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3月31日(月) ユリノキ

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遠目には花のように見える翼果(の一番外側)が残ったまま、ユリノキが若葉を開き始めていました。これまでは、「翼果が落ち果ててから若葉が芽吹く」と思っていました。過去記事でもそんな記述をしていたので、修正です。
それにしても、翼果の枯れ色と若葉の緑の取り合わせがきれいでした。こうして、まるで違う形(種子と葉)でそれぞれが次の世代に生をつなごうとしているわけで、そこに神々しい美を感じるのは、自分が老境に入った証かなと苦笑いです。

過去のきょう 2013 オオムラサキ(オオムラサキツツジ) 2012 ジンチョウゲ 2011 エゾムラサキツツジ 2010 リビングストンデージー 2009 ヤブサンザシ(雌) 2008 サラサモクレン 2007 オオシマザクラ 2006 クロモジ 2005 ヤマモモ

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3月30日(日) フリージア

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10年もこんなブログをやっていて、フリージアは初登場です。この花のことを忘れていたわけではなく、5年目のころから切り花で見かけるたびに、「露地植えを撮らなくては!」と少し焦っていたのです。
しかし、関東内陸部では霜のために冬越しがむずかしいそうで、フリージアの花壇くらいあってもよさそうな公園でも出会えませんでした。写真のものは、先日、あのナツミカンをいただいた農家さんの店先で、プランターに植わっていたものです。
もちろん、冬の間はハウスのなかに置かれているようで、この時期になると毎年ここに並びます。風の具合がいいと甘い香りがたなびき、春到来をアピールします。

過去のきょう 2013 カミガヤツリ(パピルス) 2012 ヤエムグラ 2011 アジサイ 2010 モミジバスズカケノキ 2009 ミミガタテンナンショウ 2008 ヒサカキ 2007 ハナカイドウ 2006 チオノドクサ 2005 ベニバナトキワマンサク

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番外編 : ギンヨウアカシアとサルスベリ

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なんとまあ、今年の雪折れシリーズは4度目です。さすがの大雪でした。
このギンヨウアカシアは、株立ちで太さ7~8cmの幹が2本、バキバキッとやられていました。しかし、その割れた幹の枝先でも花は咲いていて、見かけによらずギンヨウアカシアはしぶとい性質かもしれません。
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そしてこちらはサルスベリです。残念ながら、この木はボッキリと折れて写真の部分がこうして落下していたので、もう花をつけることはないはずです。
と言うか、サルスベリの場合は樹皮部分が剥がれているので、もし落ちずにつながっていても、水分・養分の運搬は困難に思えます。
樹木にしてみれば、折れたあとのことは「想定外」でしょう。しかし、その体質によって災害のあとの生き残り確率に差が出ることは、なにやら暗示的に思えます。

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3月29日(土) ハシバミ

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願いが叶って、秋には試食ができそうな手頃な高さのハシバミを見つけました。写真左側でモコモコしている雄花には申し訳なくても、ワタシのターゲットはこの赤いイソギンチャクさんの数カ月後なのです。
ただ、不安なのは去年見つけた木で結実が確認できなかったことです。まったく手が届かない高さに雌花がついてはいたものの、未練たらたら何度か通ったのです。しかし、あの木ではついに実らしきものを見つけられませんでした。
しかも、あの木は葉の状態もあまりよろしくありませんでした。今度出会ったこの木にはぜひ美しく展葉してもらい、豊穣の秋を迎えてほしいものです。

<補注> 翌年夏に、ようやく実を見つけました。(2015年8月25日)

過去のきょう 2013 ニワウメ 2012 クヌギ(雄花の芽) 2011 コノテガシワ(センジュ) 2010 ヒアシンス 2009 アーモンド 2008 ニシキモクレン 2007 カラシナ 2006 アマナ 2005 キブシ

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3月28日(金) フィットニア(アミメグサ、ベニアミメグサ)

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思いがけず、フィットニアの花を写すことができました。ひと月前、こことは別の温室でその葉の面白い彩りに注目したとき、花がいつ咲くものか想像できなかったし、調べてみても案外に花の写真は少ないので、自分の幸運具合に拍手です。
ただ、ことは大きな温室での開花なので、フィットニアの本来の開花時期とか生育サイクルが理解できたわけではなさそうです。加えて、時期だけでなく花色や咲く手順も未知の世界です。図鑑的には花色は黄となっているのに、自分が見たのは白でした。また、これからたくさん咲き出すのか、これが咲き残りなのかも不明です。
そう言えば、フィットニアには網目が白のものや、緑と赤が逆転したものもあるはずで、ささやかな花を一輪だけ写して喜んでいる場合ではないのでした。

<補注> シロアミメグサの花も見ました。(2015年2月3日

過去のきょう 2013 ミスミソウ(ユキワリソウ) 2012 ヒロハアマナ 2011 アケボノアセビ 2010 メタセコイア(雌花) 2009 オランダカイウ(カラー) 2008 ミズバショウ 2007 ヘビイチゴ 2006 ハナノキ 2005 モモ

