6月8日(日) イグサ(イ)
自分の家の畳に花が咲いたら困りはしても、畑の藺草(いぐさ)にはこうして蕾がつくのでした。茎の途中から花が出たように見えるこの構造は、前にサンカクイなどでも学びました。正確に言えば、花の部分までが花茎で、それより上は苞なのです。
したがって、花茎部分が畳幅の分だけ長くないといけないわけで、かつて熊本で藺草畑を見たとき、肩ほどにまでボウボウとのびていたのが頷けるのでした。
花茎には髄が入っていて、これが畳の柔らかさを生みます。径は1.5mmほどなので、編んで締めるとすれば、1枚の畳には千数百本が必要な計算になります。
したがって、花茎部分が畳幅の分だけ長くないといけないわけで、かつて熊本で藺草畑を見たとき、肩ほどにまでボウボウとのびていたのが頷けるのでした。
花茎には髄が入っていて、これが畳の柔らかさを生みます。径は1.5mmほどなので、編んで締めるとすれば、1枚の畳には千数百本が必要な計算になります。
さて、「イ」という名前は植物名で最短という栄誉を持ちます。標準和名はイグサであり、「イ」はあくまで別名とは言え、ちょっと大切にしたい呼び方です。
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