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4月30日(水) アズキナシ

140430azukinasi1かつては縁の薄さを嘆いたこともあるアズキナシですが、どうやらいいお付き合いができるようになりました。しかも、じつは前回掲載の撮影は仙台市内だったので、開花時期がやや遅めだったのですが、今度はバッチリ地元の木です。
それに、前回はウラジロノキと混同するかも、と危ぶんだ葉をきれいに写し込むことができました。表面が毛深いウラジロと比べ、葉表は輝いて艶があります。
140430azukinasi2さらに、懸案だった「秤の目」も確認できました。サクラのように、幹や枝に横筋が入る樹種はほかにあっても、こんなに短い縞が等間隔で入るものは初めて見ます。
棹(さお)の一方に受け皿、他端に分銅を下げた秤を見なくなってしまって、この愉快な別名も意味不明になりかねないご時世ですが、先人が残してくれたウィットは大事に引き継いでいきたいものです。

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4月29日(火) クサタチバナ

140429kusatatibana図鑑的には花期が6~7月とあるので、ほんの咲き出し状態のようです。その花びらはと言えば、標準的に5裂したものの下には6裂のものがあって、かつて本来のタチバナで6弁の花を「タチバナです」とやった失敗を思い出させてくれます。
そのときのタチバナの花を確認するまでもなく、たしかにこの花の印象はタチバナっぽいところがあります。ただ、それもパッと見だけで、よくよく見ればそれは明らかにガガイモの仲間(ガガイモ科カモメヅル属)の風貌です。
もちろん、柔らかで大きく(長さ10~12cm)、淡い緑の葉はタチバナとは似ても似つきません。ただ、ガガイモやカモメヅルとは違い、周りのものに巻き付く蔓は出ないようで、全体の様子はこんな感じのまま、50~60cmくらいにスックと立つそうです。
そんな花の盛りもとらえたいし、秋にはいかにもガガイモ科らしい袋果をつけるそうなので、その様子も忘れずに撮影したいものです。

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4月28日(月) ナニワイバラ

140428naniwaibaraかつてタカラジェンヌのTシャツ姿などと形容したナニワイバラです。あのときの垣根とたぶん同じ場所を撮影しているはずなのに、7年の歳月は枝振りをこれほど密に変えてくれていました。垣根というより、もはや花の壁です。
この花はひと枝に一つしか咲かないので、これだけ開花させるには剪定作業など、かなり上手な管理が必要だと思います。グンとのび出した若いシュートをみると、意外なほど棘が荒々しくて、ふつうの軍手では指が穴だらけになりそうです。
花だけでなく、艶のある葉もきれいです。じつはこの垣根はハタザクラへの公式案内路に面しています。花の時期がちょっとだけ合わないのがとても残念です。

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4月27日(日) トキワナズナ(ヒナソウ、フーストニア)

140427hinasou1バタ臭い風貌のくせに「雛草」という名前は少しズルではないかと感じます。かと言って正式にトキワナズナと呼ぶと、同じ名前がイベリスの種類にもあって、先日のチョウジザクラのように詐称とまでは言わないけれど、いい選択とは思えません。
そのせいでしょうか。属名のフーストニアで呼ぶ方法も一部に出ています。あちこちの庭先や鉢植えで見かけるので、育てている人に「なんと呼んでいるか」をインタビューして歩くオジサンがいてもいいのかもしれません(汗)。
140427hinasou2花も葉も小さく、低い背丈(10~15cm)ではあっても、性質は丈夫です。2枚目の写真は小学校の校庭の隅で下草状態のものです。盛夏には半日陰を要求するので、こういう環境ならば多年草の特徴が生き、手入らずで毎年咲いてくれるようです。

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4月26日(土) オオデマリ

140426oodemariこの時期、この花の色に会うと、「これ、オオデマリでいいのだろうか?」と少し不安を感じていました。自分で育てれば、花色の時期的な移り変わりは自然に了解できるのに、場所的にも時間的にも「点」で観察している自分の弱みです。
そんな理由で、今回はあちこちのサイトを拝見(手元の図鑑類では色変化の記述が見つからず)しまくり、この花の色が黄緑から白に変わることを確認しました。
そんな経緯で、この写真も晴れてオオデマリを名乗ることができます。枝振りでわかるとおり、かなり気持ち良く育っていて、これが純白になったらさぞかし豪華な眺めだろうとは思います。撮らせていただいたこのお宅としては不本意な登場の仕方でしょうが、掲載趣旨をお酌み取りいただき、ご海容をお願いするものです。

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4月25日(金) アルブカ・スピラリス 'フリズルシズル'

