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1月11日(土) アングラエクム・セスキペダーレ

140111angraecum
ランはわか"らん"と開き直ったのはつい先月なのに、めっちゃ舌を噛みそうなむずかしい名のランを載せます。和名はないので、学名そのままです。
なぜこんな高難度の名前を知ったかというと、幸運にも鉢に略号ではなくフルネームが記されていたからです。花と一緒にその札もきっちり写し、帰宅してこのランのことを調べてみました。説明を読み進むうち、情けなさで肩が落ちました。
なんと、このランの真骨頂はその長ァ~い距でした。写真右端の、ややくたびれた花の後部から下にのびているのがそれです。そんなことには気づきもせず、中央の花を写すとき、距のことは茎だと思って(というか、なにも考えず)いました。
なんとこの距は25~30㎝もあって、先端にはわずかに蜜があるそうです。そして、この花を見て、その蜜を吸えるように、長ァ~い口吻を持つ蛾がいるはずと予測したのは、かのダーウィン先生で、なんとそれからおよそ40年後(先生亡きあとの1903年)、本当にそんな蛾が見つかったのだそうです。
「花を写して距に気づかず」のどこかの凡人とはさすが違うものです。よし、これからはランのがどんな具合か、キョキョロすることに決めました。

<補注1> キョキョロに成功しました。(2022年1月2日
<補注2> 距が長いことがアングラエクムの条件ではありませんでした。(2024年1月29日

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