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3月27日(木) タカトオコヒガン

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本来の信州高遠での開花はまだのはずでも、都内で見頃になっていました。勝手に、もっと渋めの花を想像していたのに、小彼岸というほどに花は小さくなくて、しかも意外に色目が派手で驚きました。萼の赤さが花びらに映っている感じです。
その赤い萼の形が壺型で、先日のコシノヒガンと同じタイプです。ということは、この一群の母種であるエドヒガンを早くここに載せなければいけないというのに、いつものクセで周囲をグルグルするばかり…。江戸彼岸の撮影が悲願です。(寒)

<補注> この記事のあとで掲載したエドヒガンはこちらです。

過去のきょう 2013 ジャボチカバ(キブドウ) 2012 モクレイシ 2011 ユキゲユリ(チオノドクサ・ルシリエ) 2010 メタセコイア(雄花) 2009 ヤブサンザシ 2008 キブシ 2007 ミツマタ 2006 ザゼンソウ 2005 ヒュウガミズキ

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3月26日(水) ヒマラヤユキノシタ

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不可抗力(笑)だったきのうの写真の甘いピンに比べ、きょうはバッチリです。ふつうは手前の花に焦点を持ってくるところでしょうに、どっこい、写したかったのは一番奥で壁を乗り越えてノタクッている根茎なのです。
これで常緑多年「草」って、そりゃないでしょうよ…と、これを見つけたあと、少しだけ真剣にヒマラヤユキノシタ木本説を探してみました。当然ながら、見つかりません。
もしこの木質部分が立ち上がって幹になっていれば、常緑多年草説に異議申し立てができるというのに、残念ながらそんな様子はありません。このノタクリ具合は、やはりどう見ても枝や幹ではなく、根茎です。
その旺盛な繁殖力のせいで、土留めのコンクリート壁を乗り越えて道路側(写真右手)にまで花を咲かせているわけで、その壁を乗り越えるとき、やむを得ず根茎が露出してしまったのでした。おかげで、思いがけずヒマラヤユキノシタの地中の様子を知ることができました。「壁」にもいろいろな効用があるものです。

過去のきょう 2013 フラサバソウ 2012 シュンラン 2011 ハッカクレン 2010 ハチジョウキブシ(雌花) 2009 フッキソウ 2008 キュウリグサ 2007 ダイコン 2006 シンビジウム 2005 チューリップ

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3月25日(火) ウグイスカグラ

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コンデジでムキになっていた昔と違い、デジイチにしたんだから、もっとシャンとしたものが撮れてもよさそうなのに、この写真、ピン、どこだあ?
という嘆きは脇に置き、昔より少しはツボを押さえたぞと言いたいのは、ウグイスカグラの花を横からとらえたところです。この花筒に毛がなくてツルンとしているのがウグイスカグラで、毛があればヤマウグイスカグラ、萼に腺毛があればミヤマウグイスカグラになるので、花を正面からばかり写していては駄目なのでした。
じゃあ、はた衛門はウグイスカグラか?という自虐ネタも脇に置き、もしかしてこのショットは花筒部ではなく、かわいらしい若葉を撮りたかったのかも…と気づきました。覗き込んだファインダーのなかで、写そうとしたもの以外に目移りするなんて、ほとんど日頃の自分丸出しです。シャンとすべきは、ウデよりもココロでした。

過去のきょう 2013 オトコヨウゾメ 2012 カワヅザクラ 2011 フチベニベンケイ(カネノナルキ) 2010 ハオルシア・オブツーサ(雫石) 2009 カランコエ・ラクシフロラ 2008 ハナノキ(雄花) 2007 ナツグミ 2006 シュンラン 2005 フッキソウ

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3月24日(月) ハナニラ

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恥ずかしながら、この花を見て一瞬考え込みました。ハナニラに似ているけれど、こんなに横向きに細く開く花ってあっただろうか…と。
道端のなんの変哲もないハナニラではあっても、見る時間と角度が違えば、別物かと思うほど様子が違うことを知りました。いつもバッチリメイクの女性が、ある日いきなりすっぴんで現れたときの驚愕にも似た思いです。
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で、これがバッチリメイク…ではなくて2時間後のハナニラさんです。これまでは、日中に空を向いて開いた花を、上からしか眺めていなかったわけです。朝の9時過ぎがお目覚めタイムだなんて、ハナニラさん、意外と朝寝坊型なのでした。

<記事内容修正> 上の文中で、ハナニラが朝に開花するように書いたものの、これは間違いでした。1枚目写真の半開きの花は咲きかけ状態であり、これが完全に開くと、そのまま雨でも夜間でも数日は開いたままのようです。
念のため、朝7時過ぎ、開きかけの花と開花済みのものが混じっている状態の写真(↓)を載せておきます。
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過去のきょう 2013 オランダガラシ(クレソン) 2012 ノシラン 2011 サワラ 2010 スノーフレーク 2009 ヒサカキ 2008 キクラミネウス水仙・ジャンブリー 2007 ゼンマイ 2006 カツラ(雄花) 2005 ヒアシンス