Allbuca_spiralis葉っぱを一本一本、鉛筆にクルクル巻き付けて…などという反則をしたわけではありません。これが本来の姿です。たまたまお店で見かけ、速攻で連れ帰りました。
そもそも、葉っぱを「一枚一枚」ではなく「一本」と勘定してしまうところから、まずは不思議です。ふつう、草木の葉はできるだけ太陽光を受け止めるのが仕事でしょうに、針金みたいですから、面積を稼ぐ気など毛頭ないようです。さらに、光を避けるようにそれをカールさせてしまうなんて、いったいなにを考えているのでしょう。
やたら長い名前の後ろ部分は園芸品種であることを示しています。葉の巻きを強く「改良」したものだそうですが、そんな作出種ではなくても、もともとアルブカ属にはこういう性質がそなわっているようです。

さて、アスパラのような蕾が「俺のことも忘れるなよ」とむくれています。これから花茎がグーンとのびて、ややショボイ花が咲く「予定」なのですが、それまでにどんな不幸が待ち受けているかわからないので、まずはこの段階を記録しておきます。
と言うか、花茎とともに葉ものびてきていて、このまま行くとカーリーヘアのかわいらしさが少し薄まる恐れがあるのです。
そんな事情で、少しフライング気味の登場です。うまく育って花が咲き、無事に夏(が苦手らしい)を越し、新たな芽がクルクルッと出て…というシナリオにはなっているのですが、はた衛門の描く構想はいつも実現率がかなり低いのが難点です。

<補注> 開花の続報はこちらです。(2014年5月27日)

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4月24日(木) トネリコ

140424toneriko1ようやくトネリコの花をとらえました…と威張れる写真ではないのが悲しいのですが、木が高すぎて300mmでは目一杯、しかも風が強くてブレてしまいました。
それでも、新しい枝の葉腋にこうして円錐花序をつけることがわかりました。去年は6月に実を写しているので、だいたいのサイクルは把握できました。
ところが問題はトネリコが雌雄異株であることです。写真の木は去年とは別のものなので、この花が雌雄どちらかを明言できません。無理に拡大すると、2本の雄シベ(黒っぽい葯)が見えるだけで、柱頭らしきものは見つかりません。
したがって、これはたぶん雄株…ということは、去年の撮影場所へ急行して雌花をとらえなくてはいけません。ああ、時間がぁ。(涙)
140424toneriko2というわけで、今年はここまでになりそうなので、悔し紛れに半月前の芽吹きの姿(きょう掲載の花をつけた木)を載せておきます。

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4月23日(水) ヤブニンジン

140423yabuninjinこのごろ、古い写真ファイルを見直している(04~08年の小さな写真を差し替えるため)と、そのころは正体も知らずに撮ったであろう草木が案外に写っていて、「なぁ~んだ、こんな昔に見ていたのか」と一人で苦笑いしています。
このヤブニンジンも、もしかしたらその類かもしれないのですが、自分としては初めて見つけた「つもり」です。ただ、一見してセリ科だろうとはわかったので、帰宅して正体を調べるのはとても楽でした(へへ、成長したなぁ、と自己満足・笑)。
残念ながらまだハシリの時期で、ヤブニンジンと特定しやすいバットのような形の実が見られませんでした。また、この小さな(直径3mm弱)花には両性花と雄花の区別があることもあとから知ったので、早いうちに再挑戦が必要です。

<補注> この後、この場所ではヤブニンジンを見失ってしまい、3年後の夏、別の場所で不思議な姿になったヤブニンジンと再会しました。(2016年7月9日)

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4月22日(火) フジモドキ(チョウジザクラ、サツマフジ)

140422hujimodoki1この木の名前をタイトルに三つも並べざるを得なかったのは、それだけどれも決定力を欠くと思ったからです。
まず、標準的に使われるフジモドキですが、たしかに花色はフジに似ても、その形はどう見てもフジには遠く、はた衛門的には却下(笑)です。ただ、香りがいいので、藤棚の下にいる気分ということであれば、多少は頷けるところもありでしょうか。
次のチョウジザクラは園芸店などが好んで使うようですが、これは本当のサクラ属に同名の品種があり、かなり問題を含みます。詐称の嫌疑で逮捕!です。
そしてサツマフジですが、鹿児島原産かと思えばさにあらず、この木の生まれは中国らしいので、「なんでまた?」という疑惑の眼差しを誘います。
140422hujimodoki2さて、三つともこき下ろしてしまうと自分でも呼び名に困るわけで、英名まで調べてみました。おお、ライラック・ダフネだそうで、うん、ライラックならだいぶ近い感じです。ただ、分類的にまるで違う(ジンチョウゲ科vs.モクセイ科)という基本問題は残ります。
ということは、あとは学名(Daphne genkwa)しか残りません。しかしこれ、ダフネは英名にも登場したのでいいとしても、genkwaはゲンクワですか。これはまたなんとも語呂の悪い音で、だれも学名で呼ばない理由がよくわかります。
長々と否定を重ねてきての結論です。全部覚えればいいわけです。人と話すときは、相手がこれをどう呼んでも能書きなど言わず、ニッコリ微笑んで頷くのです。
トホホ、草木を楽しむ道は人格陶冶につながるのだなんて言ったら、フジもサクラもライラックも、お臍でお茶をわかすことでしょう。

