5月8日(木) モモイロハナエンジュ(バラアカシア)
灌木とは言え見上げるほどに育つので、その枝がこんなに派手な薔薇色で飾られると、遠くからでもすごく目立ちます。そんな見目だけでなく丈夫で育てやすいので、庭木として普及してもいいのに、まだ見かけられないのは残念なことです。
もっとも、アメリカ原産だけあって、ややバタ臭い風貌ではあります。日本家屋への親和性という観点からだと、先日取り上げたトネリコ属にはひけをとりそうです。
バラアカシアという別名は、英名の「Rose acacia」の直訳でしょう。本来は「バライロアカシア」とすべきところを端折ったので、思慮に欠けるワタシなど、「どうしてアカシアがバラ(の木)?」と混乱してしまいます。
ただ、名付けというのはホトホトむずかしい問題だと思います。この木もハナアカシアとしたい(注)ところを、わざわざ別属のエンジュの名前を借りていて、ワタシの頭は混迷の淵へまっしぐらです。もちろん、その話の延長線上にはニセアカシアという薄幸の美女を登場させざるを得ず、せっかくの薔薇色の美しさも曇ってしまいます。
もっとも、アメリカ原産だけあって、ややバタ臭い風貌ではあります。日本家屋への親和性という観点からだと、先日取り上げたトネリコ属にはひけをとりそうです。
バラアカシアという別名は、英名の「Rose acacia」の直訳でしょう。本来は「バライロアカシア」とすべきところを端折ったので、思慮に欠けるワタシなど、「どうしてアカシアがバラ(の木)?」と混乱してしまいます。
ただ、名付けというのはホトホトむずかしい問題だと思います。この木もハナアカシアとしたい(注)ところを、わざわざ別属のエンジュの名前を借りていて、ワタシの頭は混迷の淵へまっしぐらです。もちろん、その話の延長線上にはニセアカシアという薄幸の美女を登場させざるを得ず、せっかくの薔薇色の美しさも曇ってしまいます。
<補注> 「ハナアカシア」はギンヨウアカシアの別名なので使うことができません。
<タイトル訂正> 本来のハナエンジュを撮影して見ると、上の写真の花色があまりに「あからさま」に思われ、調べ直しとなりました。
結果、ハナエンジュ(Robinia hispida)には別種(R. fertilis)または変種(R. hispida var. fertilis)とされる1種があり、その解説写真の花色(ほかの特徴は両種に顕著な差なし)がまさに上の写真と同じでした。
和名がはっきりしないのですが、桃色ハナエンジュとするサイトがあったし、英名直訳のバラアカシアもこちらにこそふさわしいと考え、旧タイトル「ハナエンジュ(バラアカシア)」の頭にモモイロを付け加えます。(2023年5月21日)
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