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9月30日(火) ナナコバナ

140930nanakobana1まだ珍しい木なので、雨の日の冴えない写真でもかまわず、とりあえず載せたのが今月11日のことでした。次はいつ会えることかと思っていたら、まったく別の場所で、拍子抜けするほどあっさりと、しかも絶好の天気の日に会うことができました。
まずはその純白の花です。香りがいいというのですが、これだけ近づいてもそれは感じませんでした。2時頃だったので、朝のうちでないといけないかもしれません。
140930nanakobana2うれしかったのは、この木の特徴である赤い萼がすでにでき始めていたことです。開花のときは本当に小さな緑の萼なのに、花を落とすとこうしてグンと大きくなり、しかもきれいな赤(濃いピンク)に色づくのです。
140930nanakobana3そして今年のお約束である訪花昆虫です。先日の木に来ていたのはもう少しスマートな体型でしたが、どちらもアブでしょうか。この日の訪問者はやや豊満体型ですが、大きなお目々と透き通った翅がとても印象的でした。

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9月29日(月) コウモリカズラ→アオツヅラフジ

140929koumorikazura<2017年5月31日記事訂正> とんでもないミスをしていました。コウモリカズラの実に憧れすぎたあまり、ただのアオツヅラフジの実をコウモリだと思ってしまったのです。
あらためてコウモリの雌株の花穂を見ると、形が全然違いました。
この秋のリベンジを誓いつつ、この記事のタイトルを修正します。例によって、下の間違い記事は戒めのためそのままにしておきます。
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思わぬ収穫でした。コウモリカズラが花をつける時期、この場所には雄株しかなくて、とりあえず雄花の写真だけ載せたのが4年前の春でした。
それなのに、同じ場所に今年はこうして実がありました。あのときも、もしかしたらここには雄株だけでなく雌株もあったのか、我が眼力のなさに失望です。というよりも今年の春だってここはチェックしたはずなのに、雌花はなかったと思うのです。
考えられることは、雌雄の花がズレて咲く性質です。あるいは雄花に比べてやや地味な雌花を見逃しているだけか、来春、「なぁ~んだ!」と叫んでみたいものです。

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9月28日(日) ナンテンハギ

140928nantenhagi1夏の暑い盛りにもナンテンハギの花は見かけたし、長いこと咲いているなあ、と自分の過去記事を調べたら、あれまあ6月中旬に花を写していました。3カ月くらいの花期で驚いてはいけませんが、野生の花としてはかなり長い方でしょう。
というより、まだまだ蜜がたっぷりの花盛りのようで、虫さんが引きも切らずに訪れていました。そんな虫の間にも力関係のあることが今回の確認点です。
140928nantenhagi2まずはチャバネセセリが円らな瞳で吸蜜していました(1枚目写真)。と、そこへ細身の蜂がやってきて、一瞬面白いツーショットになったのです。ところが、シャッターが落ちるよりも早く、セセリは逃げ去り、この花は蜂に占領されてしまいました。
もお、こういう奴っているんだよなあ。花はたくさん咲いているのに、わざわざ他人を押しのけて我がもの顔をする輩…ときのうと同じような感想になってしまって、はた衛門さん、なんだか人生にお疲れのご様子です(笑)。

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9月27日(土) ラクウショウ

140927rakuusyou植物の根なら、土のなかで横とか下にのびていくものでしょうに、空に向かってのびるのだから酔狂と言うか疲れる話です。
別名がヌマスギ(沼杉)というくらい湿地が好きで、写真の背景にも池の水面が写っています。要は地中の根では呼吸ができにくいので、根が空中に出てくる(気根)わけですが、だったらそもそも湿地を避ければ良さそうな気がします。実際、風貌の似たメタセコイアならこんなジメジメした場所では見かけません。
人間なら差し詰めクレーマーだなあ、と冷たい眼で見ようとしてハタと気づきました。あまり水気のない土地ならラクウショウも気根を出さないのです。つまり、気根という武器があるからこそ、ほかの樹木が避けるような場所でも育つのです。
そんな機能のないメタセコイアは生きた化石と言われるように一度は絶滅しかけたわけで、やっぱり人からどんな眼で見られようと、クレームつけまくりで我が儘に生きる方が強いのかと、人生の教訓を教えられた気がします。

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9月26日(金) ツノナス(フォックスフェイス)

