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10月31日(木) ダイズ

131031daizu今年の夏も枝豆(と冷えた泡アワ・笑)のおかげで乗り切った身としては、なんとも信じられない光景でした。見渡す限りの畑で、枝豆が収穫放棄されていたのです。
というのは大きな誤解で、考えてみれば枝豆=大豆です。納豆やきな粉や味噌を作るには、枝豆状態をスルーして、こうして畑で豆を完熟させるのでした。
そう言えば、もはや泡アワではなくぬる燗がおいしい季節になりました。お鍋や湯豆腐が恋しくなって、四季を問わず大豆にはお世話になっていることを再確認です。

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10月30日(水) マルバノキ

131030marubanokiマルバノキについては一度アップで取り上げているので、今回はひいた図です。というのは負け惜しみで、これ以上迫れない場所での一枚です。
それでも載せたのは、花つきの良さに惚れたからです。某水泳選手風に言えば、今までの人生で見たなかで一番豪華なマルバノキの開花風景です。
あと1週間もすれば、この丸い葉が黄色くなり、黄葉時の開花というマルバノキの特性そのままの写真が撮れるはずです。しかし、それはもう掲載済みなので、あえて緑とカーマインの対比を楽しんでみました。…と、きょうは最後まで負け惜しみです。

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10月29日(火) ノササゲ

131029nosasage1やれやれ、6年前にはやけに楽観的に、すぐに撮影できると思った紫色の莢です。藪のなかにこの色を見つけたとき、思わず「いたぁ」と声に出してしまいました。
裏返った莢の銀色に紺の豆という配色も渋くてすてきでしたが、やはりノササゲと言えばこの鮮やかな紫色です。また、冬には莢がカールして長さがよくわかりませんでしたが、ササゲと名づけたくなった気持ちがわかる莢の長さにも注目です。
131029nosasage2そして、もう割れだした実を見つけて愉快に思ったのは豆(種)の色です。この時期は莢と同じ紫で、たぶんこれがあの紺色に変化するのでしょう。紺色になる前の豆は白とか緑だとばかり思っていたので、紫から紺という変わり具合がちょっと意外でした。

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10月28日(月) シリブカガシ

131028siribukagasi1ずいぶん色黒の(というか、やや紫がかる)ドングリが落ちていました。表面が白く粉をふいているのも、ちょっと独特です。そのドングリが実っていたらしい木はあまりに背が高くて、木についたままのドングリは確認できません。
調べたら、色合いの特色よりも決定的なのはお尻の窪みでした。殻斗をはずすと、あーら恥ずかし、お尻がへこんでいます。これが尻深という名前の由来でした。
そして、下敷きにした葉です。互生・全縁(鋸歯なし)でスマートな形で、この葉は裏返していますが、表はピカピカです。
131028siribukagasi2という特徴が、今月上旬に別の場所で撮った木(↑)とつながりました。撮ったときは、「秋に花が咲く樫とか椎ってあった?」と不思議でしたが、ブナ科(樫類や椎類が属す)のなかではこのシリブカガシだけが秋に開花するのでした。
ということは、この花は来年の今ごろ、1枚目写真のようなキュートなお尻の色黒美人になるはずです。この写真にも、その気で見れば若いドングリや黒いドングリが写っていて、次はこの木のドングリのお尻を剥いてみるのが課題です。

<補注> 初夏の艶やかな葉と、若いドングリをつけた枝の様子はこちらです。(2014年6月9日)

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10月27日(日) ヒガンバナ

131027higanbana1ヒガンバナのその後です。仲間のリコリス・オーレアが大きな実をつけるのとは対照的に、花後1カ月たっても実は膨らんできません。
131027higanbana2莢を割ってみると種らしきものはありますが、まったくの「無精卵」状態でした。これはわりと知られた話で、昔、中国から渡来したヒガンバナの遺伝子が三倍体だったため、いまもほとんどのヒガンバナは結実しないのです。
これに対し、リコリス・オーレアは立派な種ができます。ところが今まで何回か播いたもののサッパリ発芽しません。じつはリコリス・オーレアの染色体数にはバリエーションがあり、ウチの球根の出所は大手の苗屋さんなので、不稔性が疑われます。
ヒガンバナのように見るからにダメという種もあれば、リコリス・オーレアのようにヤケに期待させる見かけの種もあって、不稔というのもむずかしい話です。

