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3月31日(月) ユリノキ

140331yurinoki遠目には花のように見える翼果(の一番外側)が残ったまま、ユリノキが若葉を開き始めていました。これまでは、「翼果が落ち果ててから若葉が芽吹く」と思っていました。過去記事でもそんな記述をしていたので、修正です。
それにしても、翼果の枯れ色と若葉の緑の取り合わせがきれいでした。こうして、まるで違う形(種子と葉)でそれぞれが次の世代に生をつなごうとしているわけで、そこに神々しい美を感じるのは、自分が老境に入った証かなと苦笑いです。

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3月30日(日) フリージア

140330freesia10年もこんなブログをやっていて、フリージアは初登場です。この花のことを忘れていたわけではなく、5年目のころから切り花で見かけるたびに、「露地植えを撮らなくては!」と少し焦っていたのです。
しかし、関東内陸部では霜のために冬越しがむずかしいそうで、フリージアの花壇くらいあってもよさそうな公園でも出会えませんでした。写真のものは、先日、あのナツミカンをいただいた農家さんの店先で、プランターに植わっていたものです。
もちろん、冬の間はハウスのなかに置かれているようで、この時期になると毎年ここに並びます。風の具合がいいと甘い香りがたなびき、春到来をアピールします。

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番外編 : ギンヨウアカシアとサルスベリ

140329ginyouacaciaなんとまあ、今年の雪折れシリーズは4度目です。さすがの大雪でした。
このギンヨウアカシアは、株立ちで太さ7~8cmの幹が2本、バキバキッとやられていました。しかし、その割れた幹の枝先でも花は咲いていて、見かけによらずギンヨウアカシアはしぶとい性質かもしれません。
140329sarusuberiそしてこちらはサルスベリです。残念ながら、この木はボッキリと折れて写真の部分がこうして落下していたので、もう花をつけることはないはずです。
と言うか、サルスベリの場合は樹皮部分が剥がれているので、もし落ちずにつながっていても、水分・養分の運搬は困難に思えます。
樹木にしてみれば、折れたあとのことは「想定外」でしょう。しかし、その体質によって災害のあとの生き残り確率に差が出ることは、なにやら暗示的に思えます。

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3月29日(土) ハシバミ

140329hasibami願いが叶って、秋には試食ができそうな手頃な高さのハシバミを見つけました。写真左側でモコモコしている雄花には申し訳ないのですが、ワタシのターゲットはこの赤いイソギンチャクさんの数カ月後なのです。
ただ、不安なのは去年見つけた木で結実が確認できなかったことです。まったく手が届かない高さに雌花がついてはいたものの、未練たらたら何度か通ったのです。しかし、あの木ではついに実らしきものを見つけられませんでした。
しかも、あの木は葉の状態もあまりよろしくありませんでした。今度出会ったこの木にはぜひ美しく展葉してもらい、豊穣の秋を迎えてほしいものです。

<補注> 翌年夏に、ようやく実を見つけました。(2015年8月25日)

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3月28日(金) フィットニア(アミメグサ、ベニアミメグサ)

140328beniamime思いがけず、フィットニアの花を写すことができました。ひと月前、こことは別の温室でその葉の面白い彩りに注目したとき、花がいつ咲くものか想像できなかったし、調べてみても案外に花の写真は少ないので、自分の幸運具合に拍手です。
ただ、ことは大きな温室での開花なので、フィットニアの本来の開花時期とか生育サイクルが理解できたわけではなさそうです。加えて、時期だけでなく花色や咲く手順も未知の世界です。図鑑的には花色は黄となっているのに、自分が見たのは白でした。また、これからたくさん咲き出すのか、これが咲き残りなのかも不明です。
そう言えば、フィットニアには網目が白のものや、緑と赤が逆転したものもあるはずで、ささやかな花を一輪だけ写して喜んでいる場合ではないのでした。

2013年のきょうミスミソウ(ユキワリソウ)> 2012年のきょうヒロハノアマナ(ヒロハアマナ)> 2011年のきょうアケボノアセビ> 2010年のきょうメタセコイア(雌花)> 2009年のきょうオランダカイウ(カラー)> 2008年のきょうミズバショウ> 2007年のきょうヘビイチゴ> 2006年のきょうハナノキ> 2005年のきょうモモ

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3月27日(木) タカトオコヒガン

140327takatoh_kohigan本来の信州高遠での開花はまだでしょうが、都内で見頃になっていました。勝手に、もっと渋めの花を想像していたのに、小彼岸というほどに花は小さくなくて、しかも意外に色目が派手で驚きました。萼の赤さが花びらに映っている感じです。
その赤い萼の形が壺型で、先日のコシノヒガンと同じタイプです。ということは、この一群の母種であるエドヒガンを早くここに載せなければいけないのですが、いつものクセで周囲をグルグルするばかり…。江戸彼岸の撮影が悲願です。(寒)

