5月19日(月) アリウム・オストロスキアヌム(ベニオトメニラ)
ネギ属(アリウム属)というのは、そこに入る植物数が400とも700とも言われるくらい巨大です。自分のトポトポ歩きでは、いったいその何%と出会えるやら…。
しかもその大きな属の上位概念(科)が、分類方法によってヒガンバナ科・ネギ科・ユリ科などと揺れてしまいます。
さて、そんな鬱陶しい話とは裏腹に、なんともかわいらしいアリウムを見つけました。小さな球根のくせに、こうしてボール状にたくさんの小花を咲かせます。その色と形がまるでお菓子のようで、茎や葉のくすんだ緑色と好対照です。
しかもその大きな属の上位概念(科)が、分類方法によってヒガンバナ科・ネギ科・ユリ科などと揺れてしまいます。
さて、そんな鬱陶しい話とは裏腹に、なんともかわいらしいアリウムを見つけました。小さな球根のくせに、こうしてボール状にたくさんの小花を咲かせます。その色と形がまるでお菓子のようで、茎や葉のくすんだ緑色と好対照です。
ところがやはり話は入り組んでいて、その名前が問題でした。オストロスキアヌムとオレオフィルム(Allium ostroskianumとA. oreophilum)、どちらが本名でどちらが別名なのか、はっきりしません(注)。外国のサイトではオレオフィルムを別名としているものが多いようなのに、日本ではその逆が目立ちます。
こういう場合、自分流では覚えやすい名前をメインにするのに、今回はその尺度でも大差はない感じです。やれやれ、こうなれば好き勝手に「アリウム・お菓子ちゃん」とでも呼んでおくことにしましょうか。
こういう場合、自分流では覚えやすい名前をメインにするのに、今回はその尺度でも大差はない感じです。やれやれ、こうなれば好き勝手に「アリウム・お菓子ちゃん」とでも呼んでおくことにしましょうか。
<補注> Allium ostroskianumの標準和名はベニオトメニラでした。ただ、その和名で検索しても画像はまだ得られないほどマイナーなので、記事タイトルでは補足名としておきます。なお、本文に取り上げた種小名: oreophilum は ostroskianum の異名(シノニム)とわかりました。(2021年5月)
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