<補注> 3週間後、葉が展開した様子を収録しました。(2014年5月12日)

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4月21日(月) シロヤブケマン

140421siroyabukemanムラサキケマンの花が紫色ではなく白でした。手前でボケているのがふつうのムラサキケマンです。この場所だけでなく、ほかでも両者は隣り合って咲いていました。
これは単なる色変わりとか成長過程での色違いではなく、ムラサキケマン(Corydalis incisa 別名:ヤブケマン)の品種として区別されるもので、シロヤブケマン(Corydalis incisa f. pallescens)という固有の名前を持っていました。
このシロヤブケマンは花の先端部に紫の斑点を残しますが、これも消えて完全な白花になると、それはユキヤブケマン(Corydalis incisa f. candida)といってまた別の品種になるのだそうです。やれやれ、珍しくもない野の草だと思っていたら、その奥の深さに翻弄されてしまいます。

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追加編 : ハタザクラ(緑の葉を背景に)

140420hatazakuraハタザクラの花を写すときは赤い葉が脇役になるのが常でした。ヤマザクラの系統なので、花の咲き出しと展葉の時期がかぶさり、萌え出した赤い葉がやや白めの花を引き立ててくれるのです。
そんなわけで、こうしていかにも葉っぱらしい緑色に包まれたハタザクラの花(旗2枚つき)は、今まで撮る気で撮ったことがありませんでした。
これは親木の脇の二代目で、今年は4月1日に開花しました。したがって、正味20日間は花を見ることができたわけです。もちろん、見頃のピークはもっと短いのですが、旗を見るだけなら意外に長く楽しめることに今ごろ気づきました。

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4月20日(日) ミツバアケビ

140420mitubaakebi_fアケビの雌花というのは、まるで女王蜂のように堂々としてたくさんの雄花を従えているのですが、それがミツバアケビとなると、さらに色の迫力が加わります。
3枚の肉厚な萼(花びらはなし)も惚れぼれする色艶だし、4~6本突き出す花柱の白っぽくくすんだ色合いと、その先端の艶めき具合の対比にも痺れます。
これでサイズが巨大なら言うことがありませんが、葉裏で枝にポーズをつけている拙の人差し指と比べると、その直径は1.5cmというところです。
140420mitubaakebi_mおっと、その他一同さんにも一応はピントをあてておきましょう。雌花と同じく3枚の萼を持ち、丸く固まった6個の雄シベが徐々に展開します。

もう一つおっとで、葉にも触れておきます。ふつうのアケビが小葉5枚なのに対し、ミツバアケビは名前どおりにそれが3枚です。
その形も両者はまるで違い、全縁楕円の「ふつう」に対しミツバは緩やかな切れ込み(鋸歯)を持ちます。おととい載せたカシワの葉をも思わせるその形は「ふつう」よりも愛嬌があり、ちょっと贔屓してしまいます。

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番外編 : 花、終わりぬ

140419yuukei花が終わってしまい、ボンボリにも灯りが入らなくなったなあ…と思っていたら、この写真を撮った翌日(16日)、そのボンボリ自体も撤去されてしまいました。
虚脱感と言えば大げさですが、花後というのは幾分の寂しさが漂います。犬と散歩中のおばさんの背中にも、その寂寥感が貼り付いていたし、沈んでいくお陽さまの色合いまで哀愁に満ちていました。
この気持ち、老人がよく言う「あと何回、桜を見られるだろうか」という気分にはまだ遠いとは思うのです。しからば何?と考えてみると、そうか、遊園地の帰りに不機嫌に黙り込んでいる男の子…そうそう、きっとあの子もこんな気分だったのでしょう。

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4月19日(土) ユキモチソウ

140419yukimotisou小はカラスビシャクから、大はショクダイオオコンニャクまで、このサトイモ科には不思議な付属体を持つ目立ちたがり屋がたくさんいます。
その路線は、おおむねウラシマソウに代表される「これ見よがし」派なのですが、それらに比べるとこのユキモチソウは「ほのぼの」派で、やや系統を異にします。見た目だけでなく感触もフワフワで、まさしくつきたてのお餅です。
ただ、これは花ではないわけで、花(雌雄異株)はこのお餅の下側にあるらしいのですが、上から覗いてもそこは見えません。残念ながら、そこを暴くには自分で育てるしかない(四国以西に生息するので、この辺のものは植栽品)のですが、せっかくの「ほのぼのさん」にそこまでムキになることもないかとあきらめておきます。