<補注> この記事のあとで掲載したエドヒガンはこちらです。

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3月26日(水) ヒマラヤユキノシタ

140326himalaya_yukinositaきのうの写真の甘いピンは不可抗力(笑)でしたが、きょうはバッチリです。ふつうは手前の花に焦点を持ってくるところでしょうが、どっこい、写したかったのは一番奥で壁を乗り越えてノタクッている根茎なのです。
これで常緑多年「草」って、そりゃないでしょうよ…と、これを見つけたあと、少しだけ真剣にヒマラヤユキノシタ木本説を探してみました。当然ながら、見つかりません。
もしこの木質部分が立ち上がって幹になっていれば、常緑多年草説に異議申し立てができるのですが、残念ながらそんな様子はありません。このノタクリ具合は、やはりどう見ても枝や幹ではなく、根茎です。
その旺盛な繁殖力のせいで、土留めのコンクリート壁を乗り越えて道路側(写真右手)にまで花を咲かせているのですが、その壁を乗り越えるとき、やむを得ず根茎が露出してしまったのでした。おかげで、思いがけずヒマラヤユキノシタの地中の様子を知ることができたわけで、「壁」にもいろいろな効用があるものです。

<ハタザクラ開花情報> きょう、ハタザクラの隣にある染井吉野が開花しました。ハタザクラの開花まではあと1週間から10日くらいかかりそうです。(「はた衛門の蔵」の開花情報ページはこちらです)

2013年のきょうフラサバソウ> 2012年のきょうシュンラン> 2011年のきょうハッカクレン> 2010年のきょうハチジョウキブシ(雌花)> 2009年のきょうフッキソウ> 2008年のきょうキュウリグサ> 2007年のきょうダイコン> 2006年のきょうシンビジウム> 2005年のきょうチューリップ

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3月25日(火) ウグイスカグラ

140325uguisukaguraコンデジでムキになっていた昔と違い、デジイチにしたんだから、もっとシャンとしたものが撮れてもよさそうなのに、この写真、ピン、どこだあ?
という嘆きは脇に置き、昔より少しはツボを抑えたぞと言いたいのは、ウグイスカグラの花を横からとらえたところです。この花筒に毛がなくてツルンとしているのがウグイスカグラで、毛があればヤマウグイスカグラ、萼に腺毛があればミヤマウグイスカグラになるので、花を正面からばかり写していては駄目なのでした。
じゃあ、はた衛門はウグイスカグラか?という自虐ネタも脇に置き、もしかしてこのショットは花筒部ではなく、かわいらしい若葉を撮りたかったのかも…と気づきました。覗き込んだファインダーのなかで、写そうとしたもの以外に目移りするなんて、ほとんど日頃の自分丸出しです。シャンとすべきは、ウデよりもココロでした。

2013年のきょうオトコヨウゾメ> 2012年のきょうカワヅザクラ> 2011年のきょうフチベニベンケイ(カネノナルキ)> 2010年のきょうハオルシア・オブツーサ(雫石)> 2009年のきょうカランコエ・ラクシフロラ> 2008年のきょうハナノキ(雄花)> 2007年のきょうナツグミ> 2006年のきょうシュンラン> 2005年のきょうフッキソウ

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3月24日(月) ハナニラ

140324hananira1恥ずかしながら、この花を見て一瞬考え込みました。ハナニラに似ているけれど、こんなに横向きに細く開く花ってあっただろうか…と。
道端のなんの変哲もないハナニラではあっても、見る時間と角度が違えば、別物かと思うほど様子が違うことを知りました。いつもバッチリメイクの女性が、ある日いきなりすっぴんで現れたときの驚愕にも似た思いです。
140324hananira2で、これがバッチリメイク…ではなくて2時間後のハナニラさんです。これまでは、日中に空を向いて開いた花を、上からしか眺めていなかったわけです。朝の9時過ぎがお目覚めタイムだなんて、ハナニラさん、意外と朝寝坊型なのでした。

<記事内容修正> 上の文中で、ハナニラが朝に開花するように書きましたが、これは間違いでした。1枚目写真の半開きの花は咲きかけ状態であり、これが完全に開くと、そのまま雨でも夜間でも数日は開いたままのようです。
念のため、朝7時過ぎ、開きかけの花と開花済みのものが混じっている状態の写真(↓)を載せておきます。
140324hananira_syuusei2

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3月23日(日) コシノヒガン

140323kosinohigan越(こし)の…と言われると「寒梅(越乃寒梅)」と続けてしまう飲んべえなので、コシノという冠だから新潟の桜かと短絡反応してしまいました。ところが、越前・越中だって越の国なわけで、この桜は富山県南西部に自生するものだそうです。
さらに、早咲き桜というとカワヅザクラばかりがもてはやされますが、この桜だって「彼岸」のころにこうして咲き出し、桜の季節到来の案内役を勤めます。
萼筒がくびれた壺型であることが一つの特徴になっています。エドヒガンとベニヤマザクラ(大山桜)が交雑したものだそうで、おかげでその二つともがここに未収録であることに気づかされました。(エドヒガンは後日掲載)

2013年のきょうコブシ> 2012年のきょうウメ(西王母)> 2011年のきょうクロッカス> 2010年のきょうハルニレ> 2009年のきょうトキワイカリソウ> 2008年のきょうフサアカシア> 2007年のきょうセントウソウ> 2006年のきょうカンスゲ> 2005年のきょうヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)

