年8月7日)

過去のきょう 2013年 モミジガサ 2012年 ランタナ 2011年 シマトネリコ 2010年 ツリガネニンジン 2009年 フジカンゾウ 2008年 ムカゴイラクサ 2007年 タムラソウ 2006年 ナンバンギセル 2005年 ヒメマツバボタン 2004年 モクレン

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9月4日(木) トクサ

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四角い西瓜というのをTVで見たことがあります。わざわざ型に嵌めて育てるのだそうで、これをアイデア商品と褒めそやすべきか、浅ましいとさげすむべきか、幸いにも拙宅にはまだ到来しないので、悩まずに済んでいます。
ところが、沢沿いの小道でこんなトクサに出会って、しばし悩んでしまいました。いったいこいつの人生(?)に何があったのか、なぜにそんなにクネクネと育たねばならなかったのか、誰かが枠に嵌めたわけでもあるまいに、訝しいことです。
あれ、またしくじった(斑入りタカノツメのこと)ようです。この一本を培養して「フラ木賊」などとネーミングして売り出す手があったような…という浅ましい考えが野良歩きのときにはまったく浮かばないのに、娑婆に戻ればすぐに毒気が湧き出てきます。

過去のきょう 2013年 ムベ 2012年 コンテリクラマゴケ 2011年 ヒャクニチソウ(矮性) 2010年 イチビ 2009年 オオリキュウバイ 2008年 アズマカモメヅル 2007年 クロホウシ 2006年 イトススキ 2005年 アメリカノウゼンカズラ 2004年 フサケイトウ

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9月3日(水) オオモクゲンジ

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つくづく不思議な木です。以前、「雌雄同株の雌雄異花か、あるいは雌雄混株か」と逃げた花の仕掛けについての疑問は未解決のままで、今度は花と実の時期についてわからなくなってしまいました。
問題の記事は4年前の9月14日付で、開花をとらえています。その前年には8月24日に開花の様子を載せています。つまり、ワタシの観察したオオモクゲンジ(関東南部2カ所)の開花時期は、8月下旬から9月中旬と思えるのです。
それが9月の頭にこんな状況です。なかの種こそまだ白くて幼い状態であっても、袋がこんなにきれいに色づいて、結実してひと月は経ったように思えます。
さらに、袋果とは違う枝についている突起は、どうも花の蕾らしいのです。そこで、オオモクゲンジは夏から秋にかけて何度か花を咲かせ、そのたびに「1期生」「2期生」みたいに実を稔らせていくと考えてはみたものの、どうにも検証不足です。
いつもの言い訳で、定点での継続観測をしていないので、ことの推移を正確に捉えることができません。不思議だなぁ~という呟きだけが積もっていきます。

過去のきょう 2013年 ダイコンソウ 2012年 シマトネリコ 2011年 ヘラノキ 2010年 トレニア(ハナウリクサ) 2009年 オオマルバノホロシ 2008年 メボウキ 2007年 ゲンノショウコ 2006年 サワギキョウ 2005年 ガガイモ 2004年 ラッカセイ

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9月2日(火) キツネノマゴ

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もうそろそろ訪花昆虫シリーズは止めようかと思いつつ、ついシャッターを押してしまいました。キツネノマゴを侮(あなど)るわけではなくても、こんなささやかな花にまで蝶々さんがジト~ッとへばりついているのは軽い驚きでした。
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そして、それよりももう少しだけ驚いたのがこの写真(↑)です。キツネノマゴの葉に黄色い斑が入っていました。初めて見た気がします。
同じ斑入りでも、つい先日、タカノツメのそれを見つけたときは己の才覚のなさを嘆いたものであっても、キツネノマゴの斑入りではたぶん商品価値はほとんどゼロ? 「これが趣味人の間で珍重されている『金狐』というものですよ」…なんて、草むらの陰で狐がささやいたのは、木陰での午睡のなかだったようです。

過去のきょう 2013年 ヤマボウシ 2012年 カナムグラ 2011年 ハナトラノオ(カクトラノオ) 2010年 シロネ 2009年 ツルガシワ 2008年 ミズカンナ 2007年 ヒメシロネ 2006年 イヌタデ 2005年 ハス 2004年 ピンクノウゼンカズラ

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9月1日(月) ムクゲ

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このあと、どこかで水浴びでもするのでしょうか。それとも、巣に帰ったら仲間がこの花粉を舐め取ってくれるのでしょうか。柱頭の受粉部分につけばいい量に対して、ムクゲの花粉はあまりにも過剰な量であることにあらためて気づきました。
さて、訪花昆虫にハマッてしまい、草木のことはどうでもよくなったかというと、なかなかそうでもありません。この大量の花粉を出している雄シベに注目すると、ムクゲのそれはふつうの花と違って、雌シベの花柱から葯が噴き出している…つまり、雌シベと雄シベが合体して一つのものになっているように見えます。
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しかし、実際には雄シベの花糸が花柱に沿って覆うように雌シベを包んでいるだけで、両性具有ではなく、きちんと雌シベ・雄シベの別はあるのでした。
そんなことはどうでもいいのはこの虫で、どんなに待ってもお顔を見せてくれません。じれて、枯れ枝でつついてみましたが、ピクリとも動きません。このまま花が萎んだら、花びらにくるまれてしまうでしょうに、いつまでこうしている気でしょう。

<過去掲載のムクゲ> 2014年7月11日(白半八重) 2011年7月27日(ピンク一重底紅) 2004年6月13日(紫一重)

過去のきょう 2013年 シュウブンソウ 2012年 ヤブデマリ 2011年 ハリギリ 2010年 トウワタ(アスクレピアス) 2009年 キバナアキギリ 2008年 ケンポナシ 2007年 アゲラタム 2006年 ヘクソカズラ 2005年 センニンソウ 2004年 マツムシソウ

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