140926tunonasu1大きな葉が光を遮ることを理由に、冴えない写真でお茶を濁していたツノナスを「これでもか」と写すことができました。花びらの紫と雄シベの黄色の対比が鮮やかです。雌シベの先の緑色がかわいいし、花びらが毛深いこともよくわかります。
後方には少し前に咲いて花びらがカールしたものもあるし、蕾も写っているし、膨らんだ緑の実もあって、我ながらうまい具合に撮れました。
140926tunonasu2少し引くとこんな案配で、先年、言い訳材料にした葉は行儀良く花や実の邪魔にならないようについていました。なにごとも勝手な物言いは控えねばなりません。
140926tunonasu3反省ついでに、緑から黄色へ変わる途中の実も写しました。この色合いだと狐(フォックスフェイス=園芸名)ではなくカナリアだなあと思ったら、なんとカナリアナスという別の名前もあるのでした。この時期なら、そう呼びたい気持ちもわかります。

<補注> 刈り取られたりしなければ、この実はとても長い間、茎にとどまることがわかりました。(2015年2月23日

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9月25日(木) オオモクゲンジ

140925oomokugenji1きのうに続いて女郎蜘蛛の登場です。ただ、この写真は蜘蛛を狙ったのではなく、その巣に引っかかったオオモクゲンジの花びらが面白くて撮りました。
商売道具の巣にこんなものがまぶされたら迷惑でしょうに、特に除去作業に出かけるでもなく、蜘蛛は巣の中央にデンと構えて、案外と鷹揚なものです。
140925oomokugenji2さて、空を見上げてみると、たしかにハラハラと花びらが降ってきます。「大」モクゲンジとはよく言ったもので、じつに雄大な木です。
しかし、この木には今月初めに首を傾げることになった袋果がありません。問題の木とはまるで別の場所なので先日の「不思議」の解決には一向に役立ちませんが、これがふつうのオオモクゲンジのリズムであることは再確認できました。
ところで、写真には小さな黒点がたくさんあって、またセンサーが汚れたかと思ったら、写真ごとにその位置が違いました。たくさんの蜂が飛び交っていたわけで、これも今年のマイブームである訪花昆虫シリーズの一枚ということになります。

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9月24日(水) オトコエシ

140924otokoesi1掲載のたびに少しずつ男ぶりを見直しています。最初は仲間のオミナエシと比べて親しみがないせいで、どう写していいかわかりませんでした。
二度目にどうにか花をアップでとらえ、葉と茎もそこへ入れ込みました。そして三度目は蝶を主役に、お遊び写真にするほどオトコエシは見慣れてきたつもりでした。
しかし今回、野道で出会ったこのオトコエシには目を見開かされました。「男」という名前につい引っかかりますが、いえいえどうして、華麗な美しさです。
140924otokoesi2…と、「きれいだなあ」で止めておけばいいのに、やっぱりオチが欲しくなります。男郎花に女郎蜘蛛、まるでここは歌舞伎町かと一人でニンマリです。
そう言えば、山道では棒きれで蜘蛛の巣を払いながら歩くことが多く、いつも蜘蛛さんたちには「ごめんね」ばかりです。たまにはこうして写真に取り上げて、ふだんの罪滅ぼしをしたつもりになっておきます。

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9月23日(火) タムシバ

140923tamusiba1いかにもモクレン科らしい実に目を惹かれました。ただ、モクレンコブシにしてはそのサイズが小さめです。また葉身がスマートで、先が尖っています。これらはタムシバの特徴で、花の時期ではなくても見分けの頼りになります。
140923tamusiba2その花の芽がもう来春の準備を始めていました。冬越しのために厚い毛皮をまとっています。その花芽を写そうと見上げて撮ったおかげで、思わず葉裏も写せました。このように裏側が白っぽいこともタムシバの特徴の一つです。

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9月22日(月) トレニア(ハナウリクサ)

140922torenia蜂にもきれい好きなヤツっているのかなあ、と、しばらく眺めてしまいました。この蜂さん、花筒のなかには絶対に潜り込まず、どの花に行っても、こうしてガバッと馬乗りを決め込むのです。どうやら花弁と萼の隙間から蜜を吸っているようです。
トレニアにしてみれば、花のなかに入って花粉まみれになってもらわないと、虫を受け入れる意味がありません。これでは完全に無料奉仕です。
もしかして、外から揺すってもらうだけで自家受粉はできてしまうのでしょうか。ただ、できれば他の花へ花粉を届けてほしいはずで、なにやら不憫です。
などと思いながら、無慈悲にも花を一つ摘んでみました。その萼を剥いて花弁の付け根を舐めてみると…、なんにも味はしません。ワタシの舌が鈍感すぎるのでしょうが、花と虫の織りなす世界は、なかなかに異次元ではあります。