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3月22日(土) ローダンセマム・アフリカンアイズ

140322rhodanthemumちら見ではマーガレットかなと思ったものの、心に引っかかります。立ち止まってよく見たら、細い銀緑色の葉が独特だし、茎も木質化しそうな気配がありません。
近くの学校の外回りに造られた花壇で、そういうところで初めての花に出会えるとは思いませんでした。よほど花好きの先生でも赴任してきたのでしょうか。
調べたら、このごろ売り出し中のローダンセマムというキク科の常緑多年草でした。ローダンセマム属にはいろいろ種類があるのですが、これは園芸開発されたアフリカンアイズのようです。パッチリした鳶色の瞳(筒状花)と白い舌状花のコントラストがきれいで、その接合部を埋める黄色い葯がチャームポイントです。
高温多湿に弱いそうで、本来の原産地(北アフリカ)では常緑多年草なのに、日本では一年草と考えた方がいいというコメントを見かけます。さて、この花壇を管理する新任先生(勝手に決めつけている・笑)は、うまく夏越しさせられるでしょうか。

2013年のきょうセツブンソウ> 2012年のきょうヤマアイ(雄花)> 2011年のきょうアカシデ> 2010年のきょうパンノキ> 2009年のきょうヤドリギ> 2008年のきょうミニアイリス> 2007年のきょうタアツァイ> 2006年のきょうコノテガシワ> 2005年のきょうダンコウバイ

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3月21日(金) キブシ

140321kibusiコブシが白い花びらを広げ始め、キブシの花筒もこうして開き出して、カレンダーがめくれただけでなく、ようやく本当の春が到来です。
花筒のなかを覗けば、緑色の雌シベが目立っていて、黄色い雄シベ(の葯)はほんの申し訳程度の付属品になっています。つまりこの木は雌株です。
かつてキブシの雌雄の花を比較したとき、「雄花が黄色っぽく、雌花は緑っぽい」と書きました。ところが、こうして雌花だけ見ると、その色合いは十分に黄色っぽく見えて、ファインダーを覗きながら、少し悩みました。
近くにあった何本かも雌株ばかりで、花色を比較できなかったのですが、相対的に判断したものごとを単独で評価しようとする無謀さを思い知りました。

2013年のきょうオトメツバキ> 2012年のきょうカジイチゴ> 2011年のきょうオウバイモドキ(ウンナンオウバイ)> 2010年のきょうアツバチトセラン(サンセベリア、トラノオ)> 2009年のきょうクサイチゴ> 2008年のきょうアネモネ> 2007年のきょうチンゲンサイ> 2006年のきょうアブラナ> 2005年のきょうツクシ

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3月20日(木) 熱帯スイレン

140320nettaisuirenちょうど一年前にも、温室の熱帯スイレンを載せています。コブシがようやく花開いたものの、外はまだ「水温む」にはほど遠いので、またぞろ温室巡りです。
前回の掲載のとき、ほかのスイレンと熱帯スイレンとの見分け方は覚えたので、それをきちんと踏まえて撮影しました。花は水面からはるかに立ち上がっています。葉の周囲も、葉縁のギザギザを映した水紋がチャーミングです。
これで、この品種名がわかれば威張れるのですが、ちょっと調べただけで、すぐにギブアップしました。花色が紫系のものだけで、いったい幾種類あるものやら…(驚)。
その花色にしても、紫以外に白・ピンク・黄などそれぞれに唸るほどの種類が並び、さらに昼咲きだけでなく夜咲きもあるという奥深さです。これでは、夏が来ても温室で熱帯スイレンの勉強を続けなければいけなくなりそうです。

2013年のきょうバイモ> 2012年のきょうフキ(ふきのとう)> 2011年のきょうコノテガシワ> 2010年のきょうソシンカ> 2009年のきょうクサボケ> 2008年のきょう房咲き水仙・グランドモナーク> 2007年のきょうカブ> 2006年のきょうスズメノカタビラ> 2005年のきょうハクモクレン

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3月19日(水) ヘンヨウボク(クロトンノキ)

140319henyouboku花をつけたヘンヨウボクを取り上げるのは二度目です。二つは別の温室で撮影したもので、原産地での花期とはまた違っているのでしょうが、この辺の温室だと、今ごろ(2月か3月)がヘンヨウボクの花を見やすいようです。
ただ、花には申し訳なくても、掲載の主旨は葉です。我ながらしつこく、これは4パターン目の葉の形で、達磨型です。いや、軍配型とすべきか、瓢箪型でもいいか…迷いますが、どれも自分勝手な呼び方です。
まったく、「変葉」木の名のとおりで、さまざまな形と多様な色が組み合わさってくれたら、いったいここには何回登場する気なのでしょう。

<過去掲載のヘンヨウボクの葉型(と葉色)> ☆ ふつう型:(赤と黄赤と黒) ☆ 鉾型(緑と黄) ☆ 細型(黄・緑・赤)

2013年のきょうアメリカハナノキ(雄株)> 2012年のきょうコリヤナギ> 2011年のきょうオオイヌノフグリ> 2010年のきょうコブシ> 2009年のきょうモクレイシ> 2008年のきょうロドレイア> 2007年のきょうコマツナ> 2006年のきょうウグイスカグラ> 2005年のきょうコブシ