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3月23日(日) コシノヒガン

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越(こし)の…と言われると「寒梅(越乃寒梅)」と続けてしまう飲んべえなので、コシノという冠だから新潟の桜かと短絡反応してしまいました。ところが、越前・越中だって越の国なわけで、この桜は富山県南西部に自生するものだそうです。
さらに、早咲き桜というとカワヅザクラばかりがもてはやされはしても、この桜だって「彼岸」のころにこうして咲き出し、桜の季節到来の案内役を勤めます。
萼筒がくびれた壺型であることがコシノヒガンの一つの特徴になっています。エドヒガンとオオヤマザクラが交雑したものだそうで、おかげでその二親ともがここに未収録(注)であることに気づかされました。

<補注> エドヒガンオオヤマザクラは後日掲載しました。

過去のきょう 2013 コブシ 2012 ウメ(西王母) 2011 クロッカス 2010 ハルニレ 2009 トキワイカリソウ 2008 フサアカシア 2007 セントウソウ 2006 カンスゲ 2005 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)

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3月22日(土) ローダンセマム・アフリカンアイズ

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ちら見ではマーガレットかなと思ったものの、心に引っかかります。立ち止まってよく見たら、細い銀緑色の葉が独特だし、茎も木質化しそうな気配がありません。
近くの学校の外回りに造られた花壇で、そういうところで初めての花に出会えるとは思いませんでした。よほど花好きの先生でも赴任してきたのでしょうか。
調べたら、このごろ売り出し中のローダンセマムというキク科の常緑多年草でした。ローダンセマム属にはいろいろの種類があって、これは園芸開発されたアフリカンアイズのようです。パッチリした鳶色の瞳(筒状花)と白い舌状花のコントラストがきれいで、その接合部を埋める黄色い葯がチャームポイントです。
高温多湿に弱いそうで、本来の原産地(北アフリカ)では常緑多年草なのに、日本では一年草と考えた方がいいというコメントを見かけます。さて、この花壇を管理する新任先生(勝手に決めつけている・笑)は、うまく夏越しさせられるでしょうか。

過去のきょう 2013 セツブンソウ 2012 ヤマアイ(雄花) 2011 アカシデ 2010 パンノキ 2009 ヤドリギ 2008 ミニアイリス 2007 タアツァイ 2006 コノテガシワ 2005 ダンコウバイ

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3月21日(金) キブシ

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コブシが白い花びらを広げ始め、キブシの花筒もこうして開き出しました。暦上からは半月ほども遅れて、ようやく本当の春が到来です。
花筒のなかを覗けば、緑色の雌シベが目立っていて、黄色い雄シベ(の葯)はほんの申し訳程度の付属品になっています。つまりこの木は雌株です。
かつてキブシの雌雄の花を比較したとき、「雄花が黄色っぽく、雌花は緑っぽい」と書きました。ところが、こうして雌花だけ見ると、その色合いは十分に黄色っぽく見えて、ファインダーを覗きながら、少し悩みました。
近くにあった何本かも雌株ばかりで比較という便法が使えず、相対的に判断したものごとを単独で評価しようとすることの無謀さを思い知りました。

過去のきょう 2013 オトメツバキ 2012 カジイチゴ 2011 オウバイモドキ(ウンナンオウバイ) 2010 アツバチトセラン(サンセベリア、トラノオ) 2009 クサイチゴ 2008 アネモネ 2007 チンゲンサイ 2006 アブラナ 2005 ツクシ

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3月20日(木) 熱帯スイレン

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ちょうど一年前にも、温室の熱帯スイレンを載せています。コブシがようやく花開いたものの、外はまだ「水温む」にはほど遠いので、またぞろ温室巡りです。
前回の掲載のとき、ほかのスイレンと熱帯スイレンとの見分け方は覚えたので、それをきちんと踏まえて撮影しました。花は水面からはるかに立ち上がっています。葉の周囲も、葉縁のギザギザを映した水紋がチャーミングです。
これで、この品種名がわかれば威張れるというのに、ちょい調べだけで、すぐにギブアップしました。花色が紫系のものだけで、いったい幾種類あるものやら…(驚)。
その花色にしても、紫以外に白・ピンク・黄などそれぞれに唸るほどの種類が並び、さらに昼咲きだけでなく夜咲きもあるという奥深さです。これでは、夏が来ても温室で熱帯スイレンの勉強を続けなければいけなくなりそうです。

過去のきょう 2013 バイモ 2012 フキ(ふきのとう) 2011 コノテガシワ 2010 ソシンカ 2009 クサボケ 2008 房咲き水仙・グランドモナーク 2007 カブ 2006 スズメノカタビラ 2005 ハクモクレン

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3月19日(水) ヘンヨウボク(クロトンノキ)

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花をつけたヘンヨウボクを取り上げるのは二度目です。二つは別の温室で撮影したもので、原産地での花期とはまた違っているはずでも、この辺の温室だと、いまごろ(2月か3月)がヘンヨウボクの花を見やすいようです。
ただ、花には申し訳なくても、掲載の主旨は葉です。我ながらしつこく、これは4パターン目の葉の形で、達磨型です。いや、軍配型とすべきか、瓢箪型でもいいか…と迷いながら、どれも自分勝手な呼び方です。
まったく、「変葉」木の名のとおりで、さまざまな形と多様な色が組み合わさってくれたら、いったいここには何回登場する気なのでしょう。

