5月21日(水) チガヤ
♪春なのに、春なのに…と切なく歌ったお嬢さんもすでに貫禄のオバサマになり…という話ではなく、チガヤの白い穂を見ると、このメロディが口を衝(つ)くのです。
オギやススキのイメージが強すぎ、白い穂=秋という思いが自分のなかにあるのでしょう。その観念に反し、早春に芽吹いたチガヤの穂は、「春なのに」真っ白です。
近づいてみれば、綿毛がすでに膨らんだ穂もあり、強い風を待っています。地下茎でどんどん勢力をのばしつつ、こうして盛大に種を飛ばすわけですから、油断しているとそこらじゅうがチガヤだらけになってしまいます。
そんなチガヤがまだ若いときはこんな感じでした。花穂から飛び出した雄シベが初々しく見えます。まだ花茎がグンとのびる前なので、葉と花穂を一緒に写せます。
もう少し若いと、この花穂は食べられると言います。ただ、そのころだとまだチガヤを認識できなくて、残念ながら食味試験は未実施です。
2013年のきょう<ニガキ(雄花)> 2012年のきょう<ノミノツヅリ> 2011年のきょう<オニタビラコ> 2010年のきょう<ケシ> 2009年のきょう<バッコヤナギ> 2008年のきょう<ザイフリボク> 2007年のきょう<クスノキ> 2006年のきょう<カスミソウ> 2005年のきょう<ユウゲショウ> 2004年のきょう<クレマチス>
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