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6月10日(火) エキノプシス・カマエセレウス(ビャクダン、ピーナツカクタス)

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何カ所かで連続して、この輝くオレンジ色の花を見ました。いまが盛りです。
それらのなかでは、この懸崖作りが一番豪華でした。もっとも、こんないい環境ではなく、ブロック塀とアスファルトの隙間でニョロニョロ・パッと生きているヤツもいたので、かなりタフな性質ではあるようです。
学名ではエキノプシス・カマエセレウス(Echinopsis chamaecereus)といい、花色は代表的なオレンジのほかに、赤・白(注2)・ピンク・黄などがあるそうです。
愛好家のなかでは古くからの基本種で、その世界では「白檀」が通称です。素人はつい花に惹きつけられても、マニアはこの白い毛に覆われた茎を愛するのです。
しかし、同じマニアでも海外の人の感性はまた別で、なんと英名ではPeanut Cactusだと言います。白檀とピーナツ、月とスッポンもビックリながら、言われてみれば茎の先がそんな風に見えてきました。イヤシンボとしてはこちらに一票です。

<補注1> 一部にこれを「紐サボテン」と称しているのを見かけるものの、ドラゴンフルーツなどが属するヒモサボテン属(Hylocereus)はエキノプシスとは別属になるので、適切ではないと考えています。
<補注2> エキノプシス・カマエセレウスを母種としたと思われる白花品種を見ました。(2021年6月2日

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