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9月21日(日) ヒノキアスナロ

140921hinokiasunaro1今場所の遠藤くんは、どうも協会のイジメ(?)に遭っている感じで、地元・穴水は盛り上がりに欠けていました。そんな悲しい状況に、「くじけるなよ」と言いたげに、能登のヒノキアスナロは海を見つめて屹立していました。
140921hinokiasunaro21このヒノキアスナロは、能登ではアテと呼ばれます。輪島塗のベースとして、なくてはならない木です。そして、その端材(薄片)に味噌を塗り、囲炉裏端で焼いたものは木端(こっぱ)味噌と言い、林業関係の人々に愛された日常食でした。
じつはワタシの甥っ子が、この春に東京から能登・三井(みい)に移り住み、里山保存や町おこしに励んでいます。木端味噌の売り込みには特に力が入っていて、ときどき東京にも売り込みに来ているようです。
うらやましいほどの行動力で、ワタシも若ければ少し手伝いたいところですが、「そんなのアテにしてないよ」と甥に笑われそうです。

<注記> ヒノキアスナロはアスナロの変種で、青森檜葉として有名です。能登のアテはその青森から移植して造林したもののようです。本来のアスナロの葉は幅広になりますが、アテの葉はやや鋭い感じがしました。

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9月20日(土) カラムシ

140920karamusiもうわかったつもりでいる草木でも、見るたびに新しい発見はあるものです。去年、恥ずかしげもなく、「毛虫以外には訪れる虫もない」から「たぶん風媒花」だろうとしたカラムシの花(雌花)のなかで、こんな宝石のように煌めく昆虫がうごめいていました。
ただ、いくら待ってもこの美人さんは雄花には向かわなかったし、そちらには同輩さんもいなかったので、虫媒花説が確立したわけではありません。今回は、前の記事の「訪れる虫もない」という部分だけを訂正しておくことにします。
さてこの美人さんですが、コガネムシの種類かなとは思うものの、門外漢にはさっぱり調べがつきません。草木と違って、勝手に裏返したりできないし、なにせゆっくり写させてくれないので、手がかりがまったく不足です。
野山ではときどき虫屋さん(昆虫撮影がご趣味)らしき人にも出会いますが、今後は敬服の眼差しでその背中を見送ることにします。

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9月19日(金) マキエハギ

140919makiehagi3年前にもマキエハギは取り上げていますが、画像が少しお粗末でした。その小さな姿が雑然とした背景に埋もれているのだと言い訳していましたが、今回もそのサイズや生息環境には大きな差がありません。陽光に恵まれた分、すっきり撮れました。
これでもハギかと思うくらいに、背丈は人の脛ほどにとどまります。当然ながら、周りの草や低木にどうしても紛れやすい存在です。
それでもマキエハギを見つけられるのはこの白い花のおかげであり、その花を混沌から突出させている長い花柄が大きな目立ちポイントです。前回は、マキエハギの名前の由来をいい加減に推測しましたが、真面目に調べたら、牧野博士が「細い花柄が直線的にのびている有様が蒔絵の筆法を思わせる」と教えてくれました。

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9月18日(木) オジギソウ

140918ojigisou「びっくりしたなぁ、もう」という古いギャグが口をつきました。あのかわいいピンクのポンポンがこんな毛むくじゃらの豆になるなんて、まるで予想ができませんでした。
そう言えば、オジギソウはマメ科でした。素性がわかってみれば、この変化は当たり前のことと納得です。
面白いのは豆の莢の先端です。白くて尖った細い糸が残っています。これはたぶん雌シベの残骸です。つまり、莢のなかの豆は1個1個が受粉したものではなく、マメ科植物の莢(子房)のなかには初めから3~4個の種子が仕込まれているようです。
これは別にマメ科に限らず、オガタマノキの実を見たときも、あのゴツゴツした袋果が一つの花からできるとは信じにくかったのです。しかし、1本の雌シベが複数の種子を稔らせることは、考えてみれば不思議でもなんでもないわけです。硬かった我が頭をオジギソウにチョチョンとつつかれました。

2013年のきょうシロバナヤマハギ> 2012年のきょうセンニンソウ> 2011年のきょうオオバコ> 2010年のきょうキレハノブドウ> 2009年のきょうボントクタデ> 2008年のきょうノダケ> 2007年のきょうヒトエスイフヨウ> 2006年のきょうタカサブロウ> 2005年のきょうヒガンバナ> 2004年のきょうシキミ