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3月18日(火) ラショウモンカズラ

140318rasyoumonkazura葉の質とスペード型のフォルムから、シソ科の葉である可能性が濃厚です。さて、もう少し暖かくなれば、ここにはどんな花が咲くのだったか…。
などと考えてみたら、シソ科はまた花色も紫のことが多く、その形も上唇と下唇を持つ独特のラッパ型が共通で、記憶のなかで弁別できるほどの知識はありません。
ということは、妙に当てずっぽうをしても恥をかく危険性大で、ここは素直に過去のアルバムでこの場所の記録をたどるべきでしょう。
そうか、ここに咲いていたのはラショウモンカズラでした。そう言えば最初からそんな気が…などと見栄を張らずに、素直にこの時期の姿を記憶することにします。

2013年のきょうウケザキクンシラン> 2012年のきょうクロッカス(クリームビューティ)> 2011年のきょうフサザクラ> 2010年のきょうウグイスカグラ> 2009年のきょうユーカリノキ> 2008年のきょうヒメリュウキンカ> 2007年のきょうミズナ> 2006年のきょうスギ> 2005年のきょうバイカオウレン

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3月17日(月) ナンテン

140317nanten1真っ赤な実を全部落としてしまった穂の存在が、冬を過ごしたナンテンであることを証明しています。しかし、もしそれがなければ、いつの撮影か怪しく思えるほどに葉が青々として、いかにも常緑低木らしい姿です。
140317nanten2ところが、図鑑的にはそう分類されても「知るもんか」というへそ曲がりはいるもので、これはまたお見事と褒めそやしたいほどに紅葉した株も見つけました。
この「ナンテンの不思議」ネタはもう二度(3本比較2本比較)も扱っています。それが三度目ですから、言い訳は欠かせないわけですが、今回の両者の徹底ぶりにはほとほと感心したのです。
艶と張りのある深い緑と、抜けるように鮮やかな赤…、まるで別物のような2本の姿に出会い、「氏より育ち」という言葉が植物にも当てはまることを再認識です。

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3月16日(日) イチリンソウ

140316itirinsou前に、イチリンソウの葉のことを「全体に明るい緑色で、アシタバに似た元気さを感じさせ」ると書いたことがあります。たしかに、花のころはそう見えたのですが、時期が違えば様子もまたぜんぜん違いました。
仲間のニリンソウの葉は花のころにまで地色に濃褐色を残すのですが、今の時期ならイチリンソウもやはり同属であることを確認できる色目でした。写真右上にはやや生長の早い葉があって、色と形の変わり具合のいいサンプルになりました。
そして、イチリンソウの芽吹きのなかにカタクリの葉が一枚だけ出ていたのに頬が緩みました。春の二大スターが果たしてこのまま共生できるのか、あるいはどちらかがこの場所を独占してしまうのか、ちょっと意地悪なこの先の楽しみです。

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3月15日(土) エノキ

140315enokiなんとなく卑猥な画像に見えなくもないのですが、それはたぶん我が心のさもしさというものでしょう。きょうのお題は、「はた衛門珍説、もろくも崩れる」です。
その珍説とは、木の皮の弛(たる)み、つまり皺は、枝が成長して重くなり、撓(しな)った分、根元側の皮が余るからだろうというものでした。ところが残念、このエノキの皺は拙の珍説とはまったく逆方向に発生しているのでした。
おかげであらぬ人体部位を想像してしまったワケですが、そう言えば珍説を掲げたときにもネコノチチの幹に苦笑したものでした。いっそ、草木ブログから転じて野山のアブナイ画像収集ブログを目指しましょうか。

2013年のきょうアメリカハナノキ(雌株)> 2012年のきょうカワヅザクラ> 2011年のきょうカンノンチク> 2010年のきょうヒマラヤゴヨウ> 2009年のきょうトサミズキ> 2008年のきょうクサノオウ> 2007年のきょうモミジイチゴ> 2006年のきょうカタクリ> 2005年のきょうヒイラギナンテン

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3月14日(金) デンドロビウム(ユキダルマ 'キング'・洋ラン)

140314denこのランをユキダルマと名付けた人は、雪だるまのお口に炭団(たどん)を埋め込んだ世代のはずです。今どきはただの木炭を使うくらいがせいぜいですから、この花を見て雪だるまを連想できる人はかなり少ないのではないでしょうか。
そのお口の深い紫色も渋くていいけれど、なんと言っても白がきれいです。前に取り上げたデンドロは派手な色合いだったし、ほかにも多彩な花色が多いデンドロが並んでいるとき、このシンプルな美しさは逆に目立ちました。
さてこのユキダルマには王様(King)と女王様(Queen)がいて、この写真のものは王様です。じつは、二つの違いの説明と写真を見比べても、自分では見分けができませんでした。悲しいことに、鉢についていた名札が頼りです。

2013年のきょうホトケノザ> 2012年のきょうカタクリ> 2011年のきょうカイヅカイブキ> 2010年のきょうハルニレ> 2009年のきょうオオイヌノフグリ> 2008年のきょうマツバギク> 2007年のきょうウチワノキ> 2006年のきょうアセビ> 2005年のきょうユキツバキ