<過去掲載のヘンヨウボクの葉型(と葉色)> ☆ ふつう型:(赤と黄赤と黒) ☆ 鉾型(緑と黄) ☆ 細型(黄・緑・赤)

過去のきょう 2013 アメリカハナノキ(雄株) 2012 コリヤナギ 2011 オオイヌノフグリ 2010 コブシ 2009 モクレイシ 2008 ロドレイア 2007 コマツナ 2006 ウグイスカグラ 2005 コブシ

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3月18日(火) ラショウモンカズラ

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葉の質とスペード型のフォルムから、シソ科の葉である可能性が濃厚です。さて、もう少し暖かくなれば、ここにはどんな花が咲くのだったか…。
などと考えてみたら、シソ科はまた花色も紫のことが多く、その形も上唇と下唇を持つ独特のラッパ型が共通で、記憶のなかで弁別できるほどの知識はありません。
ということは、妙に当てずっぽうをしても恥をかく危険性大で、ここは素直に過去のアルバムでこの場所近辺の記録をたどるべきでしょう。
そうか、ここに咲いていたのはラショウモンカズラでした。そう言えば最初からそんな気が…などと見栄を張らずに、素直にこの時期の姿を記憶することにします。

過去のきょう 2013 ウケザキクンシラン 2012 クロッカス(クリームビューティ) 2011 フサザクラ 2010 ウグイスカグラ 2009 ユーカリノキ 2008 ヒメリュウキンカ 2007 ミズナ 2006 スギ 2005 バイカオウレン

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3月17日(月) ナンテン

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真っ赤な実を全部落としてしまった穂の存在が、冬を過ごしたナンテンであることを証明しています。しかし、もしそれがなければ、いつの撮影か怪しく思えるほどに葉が青々として、いかにも常緑低木らしい姿です。
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ところが、図鑑的にはそう分類されても「知るもんか」というへそ曲がりはいるもので、これはまたお見事と褒めそやしたいほどに紅葉した株も見つけました。
この「ナンテンの不思議」ネタはもう二度(3本比較2本比較)も扱っています。それが三度目ですから、言い訳は欠かせないわけで、今回はこの両者の徹底ぶりにほとほと感心したのでした。
艶と張りのある深い緑と、抜けるように鮮やかな赤…、まるで別物のような2本の姿に出会い、「氏より育ち」という言葉が植物にも当てはまることを再認識です。

過去のきょう 2013 ナギイカダ 2012 ウメ(鹿児島紅) 2011 ロニセラ・フラグランティシマ 2010 ソメイヨシノ 2009 ヤマアイ(雌花) 2008 マツバギク 2007 ソテツ 2006 アンズ 2005 トサミズキ

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3月16日(日) イチリンソウ

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前に、イチリンソウの葉のことを「全体に明るい緑色で、アシタバに似た元気さを感じさせ」ると書いたことがあります。たしかに、花のころはそう見えたというのに、時期が違えば様子もまたぜんぜん違いました。
仲間のニリンソウの葉は花のころにまで地色に濃褐色を残すわけでも、いまの時期ならイチリンソウもやはり同属であることを確認できる色目でした。写真右上にはやや生長の早い葉があって、色と形の変わり具合のいいサンプルになりました。
そして、イチリンソウの芽吹きのなかにカタクリの葉が一枚だけ出ていたのに頬が緩みました。春の二大スターが果たしてこのまま共生できるのか、あるいはどちらかがこの場所を独占してしまうのか、ちょっと意地悪なこの先の楽しみです。

過去のきょう 2013 熱帯スイレン 2012 セツブンソウ 2011 バクチノキ 2010 ミツマタ(タイリンミツマタ) 2009 ヒュウガミズキ 2008 マメツゲ(マメイヌツゲ) 2007 ロケット 2006 キクザキイチゲ 2005 オオタチツボスミレ

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3月15日(土) エノキ

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なんとなく卑猥な画像に見えなくもないのは、たぶん我が心のさもしさというものでしょう。きょうのお題は、「はた衛門珍説、もろくも崩れる」です。
その珍説とは、木の皮の弛(たる)み、つまり皺は、枝が成長して重くなり、撓(しな)った分、根もと側の皮が余るからだろうというものでした。ところが残念、このエノキの皺は拙の珍説とはまったく逆方向に発生しているのでした。
おかげであらぬ人体部位を想像してしまったワケであって、そう言えば珍説を掲げたときにもネコノチチの幹に苦笑したものでした。いっそ、草木ブログから転じて野山のアブナイ画像収集ブログを目指しますかねえ。

過去のきょう 2013 アメリカハナノキ(雌株) 2012 カワヅザクラ 2011 カンノンチク 2010 ヒマラヤゴヨウ 2009 トサミズキ 2008 クサノオウ 2007 モミジイチゴ 2006 カタクリ 2005 ヒイラギナンテン