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4月18日(金) カシワ

140418kasiwa1気合いが入りすぎてフライングというのは運動会だけではないようで、この春こそは!と狙いをつけたカシワの雌花を撮ろうとして、わけがわからなくなりました。
雌花は、その年に出た枝の頂部で、葉の脇につくらしいのですが、そこには雌花と考えられる物体が2種類(黄色マークと白マーク)存在したのです。時期が早すぎて、どちらもまだ開き具合が悪いので、どっちがなにともわかりません。
図鑑には「雌花には花柱が3本」とあって、黄色マークの方がそれらしいのですが、白マークの方も、ブナ科の木では雌花の花穂としてポピュラーな姿です。
いずれもう何日かすれば、自然とそれぞれの正体がわかるでしょうが、それまでのお楽しみとして、この写真を記録しておくことにします。
140418kasiwa2そんな、「わかりにくい」女性に対して、男性の方はまるっきり脳天気に風に揺れていました。ただ、こちらも「開花」にはまだ少し早かったので、8個の雄シベが王冠のように開いた姿を接写するのは次の機会としておきます。

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4月17日(木) キバナカタクリ

140417kibanakatakuri1通りがかりのお庭で初めてこれを見たとき、「また知らないランかなあ」といささか迷惑な思いでした。ところが、何日もしないうちに、今度は例のお寺の境内で「撮ってよ!」とばかりに咲いているのに出会いました。これも仏縁でしょうか(笑)。
仏様は優しくて、名札もついていました。ひぇ~、これ、カタクリでしたか!
140417kibanakatakuri2ちょっと、ふつうのカタクリとは風情が違いすぎます。ピヨーンとのびた茎は30~40cmもあって、花と葉を一緒に写すのに苦労します。その葉がまたテロンとした表面で、どことなくイミテーションっぽいのです。
などと舶来品排斥みたいな発言は慎みましょう。たしかに、花だけ見ればその形はカタクリではあるし、そういう思いで見れば葉も…(いやー、苦しい)。
140417katakuri口直しに、10日前に撮った本来のカタクリです。これがそろそろ仕舞いの撮影でしたから、和種と洋種では開花時期に2週間ほどのズレがあるようです。

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番外編 : 晩白柚(ばんぺいゆ)の砂糖煮

140416banpeiyuこれがあのブカブカの皮だったなんて、ア、お釈迦様でもご存じあるめぇ~と見得を切りたくなります。ただ、これは助手2号の作品で、ワタシは食べるだけです。
シシユズもおいしいゼリーになりましたが、こちらはさらに厚みがある分、見かけが一段と豪華です。ホロッとした苦みが(それがふつうなのか、ウチのものだけか、比較対象がなくて不明)奥ゆかしくて、ちょっと贅沢気分です。
実を食べるだけだと当日限りの楽しみですが、こうして砂糖煮にすれば保存が効くので、長い間、実のおいしさを思い出すことができるのもメリットです。

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4月16日(水) ササベザクラ(笹部桜)

140416sasabezakura1ブログ開設10周年のきょうをどんな出し物で飾ろうか思いあぐねていましたが、なんと図々しくも桜博士・笹部新太郎先生のお名を冠した桜を登場させます。
そもそも、志木名物・ハタザクラの紹介から始めたこのブログですから、記念日を桜で飾るのは理屈が通ります。しかも、この笹部桜はハタザクラと同じように旗弁を持っているので、いわば仲間同士の桜でもあります。
140416sasabezakura2ただ、ハタザクラに比べればまるで八重のように花は豪華で、しかも芯には強い赤みが刺します。さすが、桜博士が実生から選んで育成しただけの桜と見惚れます。

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番外編 : あるヤマザクラ

140415yamazakura人生には辛く苦しいときもあるけれど、いちいちメゲてちゃダメなのさ。ほら、オイラのようにしぶとく、グィーンとのびてごらん! 幹は歪(いびつ)でも、春になればこうしてきれいに花が咲くんだからさ!!
…などと青少年向けにお説教をたれそうな山桜に会いました。写真はエフェクトをかけてはいますが、本当に幹は歪んでいて、ひどい環境で育ったようです。
いわゆる名木の桜もいいのですが、誰に見られるでもなく、ポツネンと我が道を謳歌している桜には、いささか心を揺すられるものがあります。