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3月13日(木) カエデ類、ほか2種

140313kaede今季3度目の雪折れ特集です。そのトップが樹種を特定できないのは情けないのですが、「カエデ類の材ってホントに白くてきれいだなあ」としばし見惚れました。
バリッと裂かれたので粗く割れてはいますが、本来の製材をしてきれいにカンナをあてたら、どんなに美しい肌目になることでしょう。隣の無事だった幹も同じ樹種に見えたので、うまく葉を観察してなにカエデか、追加レポートをしたいものです。
140313muku次はムクノキですが、お節介なサネカズラに邪魔されて、ほんのわずかに割れ目のなかを伺うしかできませんでした。テーピング効果とでも言うべきか、ムクノキにすれば巻き付かれて迷惑だった蔓が、こうして役立った形です。
時々、こんな状態から復活したらしい不自然な形の幹を持つ木を見かけますが、このムクノキもそんな名物(?)になるかもしれません。
140313sudajii最後はスダジイです。後ろに見える大きな木はさすがに耐えて、脇に育っていた若木がやられていました。ホントは古木の材を見たかったという不謹慎な思いを持ちつつ、シイはやはりカシ類と似た材質であることがわかって、ちょっと満足です。

2013年のきょうハルサザンカ(絞笑顔)> 2012年のきょうワイヤープランツ> 2011年のきょうススキ> 2010年のきょうレバノンスギ> 2009年のきょうアシ(ヨシ)> 2008年のきょうヒメカンスゲ> 2007年のきょうオガタマノキ> 2006年のきょうダンコウバイ> 2005年のきょうシキミ

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3月12日(水) キジョラン(とアサギマダラの幼虫)

140312kijoranようやく出会えました。アサギマダラの幼虫です。一昨年の12月、キジョランの葉裏に卵を見つけたので、次はこの幼虫を見たいものだと願っていました。
写真としては、タイトルをキジョランにするのはいかがなものかという状況ですが、3齢か4齢(身長?12~13㎜あって、ツノが長い)の幼虫にさんざん食べられた葉の穴がとてもリアルです。なので、あくまで主役はキジョランということで…。
しかしまあ、卵から孵って、暑い日・寒い日もあるだろうに、何年もこうして過ごし、あの大きな蝶になって、ものすごい距離を飛行するのだなあと思うと、この姿は神様か仏様のように見えてきます。いかにも見つけやすく目立つ色合いも、迷える衆生を救うための仮の姿に思えてきます。お姿、たしかに拝見しました。

2013年のきょうアズマイチゲ> 2012年のきょうセリバオウレン> 2011年のきょうムスカリ> 2010年のきょうシシユズ(オニユズ)> 2009年のきょうコブシ> 2008年のきょうオオハナワラビ> 2007年のきょうシロバナタンポポ> 2006年のきょうサンシュユ> 2005年のきょうオランダミミナグサ

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3月11日(火) バンペイユ(晩白柚)

140311banpeiyu1キッチンスケールが音(ね)を上げて、EEEEと言っています。どうやらウチのそれは秤量上限が999.9gだったようで、この巨大柑橘の正確な重さは1kg超としかレポートできません。言い訳はもう一つ、先日のシシユズは試食だけでなく木についたままの画像も得られましたが、この晩白柚(ばんぺいゆ)はたぶん埼玉近辺の露地で見かけるものではない(熊本・八代が主産地)ようです。
140311banpeiyu2買い込んでからほぼひと月、今か今かと食べ頃を待ちましたが、ずいぶんといい香りがし始め、皮もしんなりと柔らかくなったので、ついにナイフを入れました。ネットでは、剥いた皮を子供の頭に被せた写真を見かけました。ウチにも孫がいたら絶対にここに登場したことでしょうが、なんとも残念です。
で、お味です。酸いもの嫌いの助手1号がパクパク食べてしまいました。「おいし~い」そうです。小袋を剥くと、果肉はかっちり固く、指でつまんで食べられます。サクッとした歯ごたえがまず最初の味わいです。そして、酸味はごく弱く、とても奥ゆかしい甘みとかすかなほろ苦さがあって、ウチには不釣り合いな上品さです。
そしてなによりそのボリウムです。デザートではなく、これ主食系? 小袋を3個食べたら、けっこうな満足感が得られました。もっとも、値段を考えると、小袋3個で、ムググ、喉が詰まります(笑)。ただし、このあと助手2号が皮を活用してくれるはずなので、それも計算に入れると、少しは単価が落ちてくれることでしょう。

2013年のきょうヒスイカズラ> 2012年のきょうオウバイ> 2011年のきょうリンドウ> 2010年のきょうハチジョウキブシ(雄花)> 2009年のきょうクリスマスローズ(フォエチダス)> 2008年のきょうアセビ> 2007年のきょうシラー・シベリカ・アルバ> 2006年のきょうネモフィラ・ペニーブラック> 2005年のきょうシバザクラ

