4月22日(火) フジモドキ(チョウジザクラ、サツマフジ)
この木の名前をタイトル欄に三つも並べざるを得なかったのは、それだけどれも決定力を欠くと思ったからです。
まず、標準的に使われるフジモドキです。たしかに花色はフジに似ても、その形はどう見てもフジには遠く、はた衛門的には却下(笑)です。ただ、香りがいいので、藤棚の下にいる気分ということであれば、多少は頷けるところもありでしょうか。
次のチョウジザクラは園芸店などが好んで使うようです。しかしこれは本当のサクラ属に同名の品種があり、かなり問題を含みます。詐称の嫌疑で逮捕!です。
そしてサツマフジです。薩摩=鹿児島原産かと思えばさにあらず、この木の生まれは中国らしいので、「なんでまた?」という疑惑の眼差しを誘います。
さて、三つともこき下ろしてしまうと自分でも呼び名に困るわけで、英名まで調べてみました。おお、ライラック・ダフネだそうで、うん、ライラックならだいぶ近い感じです。ただ、分類的にまるで違う(ジンチョウゲ科vs.モクセイ科)という基本問題は残ります。
ということは、あとは学名(Daphne genkwa)しか残りません。しかしこれ、ダフネは英名にも登場したのでいいとしても、genkwaはゲンクワですか。これはまたなんとも語呂の悪い音で、だれも学名で呼ばない理由がよくわかります。
長々と否定を重ねてきての結論です。全部覚えればいいわけです。人と話すときは、相手がこれをどう呼んでも能書きなど言わず、ニッコリ微笑んで頷くのです。
トホホ、草木を楽しむ道は人格陶冶につながるのだなんて言ったら、フジもサクラもライラックも、お臍でお茶をわかすことでしょう。
まず、標準的に使われるフジモドキです。たしかに花色はフジに似ても、その形はどう見てもフジには遠く、はた衛門的には却下(笑)です。ただ、香りがいいので、藤棚の下にいる気分ということであれば、多少は頷けるところもありでしょうか。
次のチョウジザクラは園芸店などが好んで使うようです。しかしこれは本当のサクラ属に同名の品種があり、かなり問題を含みます。詐称の嫌疑で逮捕!です。
そしてサツマフジです。薩摩=鹿児島原産かと思えばさにあらず、この木の生まれは中国らしいので、「なんでまた?」という疑惑の眼差しを誘います。
さて、三つともこき下ろしてしまうと自分でも呼び名に困るわけで、英名まで調べてみました。おお、ライラック・ダフネだそうで、うん、ライラックならだいぶ近い感じです。ただ、分類的にまるで違う(ジンチョウゲ科vs.モクセイ科)という基本問題は残ります。
ということは、あとは学名(Daphne genkwa)しか残りません。しかしこれ、ダフネは英名にも登場したのでいいとしても、genkwaはゲンクワですか。これはまたなんとも語呂の悪い音で、だれも学名で呼ばない理由がよくわかります。
長々と否定を重ねてきての結論です。全部覚えればいいわけです。人と話すときは、相手がこれをどう呼んでも能書きなど言わず、ニッコリ微笑んで頷くのです。
トホホ、草木を楽しむ道は人格陶冶につながるのだなんて言ったら、フジもサクラもライラックも、お臍でお茶をわかすことでしょう。
<補注> 3週間後、葉が展開しました。(2014年5月12日)
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