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4月15日(火) センダイタイゲキ

140415sendaitaigeki1見るからにトウダイグサ属です!という顔はしていても、今までに出会った同属の諸氏とはどことなく面差しが違います。まず背丈がトウダイグサナツトウダイ、あるいはノウルシ(これらは30cmほど)よりは高いが、タカトウダイ(70cm程度)ほどにはのびず、おおむね40cmというところです。
加えて、直感的には赤く感じます。ノウルシ・トウダイグサ・タカトウダイなどは全体の印象が黄色であるのに対し、センダイタイゲキを離れたところから見ると、ナツトウダイに似た赤(紫茶)が色合いのベースになっています。
140415sendaitaigeki2さて、問題は花のつくりです。1枚目写真では4個の腺体と4本の雄シベが見えますが、2枚目写真では腺体から突き出ているものが1本です。どうやらこれが雌シベらしいのですが、雄シベがあれば雌シベがなく、雌シベがあれば雄シベがありません。
雌雄異花ではなく両性花のはずなので、これはもしかしたら雌性・雄性のタイミングのせいかもしれず、もう少し観察が必要です。

また、この草は名前が仰々しくて腰が引けます。タイゲキとはいったいなに?と思ったものですが、漢字では「大戟」で、「ナツトウダイに似たものだが、日本ではこの類を総括して使う名」(牧野図鑑)だそうです。センダイタイゲキのほかに、同図鑑にはハクサンタイゲキ、ベニタイゲキ、イワタイゲキが収録されていました。
一方、センダイはシンプルに仙台で、「はじめ仙台で採集された」(同)からであり、あのセンダイハギのように込み入った事情はないので安心しました。

2013年のきょうツバキ(九重)> 2012年のきょうアネモネ> 2011年のきょうハタザクラ> 2010年のきょうハシバミ> 2009年のきょうハリエニシダ> 2008年のきょうミドリウスバサイシン> 2007年のきょうラショウモンカズラ> 2006年のきょうヤブタビラコ> 2005年のきょうシロバナハナズオウ

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4月14日(月) ハシバミ

140414hasibami1固い殻に覆われていたイソギンチャクさんの芽麟がほどけ始めました。木々の冬芽が展開するときは、まるで手品を見るような気がするのですが、ハシバミの雌花芽には雌花だけでなく、こうして何枚かの葉が入っていました。
140414hasibami2別の枝では、その葉がすでに亀さんの形になっていました。秋に色づくまで、ぜひこのままきれいな形で育ってほしいものです。
140414hasibami3さて、この2月の豪雪は、ハシバミの枝まで折っていました。弾けたような折れ方からして、木質がかなり硬そうです。材が白くて木理もきれいですが、大木にはならないので、もっぱら傘や工具の柄に使われるということです。

2013年のきょうコスミレ> 2012年のきょうレンギョウ> 2011年のきょうスギ> 2010年のきょうサルトリイバラ(サンキライ・雌花)> 2009年のきょうオオイワウチワ> 2008年のきょうハナノキ> 2007年のきょうムレスズメ> 2006年のきょうコオニタビラコ> 2005年のきょうアケビ

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追加編 : ハタザクラ(見どころ解説)

140413hatazakura1夕陽に染まるハタザクラを情緒的に写してみた…のではなく、これこそハタザクラという見どころ解説写真です。この木の特徴である旗弁は、花びらではなくて雄シベが変化したものという証拠がこの状態で、本来の花びらが散ったあとも、こうして旗弁だけがしばらく残ります(もちろん、このあと旗弁も枯れ落ちますが)。
140413hatazakura2次は咲き初めのころにソメイヨシノ(右端)と比べたところです。ハタザクラの花が、ソメイヨシノよりひと回り・ふた回り大きいことがわかります。また、ソメイの雄シベ(花糸)がピンク色なのに対し、ハタザクラのそこは純白です。
140413hatazakura3ただ、離れて見るとハタザクラの花は風格のある薄桃色なのですが、その原因は花びら外側の先端に刺す色味にあります。咲いたあともしばらく花びらの縁の裏側に赤みが残るので、そこはかとなく色が萌(きざ)して見えるのです。

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4月13日(日) レンプクソウ(ゴリンバナ)

140413renpukusouきのうに続いてボケ写真を載せたくはなかったけれど、この草には初めて会ったし、そこらでいつでも出会えるものではなさそうなので、とりあえず…。
茎の頭=地上10cm少々のところに5個の花をつけています。横向きの4個は花びらが5裂、空を向いた1個だけは4裂という妙な構造です。一つの花の直径は6~7mmというところで、きのうのクロモジの雌花までではなくとも難儀な被写体です。
レンプクは連福で、この草を初めに採取したとき、その根が福寿草の根とくっついていたので、めでたいものに連なる草とされた(山と渓谷社・「野草の名前」)と言います。ただ、撮影した場所の周りに福寿草はなかったので、福寿草と並んで絡み合うことが生育の条件でないことだけは確認できます。
それに比べると、別名のゴリンバナはダイレクトです。東京五輪までにはこの花の生育環境も回復し、ゴリンバナで「おもてなし」となってもらいたいものです。

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4月12日(土) クロモジ(雌花)