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9月17日(水) キハギ

140917kihagiヤマハギやらミヤギノハギやら、ほかのハギもだいたいは木本なのに、なぜキハギだけを「木」呼ばわりするのか、ついこのごろまでいささか不思議でした。浅学の身にありがちな理屈先行というヤツです。
そんな屁理屈は、場数や経験の前では雲散霧消するわけです。何度もキハギに出会ううち、たしかに木質化した枝がこうまで樹冠に露出するのはほかのハギにはない特徴であることがわかってきました。
もちろん、この花色(白に紫のスポット)もキハギ独特のものです。この木を探して焦りまくっていたころには、それらの特徴は単なる目印に過ぎませんでした。このごろようやく、キハギをキハギとして美しく眺められるようになってきたようです。
などと自己満足していると、どうせまたわからなくなって焦るのですが…。

2013年のきょうベニシダ> 2012年のきょうヒトエスイフヨウ> 2011年のきょうキミガヨラン> 2010年のきょうトウゴマ> 2009年のきょうトウガン> 2008年のきょうコバノカモメヅル> 2007年のきょうハシカグサ> 2006年のきょうコウヤマキ> 2005年のきょうヌルデ> 2004年のきょうワレモコウ

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9月16日(火) シュウブンソウ

140916syuubunsou1年前の恥をリベンジです…というほどの写りではありませんが、去年は文字で補った花の構造が、少しは目でわかる程度になりました。
それよりもうれしかったのは、最初のときは野道で見つからず、ついに植物園のお世話にならざるを得なかったのに、今回は道端でワサワサという状態に出会えたことです。レア物かと思っていたので、いい意味の肩透かしでした。
そんな自生状態を見て、この花の写しにくさに納得しました。どうもこのシュウブンソウというのは陽向が嫌いらしいのです。植物園の植栽場所もそうだったし、この群生場所もなかなか陽が回ってきそうにないところでした。
さらにこの花の小ささ(直径5mm前後)です。うまく撮れない要素がダブルになっているわけで、そう思って見れば、この程度の写真でもOKとしておきます。

2013年のきょうミケリア(ミケリア・マウダイエ)> 2012年のきょうママコノシリヌグイ> 2011年のきょうマルバアメリカアサガオ> 2010年のきょうミズアオイ> 2009年のきょうカンレンボク> 2008年のきょうモミジガサ> 2007年のきょうアオツヅラフジ> 2006年のきょうサルスベリ> 2005年のきょうヒネム> 2004年のきょうツルボ

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9月15日(月) ミツバウツギ

140915mitubautugi1花の命は短くて、あとはいつでもツノばかり…と、出だしは林芙美子を気取ってみても、後半は川柳の風情になりました。5月に楚々とした白い花を見せるのですが、それを写せる期間は本当に短いのです。
そこにいくとこの実は、そもそも5月にはもう姿を見せ、冬枯れのころまで、こうして2本のアンテナで徘徊老人を引き寄せます。魅せられるのはなにも老人には限らないようで、黒と金の彩りがゴージャスな虫さんも、ここで寛いでいました。
140915mitubautugi2ふつう、こういったツノや棘は通りかかる獣にひっつくためにあるはずですが、ミツバウツギの実のツノはどうもそれには不向きです。何にでも意味を見いださないと落ち着かない狭量な人間をあざ笑うように、小癪な実は風に揺れていました。

2013年のきょうヒメガマ> 2012年のきょうイイギリ> 2011年のきょうエノキ> 2010年のきょうマルバチシャノキ> 2009年のきょうソクズ> 2008年のきょうヤマジノホトトギス> 2007年のきょうコボタンヅル> 2006年のきょうトキリマメ> 2005年のきょうホワイトベルベット> 2004年のきょうタラノキ

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9月14日(日) ツリガネニンジン

140914turiganeninjin1前に取り上げたツリガネニンジンの写真が、この草を理解するにはかなり不足のあるものだったので、今回はその補足です。
まずはツリガネニンジンの特徴である長く突き出た雌シベです。前回は時期的に少し早かったせいか花筒が開いておらず、当然に雌シベも見えていませんでした。今回はその雌シベがこんなに盛大にのび出しています。
初めは棍棒のように先が丸まっていて、それがあとから3つに割れます。これだけ雌シベに飛び出された雄シベは、意気地なく花筒の奥に隠れています。
140914turiganeninjin2さてもう一点の補足は葉です。長くのびた茎の上部に花がつくせいで、せっかくの特徴的な葉(鋭い鋸歯、輪生、葉柄なし)を花と一緒に写すのは少し難儀です。
ただ、花の重みで茎は倒れやすく、おかげで横長画面でもどうにかツーショットができました。「よしよし」と満足しながら、そのあとで「どうにもまとまりのない草だよねえ」と毒づいていたなんてことは内緒です。