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10月26日(土) カツラ

131026katuraおとといは紅葉で、きょうは黄葉です。しゃべるときは使い分けを意識しなくて済みますが、字にするときが面倒です。さらに、赤も黄色も両方だというときは「紅黄葉」と辞書にもない表記を使ったりします。ちょっと無粋だと思わないでもありません。
ただ、この季節、カツラの木の下に佇めば、そんな細かいことはどこかに飛んでいってしまいます。今年もいい色に「染まり」ました。
おっと、葉の糖類がアントシアンに変わる紅葉と違い、黄葉は元からあったカロチノイドが目立つことで起きるのですから、「染まった」という表現は少し不適切です。正確にはクロロフィルが「抜けた」とでも言うべきでしょうが、やれやれ、どうしたって無粋なことになってしまう我が性格こそ、もう少し「抜け」てほしいものです。

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10月25日(金) サラシナショウマ

131025sarasinasyouma1「いったいどうしてそんなヒネクレ者になっておしまいだい?」と声をかけたくなります。前にミソハギが同じようにねじ曲がっているのを見ましたが、あれは団体でした。今度のこのサラシナショウマは、ほかは正常なのに、これ一本だけがこんなですから、環境のせいではなく、ごく個人的な問題のようです。
131025sarasinasyouma2一方、こちらには「おまえは素直ないい子だね」とほめてあげたくなります。こんなにしていて、年頃になるとグレるかどうかはわかりませんが、開いた真っ白の穂よりはある意味で鑑賞価値があります。ただの球ではなく、なかにあれだけ派手な雌シベ・雄シベを秘めているからこその緊迫した美なのだと思います。

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10月24日(木) モミジバフウ

131024momijibahuu今年の紅葉は、お茶目なナンキンハゼから予告編的なニッサボクへつなぎ、いよいよモミジバフウです。まだ木全体が染まったわけではないので、せっかくの真打ち登場がフライング気味ですが、それでも深みのある赤はみごとです。
葉の形からして、モミジ(カエデ)の仲間と間違えられそうですが、マンサク科フウ属ですからまったくの別物です。
そのフウ属には中国原産のフウがあり、属が同じでも紅(黄)葉はもっと穏やかな色合いです。それに対し、アメリカフウという別名のあるこちらはもっぱら激しく燃える色づきで、同科同属とは言え、この季節には両者はずいぶん様相を異にします。

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10月23日(水) シロホトトギス

131023sirohototogisu相変わらず白い花の撮影は下手ですが、以前に掲載したときよりも賑やかに咲いているシロホトトギスを見つけました。あのとき、もう花は終わりの時期みたいな書き方をしましたが、暦上は今回の方が1週間もあとです。
また、あのときの記事では「正調ホトトギスの変種」としていましたが、正確には「品種」でした(Tricyrtis hirta 「forma」 albescens)。
きのう「新鮮」なエラー(モッコクをモチノキと取り違え⇒記事は差し換え)をしたばかりですが、過去の記事のなかには今回のように古漬けになったエラーが埋もれているかもしれず、ときどきこうしてかき混ぜてあげなくてはいけません。

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10月22日(火) パパイア

131022papaya3年前、近所のお宅が露地でパパイアを育てていて、背丈ほどにも育ったその木が、ちょうど今ごろ、けっこうそれなりの実をつけたのでした。
このまま黄色く熟したら、みんなで味見しようなんて盛り上がっていたら、寒さに向かってその実はいつの間にかなくなってしまい、木自体も「撤去」される運命に…。やはりここらの屋外でパパイアが完熟するのは無理なようでした。
で、これは大きな温室での一枚です。「みんなで味見」とはいきませんが、3年前に青いままで終わったパパイアの実の成熟過程を追加報告です。