140412kuromoji1この一枚を選び出すのがやたら面倒だったほど何十枚も撮ったのに、これがベストショットだったのだから涙が出ます。風もなく、光線具合も良好でした。言い訳のネタはありません。顔を洗って出直しが必要です。
それでも、ボンヤリながらこれが雌花であることは確認できます。退化した雄シベと黄色い腺体の奥に緑の子房があり、そこから半透明の雌シベが突き出ています。
140412kuromoji2そうそう、言い訳のネタはありました。なにせ小さいのです。画面左が雌株で、隣り合っていた雄株の枝と並べてみました。クロモジもご多分に洩れず、雌株の開花は雄株より遅くてまだ蕾が目立ちますが、左端には開いた花が写っています。
雄花だって十分に小さくて、直径が5mmほどなのに、雌花のサイズはその半分くらいなのだから、苦労して当然と開き直っておきます。長らく思い焦がれたクロモジの雌株を、とりあえず一本は見つけた(去年秋に実を撮影したもの)のですから、あとは少しずつ腕を上げていけばいいわけです。上がるかどうかは別として…(笑)。

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4月11日(金) ヒキノカサ

140411hikinokasa思いがけず訪れた田島ヶ原(サクラソウの自生地)で、珍しい花に会いました。これまでずいぶん足を運んだ場所なのに、このヒキノカサの花は初めて見ます。
さて、掲載にあたって改めて調べてみて、一人赤面しました。埼玉県の中央部は今も比企(ひき)郡と呼ばれているので、この草の名はてっきりこの地名に由来していると思い込んでいたのです。正解はなんと「蛙の傘」、ヒキはカエルのことでした。
蛙くんが傘とするには、キンポウゲ科の葉はかなり不向き(隙間だらけ)ですから、傘に見立てられたのはこの丸い花でしょうか。だとすれば、ヒキノ「ヒ」ガサでしょうよ、などと、とんでもない誤解をしていたわりに図々しく文句を言い立てます。
とりあえず、サクラソウが満開のころに、こうしてかわいい花を見せてくれることがわかったので、これから少しずつ親しんでいけそうです。

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4月10日(木) アカシデ(ソロ)

140410akaside現(うつつ)の世では女性が苦手なせいで、草木の雌性には異様な興味を持ってしまいます。アカシデの雌花は、何年か前、初めてその存在をとらえました。
しかし、今回の写真に比べると、その姿はやや成熟度が高かったようです。あの姿に比べると、このキュートなお姿はまるで元気な女の子のようです。うわ、はた衛門ってロリコンだったのか(汗)。
いえいえ、女の子に限らず、生命力の息吹というのは美しいものです。そして、その生命力が結実して妊(みごも)った姿はさらに美しく、どうやら老境に入ったせいか、このごろ意味もなく雌性に対して嫉妬に似た憧れを感じるようになりました。

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4月9日(水) キジムシロ

140409kijimusiro野歩きをしていると、キジに出くわすことは珍しくないのですが、残念ながらまだこの草の上に座っている姿にはお目にかかっていません。
それでも、たしかにここに蹲(うずくま)ったら、ホカホカして気持ちいいだろうなとは思います。株の密集度合いが高い上に、黄色の視覚的効果もあるのでしょう。
などと、ついこの花の上に座ることを考えますが、名前の本当の意味は花後に筵(むしろ)のように丸く残る葉にあるそうです。そう言えば、花の時期だけ気をとられ、花のあとも実をつけた姿もとらえていません。そんな追いかけを続けたら、ひょっとしてキジの休憩中の姿をスクープする可能性もゼロではないことでしょう。

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4月8日(火) バイカシモツケ(リキュウバイ、ウメザキウツギ、マルバヤナギザクラ)

140408rikyuubai1ミイラの正体見つけたり!から始まったリキュウバイとの付き合いなので、ここ(ブログ)には青い実割れた実しか載せていませんでした。
あらためて花を大写しにしてみると、軽く捩(ねじ)れてスクリューのような花びらと中央の花床がいかにもリキュウバイ独特の風情です。そして、むしろそれよりかわいいのは順々に膨らんでくる蕾で、まるで布細工のお飾りみたいです。
おっと、ついリキュウバイと呼んでしまいますが、きょうのタイトルはバイカシモツケをメインにしました。このブログも年数を経たので勝手気まま放題ともいかなくなり、正式名(和名)を意識せざるを得ません。
140408rikyuubai2などと固いことを考えていたら、まるでポンと音が聞こえそうな紙鉄砲(割れた実)が大口を開けて笑っていました。ハイハイ、これからも君のことはリキュウバイと呼ばせてもらうけれど、この場ではちょっとだけカッコつけさせてくださいな。