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3月14日(金) デンドロビウム(ユキダルマ 'キング')

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このランをユキダルマと名付けた人は、雪だるまのお口に炭団(たどん)を埋め込んだ世代のはずです。いまどきはただの木炭を使うくらいがせいぜいですから、この花を見て雪だるまを連想できる人はかなり少ないのではないでしょうか。
そのお口の深い紫色も渋くていいけれど、なんと言っても白がきれいです。前に取り上げたデンドロは派手な色合いだったし、ほかにも多彩な花色が多いデンドロが並んでいるとき、このシンプルな美しさは逆に目立ちました。
さてこのユキダルマには王様(King)と女王様(Queen)がいて、この写真のものは王様です。じつは、二つの違いの説明と写真を見比べても、自分では見分けができませんでした。悲しいことに、鉢についていた名札が頼りです。

過去のきょう 2013 ホトケノザ 2012 カタクリ 2011 カイヅカイブキ 2010 ハルニレ 2009 オオイヌノフグリ 2008 マツバギク 2007 ウチワノキ 2006 アセビ 2005 ユキツバキ

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3月13日(木) カエデ類、ほか2種

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今季3度目の雪折れ特集です。そのトップの樹種を特定できないのは情けないことでも、「カエデ類の材ってホントに白くてきれいだなあ」としばし見惚れました。
バリッと裂かれたので粗く割れてはいても、本来の製材をしてきれいにカンナをあてたら、どんなに美しい肌目になることでしょう。隣の無事だった幹も同じ樹種に見えたので、うまく葉を観察してなにカエデか、追加レポートをしたいものです。
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次はムクノキです。ただ、お節介なサネカズラに邪魔されて、割れ目のなかをほんのわずかしか伺うことができませんでした。テーピング効果とでも言うべきか、ムクノキにすれば巻き付かれて迷惑だった蔓が、こうして役立った形です。
ときどき、こんな状態から復活したらしい不自然な形の幹を持つ木を見かけます。このムクノキもそんな名物(?)になるかもしれません。
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最後はスダジイです。後ろに見える大きな木はさすがに耐えて、脇に育っていた若木がやられていました。ホントは古木の材を見たかったという不謹慎な思いを持ちつつ、シイはやはりカシ類と似た材質であることがわかって、ちょっと満足です。

過去のきょう 2013 ハルサザンカ(絞笑顔) 2012 ワイヤープランツ 2011 ススキ 2010 レバノンスギ 2009 アシ(ヨシ) 2008 ヒメカンスゲ 2007 オガタマノキ 2006 ダンコウバイ 2005 シキミ

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3月12日(水) キジョラン(とアサギマダラの幼虫)

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ようやく出会えました。アサギマダラの幼虫です。一昨年の12月、キジョランの葉裏に卵を見つけたので、次はこの幼虫を見たいものだと願っていました。
写真としては、タイトルをキジョランにするのはいかがなものかという状況でも、3齢か4齢(身長?12~13㎜あって、ツノが長い)の幼虫にさんざん食べられた葉の穴がとてもリアルです。なので、あくまで主役はキジョランということで…。
しかしまあ、卵から孵って、暑い日・寒い日もあるだろうに、何年もこうして過ごし、あの大きな蝶になって、ものすごい距離を飛行するのだなぁと思うと、この姿は神様か仏様のように見えてきます。いかにも見つけやすく目立つ色合いも、迷える衆生を救うための仮の姿に思えてきます。お姿、たしかに拝見しました。

過去のきょう 2013 アズマイチゲ 2012 セリバオウレン 2011 ムスカリ 2010 シシユズ(オニユズ) 2009 コブシ 2008 オオハナワラビ 2007 シロバナタンポポ 2006 サンシュユ 2005 オランダミミナグサ

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3月11日(火) バンペイユ(晩白柚)

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キッチンスケールが音(ね)を上げて、EEEEと言っています。どうやらウチのそれは秤量上限が999.9gだったようで、この巨大柑橘の正確な重さは1kg超としかレポートできません。言い訳はもう一つ、先日のシシユズは試食だけでなく木についたままの画像も得られたのに、この晩白柚(ばんぺいゆ)はたぶん埼玉近辺の露地で見かけるものではない(熊本・八代が主産地)ようです。
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買い込んでからほぼひと月、いまかいまかと食べごろを待ちかね、ずいぶんといい香りがし始め、皮もしんなりと柔らかくなったので、ついにナイフを入れました。ネットでは、剥いた皮を子供の頭に被せた写真を見かけました。ウチにも孫がいたら絶対にここに登場したことでしょうに、なんとも残念です。
で、お味です。酸いもの嫌いの助手1号がパクパク食べてしまいました。「おいし~い」そうです。小袋を剥くと、果肉はかっちり固く、指でつまんで食べられます。サクッとした歯ごたえがまず最初の味わいです。そして、酸味はごく弱く、とても奥ゆかしい甘みとかすかなほろ苦さがあって、ウチには不釣り合いな上品さです。
そしてなによりそのボリウムです。デザートではなく、これ主食系? 小袋を3個食べたら、けっこうな満足感が得られました。もっとも、値段を考えると、小袋3個で、ムググ、喉が詰まります(笑)。ただし、このあと助手2号が皮を活用してくれるはずなので、それも計算に入れると、少しは単価が落ちてくれることでしょう。