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3月10日(月) ヤマルリソウ

140310yamarurisou折り重なった根生葉の隙間から、5~6ミリの青い花が顔を覗かせていました。気の早い梅は散り始め、河津桜が咲きそろったこの時期、樹上だけではなく地面からも、春はフツフツと湧き上がってきていました。
ほとんど見過ごしそうに萎びた葉と小さな花ですが、その葉の形と花の色がいかにもヤマルリソウでした。本来の可憐な姿を撮影できるには、あとひと月少々の時間がかかるとは言え、思えばその程度の日数で葉をすべて更新し、花茎を立ち上がらせるのだから、春という季節の力は偉大です。

2013年のきょうグズマニア・テレサ> 2012年のきょうタネツケバナ> 2011年のきょうノハラアザミ> 2010年のきょうソラマメ> 2009年のきょうサクラ(啓翁桜)> 2008年のきょうユリノキ> 2007年のきょうウズラバタンポポ> 2006年のきょうフッキソウ> 2005年のきょうハナニラ

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3月9日(日) シラカシ

140309sirakasi情け容赦のないブッタ切りに遭ったシラカシもあれば、こんな風にスマートに鋏を入れられたシラカシもありました。運不運の泣き笑いは人間だけではないようです。
そんな運不運で言えば、不運なシラカシを撮ってから数日で幸せなシラカシに出会えたワタシには運があったということになります。このところ、なにやかやと立て込んで激写小僧ごっこに浸ることができず、拗ねていたのがウソみたいです。
ということは、あの不幸なシラカシにも再び春は巡って来るかもしれないということになります。剪定していた人たちはたしか造園業のハッピを着ていたので、あのブッタ切りはプロにしかできない究極の大技だったと思いたいものです。

<補注> 造園業のハッピは伊達ではありませんでした。問題のシラカシは翌年にはどんどん枝を出し、2年経った今はかなり「ふつう」の木に見えるようになりました。ご担当の植木職人さま、どうもご無礼をいたしました。(2016年3月7日)

2013年のきょうオガタマノキ> 2012年のきょうエレガンテシマ> 2011年のきょうフクジュソウ> 2010年のきょうユリノキ> 2009年のきょうモミジイチゴ> 2008年のきょうユキワリイチゲ> 2007年のきょうゲンカイツツジ> 2006年のきょうカナメモチ> 2005年のきょうオウバイモドキ(ウンナンオウバイ)

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3月8日(土) ハボタン(珊瑚系)

140308habotan先日の高性種に続いて、なんとかこのシーズンでハボタンの珊瑚系もとらえることができました。出先でスマホだし天気も悪かったので、写真の具合は勘弁です。
個人的には、高性種は「なんだかなあ」でしたが、縮緬種とかこの珊瑚系とかのようにクチュクチュ・キリキリしたのはわりと面白いと感じます。質実剛健がいいとか嘯きながら、じつは軽佻浮薄な趣味のおのれを再認識してしまいます。
おっと、ハボタンは深層心理分析の道具ではありませんでした。手前の株にはもう花蕾ができあがっています。咲いた花まで珊瑚タイプだったら拍手喝采です。

2013年のきょうスイレン> 2012年のきょうマルバマンネングサ> 2011年のきょうクロベ> 2010年のきょうメタセコイア(雄花)> 2009年のきょうハーデンベルギア> 2008年のきょうハナキササゲ(オオアメリカキササゲ)> 2007年のきょうヒイラギナンテン> 2006年のきょうフキ(ふきのとう)> 2005年のきょうクリスマスローズ

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3月7日(金) シラカシ

140307sirakasi手前に写った鉄条網が無粋です。大きな工場を囲む塀の向こうのシラカシを撮ろうとしたら、この邪魔者を避けられませんでした。
今年は雪折れした木々二度も取り上げましたが、このシラカシが三度目のレポートというわけではありません。なんとこれ、剪定された木なのです。
おかげで、名前の元になった芯まで白っぽい材(淡褐色)を見ることができましたが、それにしても情け容赦のない切り方です。塀際には何本ものシラカシケヤキが並んでいるのに、すべてこんなブッタ切り状態です。
たしかに、秋にはドングリが道路を埋め、ここの社員さんは落ち葉掃除も大変なのですが、だからと言ってこの切り方はないと思うのです。もしこれで、春に新しい枝がきれいに出そろったら、今回の非難は取り消しますけれど…。

<補注> このシラカシ、翌年にはどんどん枝を出し、2年経った今はかなり「ふつう」の木に見えるようになりました。シラカシが丈夫なのか、植木職人さんの技なのか、いずれこの記事は「木を知らない」批難をしていたことになります。(2016年3月7日)

2013年のきょうオクナ・キルキー(ミッキーマウスノキ)> 2012年のきょうヒメサザンカ・エリナ> 2011年のきょうマンサク> 2010年のきょうジャノメエリカ> 2009年のきょうキルタンサス> 2008年のきょうバショウ> 2007年のきょうエリカ・コロランス・ホワイトデライト> 2006年のきょうクロッカス> 2005年のきょうセツブンソウ

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3月6日(木) ムルチコーレ(コレオステフス・ミニコス、クリサンセマム・ムルチコーレ)

