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追加編 : クリの雌花

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何年か前、「これがクリの雌花」と書いたのに続き、もう少しジックリとクリの木を眺め回してみました。まずは花穂の全景(↑)で、付け根の雌花が二段構造です。
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どれどれと迫ってみると、突き出た白い棘(雌シベ・柱頭)が3本×3セットです。その下が子房で、栗の実は3個詰め合わせ(笑)が基本なのだと納得です。そして、その土台が総苞で、このイガがどんどん発達して3個の実をくるむというわけです。
栗栽培の資料によると、2枚目写真の状態が受粉機能全開だそうで、なんだか神々しく見えます。それに比べると哀れなのは雄花です。写真は自然状態の木なので命を長らえてはいても、これが栗農家のものならとっくにチョン切られているのです。おいしい栗を作るためとは言え、切られる方も不憫だし、切る手間もすごいものです。
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さて、オマケの写真は雌花なしの花穂です。逆の雌花だけという花穂は見当たらず、すべからく男は子孫繁栄のための保険なのだと思い知る次第です。

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