<補注> 「まとまりのない草」という印象は、知床でツリガネニンジンの群生を見たことで、少しばかり変わりました。(2015年9月9日、リンク先の記事最下部に収録)

2013年のきょうサルトリイバラ(サンキライ)> 2012年のきょうオオエノコログサ> 2011年のきょうアメリカアサガオ> 2010年のきょうトウテイラン> 2009年のきょうコヤブラン> 2008年のきょうフユイチゴ> 2007年のきょうノアサガオ> 2006年のきょうガマズミ> 2005年のきょうニラ> 2004年のきょうハナツクバネウツギ

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9月13日(土) キササゲ

140913kisasageキササゲ属(Catalpa)にはふつうのキササゲのほかにトウキササゲ、アメリカキササゲ、ハナキササゲ(オオアメリカキササゲ)などがあり、自分ではそれらの見分けがまだほとんどわかっていません。かろうじて、ハナキササゲは花が大きくて花びらの縁のフレアが派手なところに着目して、過去に二度取り上げました。
その程度のあやふやな知識で今回のものをふつうのキササゲとした根拠はなに?と言えば、幹に巻かれていた名標板です。まずはこういう「正解」を手がかりに、少しずつ仲間の見分けを覚えていくつもりです。
ふつうは同属の仲間でも樹高や葉の形、実・花など、いろいろ見分けのための着目点があるものなのに、どうもこのキササゲ属はそこらがはっきりしません。どれもみな同じに見えてしまい、ひょっとしてDNA鑑定が必要なのかと不安になります。

2013年のきょうナンバンギセル> 2012年のきょうナツユキカズラ> 2011年のきょうオウゴンニシキ(オウゴンカズラ)> 2010年のきょうキバナキョウチクトウ> 2009年のきょうマルバタマノカンザシ> 2008年のきょうノシラン> 2007年のきょうオオブタクサ> 2006年のきょうキツネノマゴ> 2005年のきょうウラハグサ(フウチソウ)> 2004年のきょうフジ

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9月12日(金) ハンゲショウ

140912hangesyou有言実行です!と威張りたいところですが、3カ月前の自分の呟き(ハンゲショウの実を撮りたい)はすっかり忘れていました。この場所でシャッターを押したとき、垂れ下がる実はまったく眼中になく、狙ったのは緑に戻りかけた葉なのでした。
「これぞホントの半化粧(名前由来の異説)!」とおふざけしたかったのに、撮れた写真を見たらブラブラ下がる白い紐がきれいです。花のときは蛇が鎌首をもたげたようにアーチを描いていた穂が、子房が充実すると、こうして下垂するのでした。
このあと、この実は穂の付け根側からだんだんと茶色になってくるわけで、うまい具合に白と茶が半分半分になったりしてくれていたら、そのときは「これも一応、半化粧?」などと悪い冗談をかましてみようと思います。

2013年のきょうモクレイシ> 2012年のきょうカナムグラ> 2011年のきょうクルクマ> 2010年のきょうタコノアシ> 2009年のきょうシュウカイドウ> 2008年のきょうマルバルコウ> 2007年のきょうキツリフネ> 2006年のきょうツユクサ> 2005年のきょうハギ> 2004年のきょうヒガンバナ

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9月11日(木) ナナコバナ

140911nanakobana1今ごろの季節に花をつけるだけでもありがたい存在なのに、このあとで濃いピンクに変わって長く楽しめるというのだから、じつにグリコです。実際には、その赤くなるのは花びらではなく、これから肥大する萼なのですが、見た目はほとんど花です。
ただ、わからないのがその名前で、ナナコは七子とあてます。津軽塗の技法に七子というのがあるので、それに因んだのかと思ったものの、どう見ても関係ありません。どうやら原産地である中国での表記らしいのですが、どういう意味があるものやら、皆目見当がつきません。
140911nanakobana2庭木としての普及はこれかららしく、今回が初めての出会いでした。そのため、雨のなかで無理に撮影しましたが、次は晴天下派手なピンク色を撮りたいものです。

2013年のきょうミズタマソウ> 2012年のきょうウラジロガシ> 2011年のきょうカジカエデ(オニモミジ)> 2010年のきょうカラムシ> 2009年のきょうシオン> 2008年のきょうドイツトウヒ> 2007年のきょうムシカリ> 2006年のきょうイボクサ> 2005年のきょうダールベルグデージー> 2004年のきょうニラ