過去のきょう 2013 ヒスイカズラ 2012 オウバイ 2011 リンドウ 2010 ハチジョウキブシ(雄花) 2009 クリスマスローズ(フォエチダス) 2008 アセビ 2007 シラー・シベリカ・アルバ 2006 ネモフィラ・ペニーブラック 2005 シバザクラ

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3月10日(月) ヤマルリソウ

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折り重なった根生葉の隙間から、5~6ミリの青い花が顔を覗かせていました。気の早い梅は散り始め、河津桜が咲きそろったこの時期、樹上だけではなく地面からも、春はフツフツと湧き上がってきていました。
ほとんど見過ごしそうに萎びた葉と小さな花なのに、その葉の形と花の色がいかにもヤマルリソウでした。本来の可憐な姿を撮影できるには、あとひと月少々の時間がかかるとは言え、思えばその程度の日数で葉をすべて更新し、花茎を立ち上がらせるのだから、春という季節の力は偉大です。

過去のきょう 2013 グズマニア・テレサ 2012 タネツケバナ 2011 ノハラアザミ 2010 ソラマメ 2009 サクラ(啓翁桜) 2008 ユリノキ 2007 ウズラバタンポポ 2006 フッキソウ 2005 ハナニラ

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3月9日(日) シラカシ

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情け容赦のないブッタ切りに遭ったシラカシもあれば、こんな風にスマートに鋏を入れられたシラカシもありました。運不運の泣き笑いは人間だけではないようです。
そんな運不運で言えば、不運なシラカシを撮ってから数日で幸せなシラカシに出会えたワタシには運があったということになります。このところ、なにやかやと立て込んで激写小僧ごっこに浸ることができず、拗ねていたのがウソみたいです。
ということは、あの不幸なシラカシにも再び春は巡って来るかもしれないということになります。剪定していた人たちはたしか造園業のハッピを着ていたので、あのブッタ切りはプロにしかできない究極の大技だったと思いたいものです。

<補注> 造園業のハッピは伊達ではありませんでした。問題のシラカシは翌年にはどんどん枝を出し、2年経ったいまはかなり「ふつう」の木に見えるようになりました。ご担当の植木職人さま、どうもご無礼を申し上げました。(2016年3月7日)

過去のきょう 2013 オガタマノキ 2012 エレガンテシマ 2011 フクジュソウ 2010 ユリノキ 2009 モミジイチゴ 2008 ユキワリイチゲ 2007 ゲンカイツツジ 2006 カナメモチ 2005 オウバイモドキ(ウンナンオウバイ)

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3月8日(土) ハボタン(珊瑚系)

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先日の高性種に続いて、なんとかこのシーズンでハボタンの珊瑚系もとらえることができました。出先でスマホだし天気も悪かったので、写真の具合は勘弁です。
個人的には、高性種は「なんだかなあ」でも、縮緬種とかこの珊瑚系とかのようにクチュクチュ・キリキリしたのはわりと面白いと感じます。質実剛健がいいとか嘯きながら、じつは軽佻浮薄な趣味のおのれを再認識してしまいます。
おっと、ハボタンは深層心理分析の道具ではありませんでした。手前の株にはもう花蕾ができあがっています。咲いた花まで珊瑚タイプだったら拍手喝采です。

過去のきょう 2013 スイレン 2012 マルバマンネングサ 2011 クロベ 2010 メタセコイア(雄花) 2009 ハーデンベルギア 2008 ハナキササゲ(オオアメリカキササゲ) 2007 ヒイラギナンテン 2006 フキ(ふきのとう) 2005 クリスマスローズ

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3月7日(金) シラカシ

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手前に写った鉄条網が無粋です。大きな工場を囲む塀の向こうのシラカシを撮ろうとしたら、この邪魔者を避けられませんでした。
今年は雪折れした木々二度も取り上げてはいても、このシラカシが三度目のレポートというわけではありません。なんとこれ、剪定された木なのです。
おかげで、名前の元になった芯まで白っぽい材(淡褐色)を見ることはできたものの、それにしても情け容赦のない切り方です。塀際には何本ものシラカシケヤキが並んでいるのに、すべてこんなブッタ切り状態です。
たしかに、秋にはドングリが道路を埋め、ここの社員さんは落ち葉掃除も大変です。しかし、だからと言ってこの切り方はないと思うのです。もしこれで、春に新しい枝がきれいに出そろったら、今回の非難は取り消しますけれど…。

<補注> このシラカシ、翌年にはどんどん枝を出し、2年経ったいまはかなり「ふつう」の木に見えるようになりました。シラカシが丈夫なのか、植木職人さんの技なのか、いずれこの記事は「木を知らない」批難をしていたことになります。(2016年3月7日)