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追加編 : エドヒガン

140407edohigan1今シーズン、コシノヒガンタカトオコヒガンを載せたので、その母種であるこのエドヒガンはなんとしても登場させたい桜でした。それなのに、春の花ラッシュで掲載枠が埋まってしまい、仕方なしに追加編扱いです。
そうやって無理に掲載したわりには、花がもう遅かりしの体です。このエドヒガンとオオシマザクラを交配させたのがソヨメイヨシノなので、この3種はだいたい似た時期が見ごろ・撮りごろと考えていいようです。
壺型の萼筒がエドヒガンの目印で、そこが毛深いのも目立つ特徴です。
140407edohigan2さらに幹や枝が少し白っぽいのも特徴です。
この木はかなりの大木で、高さが10m以上ありました。作出品種であるソメイヨシノが短命(一説には60年)なのに比べて、数百年の古木もあるといいます。そんな大木になると、壺型の萼筒など肉眼では見にくくなるはずで、この樹皮の感じや全体の雰囲気をよく記憶しておきたいものです。

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4月7日(月) センボンヤリ

140407senbonyari1春秋の二期咲きであるセンボンヤリですが、愛想のない秋の閉鎖花に比べ、春に咲くのはこのように解放タイプのふつうの花です。
140407senbonyari2その「ふつう」タイプに、花びらの裏が紫のものを見つけました。1枚目写真の撮影場所では、小さいながらも群落を作っていて、それがすべて白花でした。ところが、この紫タイプはたったの3本だけしか生えていません。自分としては初めて出会った色変わりということもあり、かなり気合いを入れて2枚目写真を撮りました。
さて、調べてみたらガッカリでした。センボンヤリの別名がムラサキタンポポだそうで、この名前からすれば花弁裏側は紫であるのが標準ということになります。
さらに、花の大きさからすれば、「タンポポかい?」という不満が残ります。しかし、花の作り(舌状花と筒状花で構成)がたしかにタンポポと同じです。野の花としてはやや初歩的な存在のセンボンヤリに、まだまだ教わることが多そうです。

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番外編 : ライバル出現

140406myouonzawa1またしつこくハタザクラ…ではなくて、これは隣町・新座で最近発見された新種のサクラです。花がどことなくうるさい感じです。八重ではなくて、こういうのは二重とでも呼べばいいのか、花の芯に旗弁が何枚かずつ立っています。
140406myouonzawa2なにも、志木のマネをして旗つきじゃなくてもよさそうなものを、しかもハタザクラよりも旗つきがいい(枚数も出現率も)のだから癪(しゃく)に障ります。
いえいえ、そんな狭い了見で花を眺めてはいけません。ハタザクラが山桜由来で薄ピンク色なのに対し、こちらは大島桜の変異種だそうで、花が白です。
妙音沢(みょうおんざわ)という環境保護区(崖線から湧出する水が妙なる音を…)の隅に自生(実生)していたもので、今のところ、「妙音沢の桜」と呼ばれています。大島桜の変異種にはウスガサネオオシマというものがすでに存在していて、この新座のものはそれに似ている気もするのですが、せっかく見つけた「ご当地バージョン」ですから、ここはヤッカミなどせず、「妙音沢の桜」としておきましょう。

<追記> 後日(2014年4月19日)の新聞記事によると、この桜は新座市によって「ミョウオンサワハタザクラ」と命名されたそうです。わざわざ「ハタザクラ」としなくてもよさそうなものを、ずいぶん大人げないことをするものです。

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4月6日(日) ハナイカダ(雄株)

140406hanaikadaせっかくハナイカダに会えたのに、その花はまだ蕾でした。さらに、これは雄株で、すでに開花の写真はここに載せたことがあります。
そこで、強い光線を利用して、影絵遊びをしてみました。思惑どおり、車座になった蕾がかわいい形の影を見せてくれましたが、予想外の収穫もありました。
一つは鋸歯の鋭さと美しさで、順光のときより一層その存在が目立ちます。
もう一つは、葉の中央を走る葉脈です。葉柄から花までの太さが、その先の葉脈よりも倍ほどあります。なにかのはずみで花と葉は一体化してしまったものの、花茎の痕跡をここに残しているように思えます。

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お知らせ編 : ハタザクラ、見頃に

140405hatazakura今朝、9時のハタザクラの様子です。
写真の木は、親木の隣にある2代目で、三分咲きほど、親木はやや遅れ気味ですが一応(?)咲いています。
開花がせっかく土日にあたったのですが、あすは変わりやすい天気のようで、観察にはきょうが「前半の山場」になりそうです。

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4月5日(土) オキナグサ

140405okinagusa以前のオキナグサの記事で、「翁」とされた由来の真実は明かしてあります。その原因物体である綿毛など、まだ「毛」ほども見えない、若々しい「翁」草です。
これこそが理想の翁像です。爺さまになっても、若々しく、美しく、輝いて…、ァウ、確かに輝き始めてきたなあ、と自滅です(涙)。
そんな冗談はさておき、今回のキモは葉の美しさです。いかにもキンポウゲ科らしく複雑に切れ込んだ形に加え、密生した深い産毛が春の陽射しに煌めいている姿には神々しささえ感じます。命名者も、花後の禿頭などに目を奪われず、今のこの姿を愛でていたなら、ヤヤコグサ(稚児草)などと呼んでくれたろうにと残念です。