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9月10日(水) アキカラマツ

140910akikaramatu1クリーム色に揺れるアキカラマツの花に、やや美観を損なう虫がたくさんへばりついていました。例によって、その種類すら見当はつきません。
なので、不得手分野はスルーして、目をアキカラマツに戻すと、花びらはないと思っていたその花のいくつかに、4枚の花弁状物体がついています。しかし、これは花弁ではなくて萼で、しかも早めに落ちます。雌シベも、雄シベの付け根に埋もれているので、アキカラマツの花とは、ほぼ雄シベの花糸と葯ということになります。
140910akikaramatu2さて、花にばかり気を取られずに、葉もしっかりチェックです。基本的に3出複葉で、それを2回から4回繰り返します。写真中央に、わりときれいに3回3出複葉状態になった部分が見えています。
ただ、3出複葉とは言っても側小葉が4枚のケースもあり、また小葉の先が丸かったり尖ったり、じつに奔放です。「蜜がおいしいんだから、そんな細かいことはどうでもいいんだよ」と、名無しの権兵衛虫がほざいていました。

2013年のきょうコクチナシ(ヒメクチナシ)> 2012年のきょうイワガネゼンマイ> 2011年のきょうカワラケツメイ> 2010年のきょうヤナギタンポポ> 2009年のきょうメドハギ> 2008年のきょうノシバ> 2007年のきょうハネミギク> 2006年のきょうヤハズソウ> 2005年のきょうイチイ> 2004年のきょうヤマボウシ

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9月9日(火) アキニレ

140909akinire遠目にも、大きな(高さ5~6m)木の枝が赤く飾られているのが目立ちました。近づくと、樹皮や葉がニレで、この時期に開花するのだからアキニレとわかります。
ただ、アキニレの花は前にもとらえたことがあって、そのときはいかにも地味な姿で、かなり「探して」見つけた気がします。花が小さいだけでなく、葯や萼の色がクリームと白なので、その気で見ないと、あっさり通り過ぎてしまいそうでした。
それに対して、この目立ち度はどうでしょう。両者のあまりの差に、アキニレにも種類違いがあるのかと思ったら、葯や萼が赤いものとそうでないものと、アキニレにはどちらのタイプも存在するようです。
これが個体差なのか、同じ木でも条件違いで色が変化するのか、また赤と白のどちらを主流と思えばいいのか、不明のことばかりです。しかし、アキニレの花は白と思っていた自分の枠を少しばかり広げることができたのはうれしいことです。

2013年のきょうミドリヒメワラビ> 2012年のきょうゴンズイ> 2011年のきょうイヌザクラ> 2010年のきょうサジガンクビソウ> 2009年のきょうシュロソウ> 2008年のきょうガンクビソウ> 2007年のきょうキレンゲショウマ> 2006年のきょうカラスウリ> 2005年のきょうマメアサガオ> 2004年のきょうマーガレットコスモス

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9月8日(月) ナンバンギセル

140908nanbangiseru1去年、ちょっとした群生を見かけてうれしがったことが恥ずかしくなりました。歩いても歩いても、ススキの根元にナンバンギセルの群れが現れます。
140908nanbangiseru2なかにはこんなガングロ系の一群もありました。50~100本ほどが一つのグループになっていて、やや途切れたかと思うと次の集団がある…という状態で、群れごとに多少の性格の違いがあるようでした。
140908nanbangiseru3こちらはビッグサイズ群です。雁首状態の長さをどう測ればいいか迷いますが、感覚的には通常品の1.5倍はありました。
140908nanbangiseru4これだけあるなら…ということで、もう落ちそうな花筒を一つだけ引き抜いてみました。ギョギョッ、こ、このヨダレは! かつ、花筒には虫が! ひょっとしたら、ナンバンギセルは食虫植物だったのか!?!?
140908nanbangiseru5という驚きは早とちりで、この怪奇物体は雄シベでした。外見だけでも十分に常軌を逸しているのに、迫れば迫るほど変態度が高まるナンバンギセルです。

2013年のきょうアメリカノウゼンカズラ(黄花)> 2012年のきょうナガエコミカンソウ(ブラジルコミカンソウ)> 2011年のきょうシラヤマギク> 2010年のきょうゴジカ> 2009年のきょうキツリフネ> 2008年のきょうミヤコグサ> 2007年のきょうギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)> 2006年のきょうキカラスウリ> 2005年のきょうナガホノシロワレモコウ> 2004年のきょうシュクシャ