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10月21日(月) アマチャヅル

131021amatyaduru去年の秋、ヤブカラシと間違えるエラーから始まったアマチャヅルとの付き合いが、これでどうやらひと巡りしました。最初のときは意識しなかった実の白いワッカも、今度はしっかり狙って写しました。
そして、もう一点、アマチャヅルの証明である葉表の粗い毛もはっきり見えます。毛というよりはむしろ棘とでも呼びたい姿で、ヤブカラシの葉とはまったく違います。
それと、今回意外だったのは、夏に花を写したとき、「雄株ばっかり」と思っていた群れにもこの深緑の球がコロコロしていたことです。藪のなかにいくつか見つけた群れには、雌株・雄株が混在しているものと雄株だけのものがあるように見ていたのですが、まだまだ観察不足でした。雌雄異株の草木のなかには女性稀少タイプがあるように思っていたのですが、アマチャヅルに限れば、男女比はわりと適切なようです。

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10月20日(日) ラクウショウ

131020rakuusyou夏には、その豊かに稔った実の数に感動したラクウショウでしたが、野歩きに涼しさを感じるようになって、一つひとつの実が充実してきました。今回は思わず物差しをあててみるほどのビッグさが主題です。
ただ、残念なのはどう見てもあの夏の賑やかさがないことです。自然淘汰というのは厳しいもので、実の数は夏の1/3から1/5くらいに減っています。
もっとも、あれだけの数がみんなこのサイズになったら、枝は折れやすいだろうし、木は疲弊するだろうし、自分の首に縄をかけることになります。途中で落後する実は、従容と我が運命を受け入れて落ちたと思うと、ちょっと厳粛な気分になります。

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10月19日(土) コナギ

131019konagi久しぶりにコナギを撮りました。前に載せたのは隣町の休耕田を埋め尽くしていたものですが、今回は用水の泥のなかです。
さりげない風情でおとなしそうな顔ですが、こうしてしぶとく生きているところを見ると、かつては田んぼの害草として嫌われていたことが容易に想像できます。
ただ、そういう実害とは無縁の人間は、思いがけないところでこうやって出会うことができて、つい「よしよし、元気で暮らすんだよ」と励ましてしまいました。

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10月18日(金) アカガシ

131018akagasiそろそろドングリの季節です。今まで取り上げていなかったドングリ、今年はいくつここに載せられるか、ひそかな楽しみです。
このアカガシのドングリは、その見分けを解説する自信がありません。シラカシアラカシとの違いが一目瞭然ではないのです。
そこで目をつけるのは葉です。シラカシやアラカシよりは一枚のサイズが大きく、しかも葉肉が厚手です。そして葉柄がかなり長くて目立ちます。さらにシラカシ・アラカシと違って多くの場合は全縁(鋸歯がない)です。
本当は、幹を割れば材の赤さ(名前の由来)で判別できるのでしょうが、今度の台風で、どこかのアカガシ、倒れていないでしょうか。

<補注> 花の様子はこちらです。(2014年5月30日)

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10月17日(木) タイアザミ

131017taiazami先日のカラスアゲハの記事で、「アゲハ類は落ち着いて止まらないし、単独行動ばかりだ」と嘆いたことを反省です。いつもお花のついでに撮影している程度の者が勝手なご託を並べると、とんだ恥をかいてしまいます。
このナミアゲハさんたち、じつに人懐っこくて、しかもこうして静止してくれるのです。さらにカップルで仲良くひとつの花から吸蜜です。と書いて、この2頭、色も形もほとんど違いません。おや、蝶にも同性愛ありですか…と調べたら、この時期のナミアゲハは雌雄で若干色合いが違うとあります。うーん、この先は蝶屋さんにお任せです。
あれあれ、すっかりタイアザミのことを無視してしまいました。ノハラアザミと同じく、この時期に咲きます。大きな背丈、細い葉、総苞や葉の太い棘が目印です。