過去のきょう 2013 オクナ・キルキー(ミッキーマウスノキ) 2012 ヒメサザンカ・エリナ 2011 マンサク 2010 ジャノメエリカ 2009 キルタンサス 2008 バショウ 2007 エリカ・コロランス・ホワイトデライト 2006 クロッカス 2005 セツブンソウ

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3月6日(木) ムルチコーレ(コレオステフス・ミニコス、クリサンセマム・ムルチコーレ)

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かわいい見かけに反して背景が厄介…というのはなにも少女漫画だけではなくて、このムルチコーレ(園芸的な通称)もまさにそのパターンです。
フルネームだとクリサンセマム・ムルチコーレで、暗唱テストには最適です。この姓(属名)には覚えがあって、いまの時期に花壇を埋めてくれるあのノースポールの本名がクリサンセマム・パルドサムでした。寒さに強い一群なのです。
ところが、この属名は崩壊の危機(?)にあり、ムルチコーレはいまはコレオステフス属に編入され、ノースポールの方はレウコグロッサム属だそうで、こんな属名はいったいどうやって覚えたらいいものやら、あきらめ気分です。
さらにムルチコーレはその種名まで変更になって、いまはミニコスです。演歌でもあるまいに、店には「昔の名前で出ています」というわけです。さて、健気そうにお陽さまに向かって開いたこの花に出会ったとき、どの名前で呼びかけましょうかね。

<追加編> この花は太陽光を受けると開き、日が沈むと閉じます。上の写真は寝起き直後の不機嫌なところだったので、2カ月後の午前11時ごろの写真(↓)を追加しておきます。(2014年5月10日)
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過去のきょう 2013 ウラムラサキ(ストロビランテス・ディエリアヌス) 2012 ガーデンシクラメン 2011 ヤマコウバシ 2010 キンギョツバキ 2009 エンドウ(莢豌豆) 2008 テンリンジガッコウ(椿) 2007 ネモフィラ・インシグニス 2006 ショウジョウバカマ 2005 ヨモギ

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3月5日(水) ナツミカン(ナツダイダイ、ナツカン)

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隣町の農家の庭に植えられているナツミカンです。ナツミカンは過去二度、ここに登場し、この1月にも取り上げたばかりです。それがなぜ、また?
じつは、1月に撮った木の下にはいくつか実が落ちていて、いたずらに突っ込んだ自分の指を舐めたら、そんなに酸っぱくも苦くもなかったのです。以来、店先に並んだ「商品」ではなく、木から直取りした実を試食したいと思い詰めていました。
というのは、ナツミカンは夏に食べる蜜柑だと思っていたからなのです。調べると、さすがに「真夏」という説明はなくても、食べ頃はどうやら「初夏」であり、収穫は早くても4月下旬ころからで、5月が旬のように書かれています。さらに、商品だと「貯蔵して味を落ち着かせる」みたいなこともするらしく、これも「食べ頃」をわからなくさせます。
いったい、ナツミカンって夏に食べるもの? 冬にも食べられるもの? 今回はこの素朴な疑問の解決編です。
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さて、冒頭紹介したお宅は、庭先でとれたて野菜の直売をしています。そこで、ちょいと買い物したついでに、ご主人に「あのナツミカン、分けてもらえない?」とおねだりしてみました。「いいよ。自分で採って持っていきな」とうれしい返事です。いそいそと木の下に行き、手近な一つをクルッとひねると、わりと簡単にもげました。
葉の陰になっていた部分(写真左側)は色づきが悪く(黄色)、いかにも「そのまんま」の見かけです。ご主人に聞くと、いまごろから食べられるそうで、木の下には完熟の実がかなりの数、落ちていました。
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試食の結果です。「夏」みかんは「冬」みかんでした。酸味が強いのはナツミカンとして当たり前のレベルだし、心配した苦みはまったくありません。酸っぱいもの嫌いの助手1号にはパスされたものの、助手2号はペロリと半分食べました。
さて、この顛末をどうまとめたらいいのでしょう。「初夏」を6月と解釈すると、指を舐めて平気だった1月末との間は丸々4カ月です。今回の試食とでも3カ月あります。なんでも気が早くなった世のなかのせい…とするのは少し無理がありすぎます。
一つのヒントは、埼玉はナツミカンの栽培には寒すぎるらしいことです。暖地を好むので、寒冷地では冬に実が落ちるそうで、これを拡大解釈すると、「実が落ちる=熟成が早い」と考えられます。
関東では夏蜜柑と呼ばずに春蜜柑と呼ぼう…などとバカを言おうと思ったら、なんと名前にも問題がありました。ナツミカンの本名はナツダイダイでした。(詳しくは「萩夏みかんセンター」HPを参照)
さらなる問題も発生していて、本来のナツミカンはずいぶんシェアを下げ、いまはアマナツ(甘夏みかん、カワノナツダイダイ)の方がよく栽培されているらしいのです。二つの見かけはかなり似ていて、わずかに甘夏の色が濃く(オレンジ)、表面がやや滑らかということで、いままでナツミカンと思っていた木も怪しくなってきます。
ということで、1月の記事ではうかつにも自分のことを誉めたりしていたのをすべて取り下げです。やれやれ、試食の味とは違って、やけに苦い結論になりました。