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9月7日(日) ミズメ

140907mizume1おとといのアベマキに続いて、ミズメもここに初登場させます。これもアベマキと同じで、特にレア物でもないのに、撮影しにくい木でした。
初夏に咲く(と言ってもカバノキ科の地味なもの)花とか、それが稔った果穂はまだ見つけられないままなのですが、それを写せるまでのつなぎとして、まずは樹皮や枝葉の様子、特に葉の特徴を記録しておくことにします。
140907mizume2その葉は、筋張って直線的な葉脈と粗い鋸歯だけでもかなり特徴的ですが、面白いのは単枝に2枚つくことです。その前年に長枝につく葉はふつうの互生なので、ミズメの葉は二通りの付き方をすることになります。今までほかの木では見たことのない性質でしたが、こんな類例はあるものなのか、楽しみが少し広がりました。

<補注> ミズメの変種であるアズサもまったく同じ葉のつき方をします。両種の葉は鋸歯が二重(アズサ)かそうでない(ミズメ)かの違いがあるようなので、今後の確認が必要です。(2016年4月29日)

2013年のきょうエビネ> 2012年のきょうコマツナギ> 2011年のきょうウワミズザクラ> 2010年のきょうヒシ> 2009年のきょうヤマナシ> 2008年のきょうハグロソウ> 2007年のきょうサラシナショウマ> 2006年のきょうコブナグサ> 2005年のきょうウコン> 2004年のきょうママコノシリヌグイ

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9月6日(土) ヒヨドリバナ

140906hiyodoribanaお題はヒヨドリバナですが、きっとヒヨドリバナ自身も「別にタイトルにしてくれなくっていいわよ」と投げ槍につぶやいていることでしょう。
派手な翅模様と、金属的な渋い光沢の肩との対比が見事です。まったく情けないことに、いったいどんな昆虫の種類なのか、調べる手がかりが皆無です。
しかし、こういう目立つ風体は、自然のなかでは不利としか思えません。一般には、「俺は危険だから近づくなよ!」というサインだと言われているようですが、警備会社のステッカーが貼ってあっても侵入盗に遭う時代です。ご無事を祈ります。

2013年のきょうヒトツバハギ> 2012年のきょうオニバス> 2011年のきょうアマクリナム> 2010年のきょうツノナス(フォックスフェイス)> 2009年のきょうイチヤクソウ> 2008年のきょうヤマシャクヤク> 2007年のきょうウワミズザクラ> 2006年のきょうギンドロ> 2005年のきょうリコリス・オーレア> 2004年のきょうイタドリ

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9月5日(金) アベマキ

140905abemakiブログ10年目にして、アベマキが初登場です。特にレア物という木ではないくせに、いつもなかなか撮影しにくい条件で、今までスルーしてきました。
今回も、降りられない斜面に生えたアベマキがほかの木に見え隠れして、樹上の様子をとらえることは無理でした。しかし、たぶん小動物が食べ散らかしたと思えるドングリや小枝が道にたくさん落ちていました。
アベマキと言えば、厚くて柔らかなコルク質の樹皮が特徴ですが、今回は上記の事情で幹には近づけませんでした。ただ、これまで何度か、太い幹に自分の爪を立ててそれを確かめたことはあります。そんなときでも、樹上の様子は写せないでいたので、この森の住人さんたちには厚くお礼をしなければなりません。

2013年のきょうモミジガサ> 2012年のきょうランタナ> 2011年のきょうシマトネリコ> 2010年のきょうツリガネニンジン> 2009年のきょうフジカンゾウ> 2008年のきょうムカゴイラクサ> 2007年のきょうタムラソウ> 2006年のきょうナンバンギセル> 2005年のきょうヒメマツバボタン> 2004年のきょうモクレン

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9月4日(木) トクサ

140904tokusa四角い西瓜というのをTVで見たことがあります。わざわざ型に嵌めて育てるのだそうで、これをアイデア商品と褒めそやすべきか、浅ましいとさげすむべきか、幸いにも拙宅にはまだ到来しないので、悩まずに済んでいます。
ところが、沢沿いの小道でこんなトクサに出会って、しばし悩んでしまいました。いったいこいつの人生(?)に何があったのか、なぜにそんなにクネクネと育たねばならなかったのか、誰かが枠に嵌めたわけでもあるまいに、訝しいことです。
あれ、またしくじった(斑入りタカノツメのこと)ようです。この一本を培養して「フラ木賊」などとネーミングして売り出す手があったような…という浅ましい考えが野良歩きのときにはまったく浮かばないのに、娑婆に戻ればすぐに毒気が湧き出てきます。

2013年のきょうムベ> 2012年のきょうコンテリクラマゴケ> 2011年のきょうヒャクニチソウ(矮性)> 2010年のきょうイチビ> 2009年のきょうオオリキュウバイ> 2008年のきょうアズマカモメヅル> 2007年のきょうクロホウシ> 2006年のきょうイトススキ> 2005年のきょうアメリカノウゼンカズラ> 2004年のきょうフサケイトウ