140306multicauleかわいい見かけに反して背景が厄介…というのはなにも少女漫画だけではなくて、このムルチコーレ(園芸的な通称)もまさにそのパターンです。
フルネームだとクリサンセマム・ムルチコーレで、暗唱テストには最適です。この姓(属名)には覚えがあって、今の時期に花壇を埋めてくれるあのノースポールの本名がクリサンセマム・パルドサムでした。寒さに強い一群なのです。
ところが、この属名は崩壊の危機(?)にあり、ムルチコーレは今はコレオステフス属に編入され、ノースポールの方はレウコグロッサム属だそうで、こんな属名はいったいどうやって覚えたらいいものやら、あきらめ気分です。
さらにムルチコーレはその種名まで変更になって、今はミニコスです。演歌でもあるまいに、店には「昔の名前で出ています」というわけです。さて、健気そうにお陽さまに向かって開いたこの花に出会ったとき、どの名前で呼びかけましょうかね。

<追加編> この花は太陽光を受けると開き、日が沈むと閉じます。上の写真は寝起き直後の不機嫌なところだったので、2カ月後の午前11時ごろの写真(↓)を追加しておきます。(2014年5月10日)
140510multicaule
2013年のきょうウラムラサキ(ストロビランテス・ディエリアヌス)> 2012年のきょうガーデンシクラメン> 2011年のきょうヤマコウバシ> 2010年のきょうキンギョツバキ> 2009年のきょうエンドウ(莢豌豆)> 2008年のきょうテンリンジガッコウ(椿)> 2007年のきょうネモフィラ・インシグニス> 2006年のきょうショウジョウバカマ> 2005年のきょうヨモギ

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3月5日(水) ナツミカン(ナツダイダイ、ナツカン)

140305natumikan1隣町の農家の庭に植えられているナツミカンです。ナツミカンは過去二度、ここに登場し、この1月にも取り上げたばかりです。それがなぜ、また?
じつは、1月に撮った木の下にはいくつか実が落ちていて、いたずらに突っ込んだ自分の指を舐めたら、そんなに酸っぱくも苦くもなかったのです。以来、店先に並んだ「商品」ではなく、木から直取りした実を試食したいと思い詰めていました。
というのは、ナツミカンは夏に食べる蜜柑だと思っていたからなのです。調べると、さすがに「真夏」とはありませんが、食べ頃はどうやら「初夏」であり、収穫は早くても4月下旬ころからで、5月が旬のように書かれています。さらに、商品だと「貯蔵して味を落ち着かせる」みたいなこともするらしく、これも「食べ頃」をわからなくさせます。
いったい、ナツミカンって夏に食べるもの? 冬にも食べられるもの? 今回はこの素朴な疑問の解決編です。
140305natumikan2さて、冒頭紹介したお宅は、庭先でとれたて野菜の直売をしています。そこで、ちょいと買い物したついでに、ご主人に「あのナツミカン、分けてもらえない?」とおねだりしてみました。「いいよ。自分で採って持っていきな」とうれしい返事です。いそいそと木の下に行き、手近な一つをクルッとひねると、わりと簡単にもげました。
葉の陰になっていた部分(写真左側)は色づきが悪く(黄色)、いかにも「そのまんま」の見かけです。ご主人に聞くと、今ごろから食べられるそうで、木の下には完熟の実がかなりの数、落ちていました。
140305natumikan3試食の結果です。「夏」みかんは「冬」みかんでした。酸味が強いのはナツミカンとして当たり前のレベルだし、心配した苦みはまったくありません。酸っぱいもの嫌いの助手1号にはパスされましたが、助手2号はペロリと半分食べました。
さて、この顛末をどうまとめたらいいのでしょう。「初夏」を6月と解釈すると、指を舐めて平気だった1月末との間は丸々4カ月です。今回の試食とでも3カ月あります。なんでも気が早くなった世のなかのせい…とするのは少し無理がありすぎます。
一つのヒントは、埼玉はナツミカンの栽培には寒すぎるらしいことです。暖地を好むので、寒冷地では冬に実が落ちるそうで、これを拡大解釈すると、「実が落ちる=熟成が早い」と考えられます。
関東では夏蜜柑と呼ばずに春蜜柑と呼ぼう…などとバカを言おうと思ったら、なんと名前にも問題がありました。ナツミカンの本名はナツダイダイでした。(詳しくは「萩夏みかんセンター」HPを参照)
さらなる問題も発生していて、本来のナツミカンはずいぶんシェアを下げ、今はアマナツ(甘夏みかん、カワノナツダイダイ)の方がよく栽培されているらしいのです。二つの見かけはかなり似ていて、わずかに甘夏の色が濃く(オレンジ)、表面がやや滑らかということで、今までナツミカンと思っていた木も怪しくなってきます。
ということで、1月の記事ではうかつにも自分のことを誉めたりしていたのをすべて取り下げです。やれやれ、試食の味とは違って、やけに苦い結論になりました。

2013年のきょうウバメガシ> 2012年のきょうセンダン> 2011年のきょうウメ(黄梅)> 2010年のきょうサンシュユ> 2009年のきょうタチカンツバキ> 2008年のきょうシュロ(ワジュロ)> 2007年のきょうミツバツツジ> 2006年のきょうオウバイ> 2005年のきょうネコヤナギ

