2月4日(火) クサソテツ
まるで籐椅子の背もたれです。籐椅子といえば、妖艶な姿で腰掛けたエマニエル夫人を思い出します。あの挑発的な眼差しの彼女も、先年、鬼籍に入りました。
おっと、話は映画ではなく、このアールデコのように美しい葉です。なにかのシダだと思って写したのはいいとして、そのなにかがずっと判明しませんでした。
写真の背景が白いのは、雪山に行ったのではなく、去年関東を襲った大雪(笑)のあとに撮影したからです。つまり、この一年、棚晒しにしていたもので、先日、ようやくこれがクサソテツであることがわかりました。
クサソテツといえば、つい緑色の栄養葉をイメージしがちなのに、あの葉は冬には枯れてなくなります。一方、この籐椅子風オブジェになるのは胞子葉で、秋に発芽してすぐこんな色になり、いまごろから役割を全うし始めます。
茶色=生の終焉と思いがちな自分は、バリバリで生殖活動中の茶色があることに目を洗われます。これからの元気な老人世代を象徴するモチーフとして、この葉を胸ポケットに挿して歩くなんて、ちょっといいアイデアではないでしょうか。
おっと、話は映画ではなく、このアールデコのように美しい葉です。なにかのシダだと思って写したのはいいとして、そのなにかがずっと判明しませんでした。
写真の背景が白いのは、雪山に行ったのではなく、去年関東を襲った大雪(笑)のあとに撮影したからです。つまり、この一年、棚晒しにしていたもので、先日、ようやくこれがクサソテツであることがわかりました。
クサソテツといえば、つい緑色の栄養葉をイメージしがちなのに、あの葉は冬には枯れてなくなります。一方、この籐椅子風オブジェになるのは胞子葉で、秋に発芽してすぐこんな色になり、いまごろから役割を全うし始めます。
茶色=生の終焉と思いがちな自分は、バリバリで生殖活動中の茶色があることに目を洗われます。これからの元気な老人世代を象徴するモチーフとして、この葉を胸ポケットに挿して歩くなんて、ちょっといいアイデアではないでしょうか。
過去のきょう 2013 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2012 クチナシ 2011 マンサク 2010 チュウテンカク(沖天閣:ユーフォルビア・インゲンス) 2009 ヒメノキシノブ 2008 ニシキマンサク 2007 ハカタシダ 2006 コウヤボウキ 2005 オウバイ
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コメント
そうなんですよねぇ。エマニエル夫人のあの挑発的な
姿と眼差しにはドキドキした若かりし頃を同じ世代の方
なら思い出さないわけはないですね。
師匠の所には棚晒しの作品がいっぱいあるのではないで
しょうか。おしげなく出しましょう(笑)
投稿: zenpeichan | 2014-02-04 11:04
zenpeichanさんへ:
はい、あの音楽も良かったですよね。
アハハ、正体がわからない写真を一挙に公開して、
みなさんのお知恵をお借りしましょうかね。
投稿: はた衛門 | 2014-02-05 07:46