過去のきょう 2013 ウバメガシ 2012 センダン 2011 ウメ(黄梅) 2010 サンシュユ 2009 タチカンツバキ 2008 シュロ(ワジュロ) 2007 ミツバツツジ 2006 オウバイ 2005 ネコヤナギ

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3月4日(火) セイロンベンケイ(トウロウソウ、ハカラメ)

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この葉をちぎったものに水分を与えておくと、葉の周囲からたくさんの小さな芽が出てきます。だから、セイロンベンケイという本名よりも、そのものずばりのハカラメ(葉から芽)という呼び方(俗称)の方がポピュラーという変わった植物です。
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変わっているのはそれだけではなく、花もかなりユニークです。薄緑色の長い筒は萼で、そこからチョロリとはみ出た赤い蹴出しのようなものが花びらです。
この花が灯籠のように見えることから、別名をトウロウソウというわりに、この呼び名を聞くことはありません。裾除け草とか蹴出し草、あるいはもっと飛躍して芸者草なんていう方が受けただろうに…と、鼻の下の長いオジサンは残念に思います。

過去のきょう 2013 セツブンソウ 2012 ナズナ 2011 ウメ(月影枝垂) 2010 センダン 2009 スノードロップ 2008 イチョウ 2007 ヒメカンアオイ 2006 タギョウショウ 2005 スノードロップ

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3月3日(月) アサヒカズラ

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花穂の先が巻きひげになっていて、これがあちこちに絡みつき、自分を支えます。沖縄なら露地で育つそうで、適温があればかなりの勢いで生長すると言います。
花びらに見えるピンク部分は萼なので、ふつうの花びらよりも長い期間にわたって楽しめます。暖かければ花は四季を問わずに咲くので、いまが花期というわけではなく、撮影できた温室ではたまたまこんなに賑やかな時期でした。
温室の天井まで這い上がり、壁一面をピンクに飾っていました。鉢植えでなら関東の一般家庭でも冬越しが可能かしれなくても、いじましい育て方はアサヒカズラには似合わないと感じます。豪華な眺めは温室探訪の楽しみにしておきます。

過去のきょう 2013 ミッキーマウスノキ(オクナ・セルラタ) 2012 ウメ(白梅) 2011 シナマンサク 2010 ゴールデンクラッカー 2009 オオカンザクラ 2008 ボクハン(椿) 2007 ヒトツバ 2006 オオバイノモトソウ 2005 カンヒザクラ

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3月2日(日) ハボタン(高性種)

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やや時期を逃してしまったので、葉のつき具合が間延びしています。ただその下の長い茎は葉を摘んだわけではなく、このハボタンの特徴です。
東京丸葉の系統から種苗会社が作り出したF1(雑種一代)で、一般には高性種と呼ばれています。写真のなかで多数を占めているのが日の丸タイプ(白い葉の中心部が赤)、4~5本見えているのが紅色タイプです。ほかに白もあります。
ふつうのハボタンに比べると頭部は小さく(直径10㎝少々)、1本や2本植えたのでは見栄えがしません。そんなものをどうしてわざわざ作り出したのかと訝ったら、需要の一つは切り花にすることのようです。なにもハボタンを花瓶に挿さなくても…と思うのは野暮なおじさんの考えで、いろいろやってみたい人が多いのでしょう。

過去のきょう 2013 ギシギシ 2012 オランダミミナグサ 2011 セイバンモロコシ 2010 バンクシア・エリシフォリア 2009 クロチク 2008 ケンポナシ 2007 ラナンキュラス 2006 ヤマノイモ 2005 ギンヨウアカシア

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3月1日(土) カンツバキ

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デコポンに続いて母話題です。彼女はサザンカが好きらしく、それらしい木を見ると「サザンカだ」と反応します。ところが似たものにはカンツバキがあるわけでして…。
葉がサザンカより少し大きい(ふつうのツバキよりはずっと小さい)とか、花びらがハラハラとは散らずにまとまって落ちるとか、その気で見れば違いはわかります。
問題はそれを母にわかってもらえるかどうかです。固定した記憶に新しい知識を加え、関連事項の配線をつなぎ直す…思えば脳はただデータを貯め込むだけのパソとは違ったむずかしい作業をしているわけで、そういう機能が衰えた脳に無理を強いても仕方のないことではあるわけです。
カンツバキをサザンカと言ったから誰かに迷惑をかけるわけでなし、問題は母ではなくワタシにあるわけで、カンツバキを見ながら「ホントにきれいなサザンカだね」と言えるようになるまで、精神修養の散歩は続きます。

過去のきょう 2013 カワヤナギ 2012 ネコヤナギ 2011 ヒガンバナ 2010 デコポン 2009 フチベニベンケイ(カネノナルキ) 2008/font> カリン 2007 アリアケスミレ 2006 リキュウバイ 2005 フキ(ふきのとう)

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