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9月3日(水) オオモクゲンジ

140903oomokugennjiつくづく不思議な木です。以前、「雌雄同株の雌雄異花か、あるいは雌雄混株か」と逃げた花の仕掛けについての疑問は未解決のままで、今度は花と実の時期についてわからなくなってしまいました。
問題の記事は4年前の9月14日付で、開花をとらえています。その前年には8月24日に開花の様子を載せています。つまり、ワタシの観察したオオモクゲンジ(関東南部2箇所)の開花時期は、8月下旬から9月中旬と思えるのです。
それが9月の頭にこんな状況です。なかの種こそまだ白くて幼い状態でしたが、袋がこんなにきれいに色づいて、結実してひと月は経ったように思えます。
さらに、袋果とは違う枝についている突起は、どうも花の蕾らしいのです。要は、オオモクゲンジは夏から秋にかけて何度か花を咲かせ、そのたびに「1期生」「2期生」みたいに実を稔らせていくと考えたのですが、どうにも検証不足です。
いつもの言い訳で、定点での継続観測をしていないので、事の推移を正確に捉えることができません。不思議だなぁ~という呟きだけが積もっていきます。

2013年のきょうダイコンソウ> 2012年のきょうシマトネリコ> 2011年のきょうヘラノキ> 2010年のきょうトレニア(ハナウリクサ)> 2009年のきょうオオマルバノホロシ> 2008年のきょうメボウキ> 2007年のきょうゲンノショウコ> 2006年のきょうサワギキョウ> 2005年のきょうガガイモ> 2004年のきょうラッカセイ

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9月2日(火) キツネノマゴ

140902kitunenomago1もうそろそろ訪花昆虫シリーズは止めようかと思いつつ、ついシャッターを押してしまいました。キツネノマゴを侮(あなど)るわけではありませんが、こんなささやかな花にまで蝶々さんがジト~ッとへばりついているのは軽い驚きでした。
140902kitunenomago2そして、それよりももう少しだけ驚いたのがこの写真です。キツネノマゴの葉に黄色い斑が入っていました。初めて見た気がします。
同じ斑入りでも、つい先日、タカノツメのそれを見つけたときは己の才覚のなさを嘆いたものですが、キツネノマゴの斑入りではたぶん商品価値はほとんどゼロ? 「これが趣味人の間で珍重されている『金狐』というものですよ」…なんて、草むらの陰で狐がささやいたのは、木陰での午睡のなかだったようです。

2013年のきょうヤマボウシ> 2012年のきょうカナムグラ> 2011年のきょうハナトラノオ(カクトラノオ)> 2010年のきょうシロネ> 2009年のきょうツルガシワ> 2008年のきょうミズカンナ> 2007年のきょうヒメシロネ> 2006年のきょうイヌタデ> 2005年のきょうハス> 2004年のきょうピンクノウゼンカズラ

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9月1日(月) ムクゲ

140901mukuge1このあと、どこかで水浴びでもするのでしょうか。それとも、巣に帰ったら仲間がこの花粉を舐め取ってくれるのでしょうか。柱頭の受粉部分につけばいい量に対して、ムクゲの花粉はあまりにも過剰な量であることにあらためて気づきました。
さて、訪花昆虫にハマッてしまい、草木のことはどうでもよくなったかというと、なかなかそうでもありません。この大量の花粉を出している雄シベですが、ムクゲのそれはふつうの花と違って、雌シベの花柱から葯が噴き出している…つまり、雌シベと雄シベが合体して一つのものになっているように見えます。
140901mukuge2しかし、実際には雄シベの花糸が花柱に沿って覆うように雌シベを包んでいるだけで、両性具有ではなく、きちんと雌シベ・雄シベの別はあるのでした。
そんなことはどうでもいいのはこの虫で、どんなに待ってもお顔を見せてくれません。じれて、枯れ枝でつついてみましたが、ピクリとも動きません。このまま花が萎んだら、花びらにくるまれてしまうでしょうに、いつまでこうしている気でしょう。

<過去掲載のムクゲ> 2014年7月11日(白半八重) 2011年7月27日(ピンク一重底紅) 2004年6月13日(紫一重)

2013年のきょうシュウブンソウ> 2012年のきょうヤブデマリ> 2011年のきょうハリギリ> 2010年のきょうトウワタ(アスクレピアス)> 2009年のきょうキバナアキギリ> 2008年のきょうケンポナシ> 2007年のきょうアゲラタム> 2006年のきょうヘクソカズラ> 2005年のきょうセンニンソウ> 2004年のきょうマツムシソウ

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