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4月4日(金) アブラチャン

140404aburatyan_mアブラチャンの雄株を探してもう何年が経ったやら。そんな経緯のわりに、見つけてしまえば、たいして見栄えもしないご面相ではありました。
いかにも雄花だぞぉと言わんばかりに葯が目立ちます。…という感想は、ワタシが男だからでしょうか。そんなに頑張って花粉をまき散らしたところで、あとは枯れて散るだけのくせに、とつい斜に構えてしまいます。
140404aburatyan_fで、念のために雌株(雌花)にも再々登場してもらいます。ブレて冴えない写真ですが、今までと違って、若い子房の緑色がきれいです。花の先にある葉芽まで、雌株のものは雄株のそれよりふっくらして、いかにも女性的なのでした。

<補注> 雄花の名誉回復画像はこちらです。(2016年3月20日)

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4月3日(木) ツワブキ

140403tuwabuki1老いた母によれば、ツワブキ葉を楽しむものだそうです。そんな親の教えを逆手にとって、「へいへい、葉ですね」と食べて楽しんでしまった罰当たりな息子です。
その若葉は、理科の実験で親しんだロートと形がそっくりです。ただ、葉表・葉裏ともに茶色の毛で覆われていて、質感がガラスにはほど遠いのが残念です。
茎は指で千切るには少し力がいるほど丈夫です。皮を剥いて、その場でカプついてみましたが、口中に広がった苦みは品が良く、生でも十分食べられました。
140403tuwabuki2そのアク(苦み)を抜くには、ひと晩水に晒すか、ゆでこぼすかすればいいわけで、ひと晩など待てないセッカチは、もちろん後者を選びました。
厚揚げと一緒に醤油で煮るなんていうのが定番のようですが、あえて味をつけずにつまんでみました。しっかりした歯ごたえとともに、春の香りが口いっぱいに広がり、花見酒のアテにはサイコーの一品であることがわかりました。

2013年のきょうミヤマカタバミ> 2012年のきょうヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)> 2011年のきょうミヤマウグイスカグラ> 2010年のきょうムスカリ> 2009年のきょうシダレザクラ(イトザクラ)> 2008年のきょうシダレザクラ(イトザクラ)> 2007年のきょうスノーフレーク> 2006年のきょうムクゲアカシア> 2005年のきょうムスカリ

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4月2日(水) レンギョウ(雌花)

140402rengyouやれやれ、3年がかりでひとまずレンギョウを卒業できそうです。おととしはレンギョウ類が雌雄異株であることを意識せず、まずは他のレンギョウ類との見分けポイントだけに目が行っていました。
それが去年は、写したものがたまたま雄株で、長く突き出た雄シベの奥に雌シベが控えていることに気づきました。それに気づいて見直したら、おととしの花も短花柱型、つまり雄花(雄株)なのでした。
あのあと、かなり雌株を探したのに見つからないままレンギョウの花どきが終わり、今年、ようやく雌株に会えました。長く突き出た花柱が輝いて見えます。
というか、案外に雌株のシェアは高くて、あちこち雌株だらけでした。去年はいったいどこを探していたのか、我ながら不思議です。

2013年のきょうムユウジュ> 2012年のきょうサルココッカ・コンフサ> 2011年のきょうヤマコウバシ> 2010年のきょうゴンズイ> 2009年のきょうテンダイウヤク> 2008年のきょうイチハツ> 2007年のきょうヤマエンゴサク> 2006年のきょうニリンソウ> 2005年のきょうシデコブシ

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4月1日(火) ショウジョウバカマ

140401syoujoubakamaかなり「その後」の姿にはなっていますが、背の高い株・低い株が混じって小さな群生を作っていたのでうれしくなりました。
湿気のある場所を好むと思っていましたが、ここはこんもりした丘の上です。高度的にも低地から高山帯まで分布するそうで、かなり融通のきく性質なのでしょう。
前の掲載(3月初旬)のときは「赤い袴」説に傾かせてくれた葉が、かなり緑みを増してきています。いまの時期に命名したなら、斑(まだら)袴とでもなりそうです。

2013年のきょうレウイシア> 2012年のきょうシャガ> 2011年のきょうヒイラギバツバキ> 2010年のきょうクヌギ(雄花)> 2009年のきょうイカリソウ> 2008年のきょうアカシデ> 2007年のきょうカテンソウ> 2006年のきょうアブラチャン> 2005年のきょうユスラウメ

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