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3月4日(火) セイロンベンケイ(トウロウソウ、ハカラメ)

140304ceylonbenkei1この葉をちぎったものに水分を与えておくと、葉の周囲からたくさんの小さな芽が出てきます。だから、セイロンベンケイという本名よりも、そのものずばりのハカラメ(葉から芽)という呼び方(俗称)の方がポピュラーという変わった植物です。
140304ceylonbenkei2変わっているのはそれだけではなく、花もかなりユニークです。薄緑色の長い筒は萼で、そこからチョロリとはみ出た赤い蹴出しのようなものが花びらです。
この花が灯籠のように見えることから、別名をトウロウソウというのですが、この呼び名は聞くことがありません。裾除け草とか蹴出し草、あるいはもっと飛躍して芸者草なんていう方が受けただろうに…と、鼻の下の長いオジサンは残念に思います。

2013年のきょうセツブンソウ> 2012年のきょうナズナ> 2011年のきょうウメ(月影枝垂)> 2010年のきょうセンダン> 2009年のきょうスノードロップ> 2008年のきょうイチョウ> 2007年のきょうヒメカンアオイ> 2006年のきょうタギョウショウ> 2005年のきょうスノードロップ

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3月3日(月) アサヒカズラ

140303asahikazura花穂の先が巻きひげになっていて、これがあちこちに絡みつき、自分を支えます。沖縄なら露地で育つそうで、適温があればかなりの勢いで生長すると言います。
花びらに見えるピンク部分は萼なので、ふつうの花びらよりも長い期間にわたって楽しめます。暖かければ花は四季を問わずに咲くので、今が花期というわけではなく、撮影できた温室ではたまたまこんなに賑やかな時期でした。
温室の天井まで這い上がり、壁一面をピンクに飾っていました。鉢植えでなら関東の一般家庭でも冬越しが可能かもしれませんが、いじましい育て方はアサヒカズラには似合わないと感じます。豪華な眺めは温室探訪の楽しみにしておきます。

2013年のきょうミッキーマウスノキ(オクナ・セルラタ)> 2012年のきょうウメ(白梅)> 2011年のきょうシナマンサク> 2010年のきょうゴールデンクラッカー> 2009年のきょうオオカンザクラ> 2008年のきょうボクハン(椿)> 2007年のきょうヒトツバ> 2006年のきょうオオバイノモトソウ> 2005年のきょうカンヒザクラ

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3月2日(日) ハボタン(高性種)

140302habotanやや時期を逃してしまったので、葉のつき具合が間延びしています。ただその下の長い茎は葉を摘んだわけではなく、このハボタンの特徴です。
東京丸葉の系統から種苗会社が作り出したF1(雑種一代)で、一般には高性種と呼ばれています。写真のなかで多数を占めているのが日の丸タイプ(白い葉の中心部が赤)、4~5本見えているのが紅色タイプです。ほかに白もあります。
ふつうのハボタンに比べると頭部は小さく(直径10㎝少々)、1本や2本植えたのでは見栄えがしません。そんなものをどうしてわざわざ作り出したのかと不思議ですが、需要の一つは切り花にすることのようです。なにもハボタンを花瓶に挿さなくても…と思うのは野暮なおじさんの考えで、いろいろやってみたい人が多いのでしょう。

2013年のきょうギシギシ> 2012年のきょうオランダミミナグサ> 2011年のきょうセイバンモロコシ> 2010年のきょうバンクシア・エリシフォリア> 2009年のきょうクロチク> 2008年のきょうケンポナシ> 2007年のきょうラナンキュラス> 2006年のきょうヤマノイモ> 2005年のきょうギンヨウアカシア

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3月1日(土) カンツバキ

140301kantubakiデコポンに続いて母話題です。彼女はサザンカが好きらしく、それらしい木を見ると「サザンカだ」と反応します。ところが似たものにはカンツバキがあるわけでして…。
葉がサザンカより少し大きい(ふつうのツバキよりはずっと小さい)とか、花びらがハラハラとは散らずにまとまって落ちるとか、その気で見れば違いはわかります。
問題はそれが母にわかってもらえるかどうかです。固定した記憶に新しい知識を加え、関連事項の配線をつなぎ直す…思えば脳はただデータを貯め込むだけのパソとは違ったむずかしい作業をしているわけで、そういう機能が衰えた脳に無理を強いても仕方のないことではあるわけです。
カンツバキをサザンカと言ったから誰かに迷惑をかけるわけでなし、問題は母ではなくワタシにあるわけで、カンツバキを見ながら「ホントにきれいなサザンカだね」と言えるようになるまで、精神修養の散歩は続きます。

2013年のきょうカワヤナギ> 2012年のきょうネコヤナギ> 2011年のきょうヒガンバナ> 2010年のきょうデコポン> 2009年のきょうフチベニベンケイ(カネノナルキ)> 2008年のきょうカリン> 2007年のきょうアリアケスミレ> 2006年のきょうリキュウバイ> 2005年のきょうフキ(ふきのとう)

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