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2月5日(水) ホオノキ

140205hoonoki
この時期、葉を落として露出した木の枝に美しさを感じることがあります。ヒメシャラシラカンバは、その木肌の色合いに惚れるし、このホオノキだと、なんと言ってもその風変わりな枝振りに目を惹きつけられてしまいます。
細めの枝の先が鋭く尖っているのは、あの大きな葉が仕込まれた冬芽です。対して、ホオノキ独特のクネクネした枝振りの先にあるのは混芽(花と葉の芽・注)です。枝先に花を咲かすと、そのあとで枝は斜め方向にのびるので、それを繰り返すとこうして木全体が踊っているような、躍動的かつ奇っ怪な姿になるわけです。
などと偉そうに書いても、冬のこの姿とあの大きな花が結びつくまでにはずいぶんな時間がかかりました。永年の疑問が解けて「へえ~」と微笑む楽しみのために、せいぜい足腰を鍛えて、野歩きを続けることにします。

<補注> 2020年の春、カツラが「混芽」というしかけであることに気づきました。そして、それをきっかけに、既知の樹種が混芽タイプだったことが次々と「発覚」し、自分のボンヤリさ加減に失望しました。その極めつけがこの記事(↑)です。
上記の気づきより8年も前、偉そうに図鑑知識を並べていました。我がマナコで気づかなければ、読んで学んだことはサッパリ覚えないという典型です。大きな反省とともに、今回の「混芽」騒動はいったん終息させることにします。(2020年4月18日

過去のきょう 2013 ニワウルシ、ほか3種 2012 エビネ 2011 チューリップ 2010 ウラジロモミ 2009 ヒメアスナロ 2008 スイカズラ 2007 マンゲツロウバイ 2006 アリドオシ 2005 ギンモクセイ

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