11月24日(日) シマカンギク
若い人に、「それは阿諛(あゆ)迎合だよ」と言ったら「鮎ですか?」と言うので、「いや、媚びへつらうなと…」と言い直したら、空気が白くなりました。漢語・和語を問わず死語は増えるばかりだし、そんな古典系だけではなく「バックシャン」のような「近代的」カタカナ語もめっきり聞かなくなりました。
この菊、丸々とした総苞とそれを縁取る舌状花の具合がかわいらしくて、ついその「バックシャン」という書生言葉を思い出しました。前に回れば、花はどう見てもふつうの菊だし、茎はなよついて倒れ込んでいるし、なんともだらしないのです。
シマカンギクは正面から仔細に見ず、立ち上がった茎の上側だけを後ろから見るに限る…目黒の秋刀魚ならぬ、シマカンギクのはた衛門流鑑賞法です。
この菊、丸々とした総苞とそれを縁取る舌状花の具合がかわいらしくて、ついその「バックシャン」という書生言葉を思い出しました。前に回れば、花はどう見てもふつうの菊だし、茎はなよついて倒れ込んでいるし、なんともだらしないのです。
シマカンギクは正面から仔細に見ず、立ち上がった茎の上側だけを後ろから見るに限る…目黒の秋刀魚ならぬ、シマカンギクのはた衛門流鑑賞法です。
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