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10月16日(水) ニッサボク

131016nissaboku1この木をそれと知って観察(撮影)し出したのが今年の花の時期でしたから、初めて迎える紅葉の季節です。なにせ「世界三大紅葉樹」のひとつだそうで、そんなこと、誰がいつどうやって決めたかは不明でも、なんとなくそそられるタイトルです。
で、いそいそ出かけて上の写真を撮ったのですが、そこらのソメイヨシノでもそろそろこんな感じだよ…みたいな色合いでした。
131016nissaboku2いやいや、こんなものではなかろうとさらに高い位置を探したら、2枚だけ、真っ赤になっていました。ああ、この色です。大きなこの木全体がこんな深紅に染まってくれたら、それはそれは見事な眺めになることでしょう。

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10月15日(火) ワレモコウ

131015waremokou野原のなかでワレモコウの葉が銀色に輝いていました。「え、どうして銀色? 病気?」と思いつつ、とりあえず写してみました。ただ、「この光具合は再現できないだろうな」というあきらめはありました。結果はやはり…。
それでも、これがワレモコウの葉の枯れ色と知って得した気分です。さらに、いままで取り上げたワレモコウの写真では、葉は徹底的に無視していました。その葉を、枯れ枯れ状態とは言え記録することができ、ちょっとホッとした気分です。

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10月14日(月) サネカズラ

131014sanekazuraあれれ、覗かなければよかった美男子の舞台裏みたいです。もう少しすれば、威風堂々・奇妙奇天烈な深紅の実をつけるサネカズラ(別名・美男葛)も、この段階では、形は歪(いびつ)だわ、色は半端だわ、見る影もありません。
もっとも、「美男」の名はこの木(蔓性植物)のことを言ったのではなく、蔓から採る粘液を整髪料にした名残ですから、上記の非難は的外れです。
さらに、紛らわしい撮り方をしたことを反省です。実に絡んでいる葉が妙に軟らかく、「この時期は葉もこんなだった?」と写真をしげしげ見つめてしまいました。これもまたサネカズラにはいい迷惑で、本来の革質の葉は写真左上方に見えています。
というわけで、サネカズラにはまったく不本意な一枚になっていますが、これもまた野歩きで出会う日常的なワンカットとして記録しておくことにします。

2012年のきょうナルコユリ> 2011年のきょうヨモギギク(タンジー)> 2010年のきょうヒルムシロ> 2009年のきょうヒシ> 2008年のきょうヒメマツバボタン> 2007年のきょうベンケイソウ> 2006年のきょうホトトギス> 2005年のきょうポポー> 2004年のきょうキツネノマゴ

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番外編 : 夕焼け ver.2013.10

131013yuuyake蜃気楼は景色が逆さまに見えるそうで、まるでキラウエア火山の噴火口が空に映し出されたような夕焼けでした。おいおい、志木からハワイが見えるかいな、どうして海なし埼玉で蜃気楼かいな…という無粋は言いっこなしです。
街が火事にでもなったかのような夕焼け、川まで朱く染める空一面の夕焼け、あるいは人々の暮らしを闇に閉じ込めるような密やかな夕焼け…。いままで心動かされた夕焼けはいろいろあったけれど、この日のこの景色も、しばらくは目の奥に残りそうです。

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10月13日(日) ツマベニアナナス

131013tumabeni_ananasこんなアナナス類を見かけると陽に透かしてしまうワンパターン写真です。冬にはトラフアナナスで同じことをしました。順光で写すと単なる多肉植物の葉にしか見えないものが、こうして影絵のように葉の模様が浮き出ると、本当にきれいです。
それにも増してチャーミングなのは葉先のピンクです。和名だと「爪紅」とやや古風ですが、英語だとFingernail plant、そのものズバリです。
なお、トラフアナナスの記事でパイナップル科の属をいろいろ書き連ねましたが、このツマベニアナナス(Neoregelia spectabilis)を含むネオレゲリア属を取り上げていませんでした。もっとも、パイナップル科には50近くの属があるらしいので、新しい属を取り上げるたびにこんな言い訳はしていられません。これから未掲載の属を載せるときは、知らん顔をするか属名を無視するか、シンプル路線で行こうと思います。

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10月12日(土) サガリバナ

131012sagaribana花をつけた房が木の上から垂れ下がるのでサガリバナ…単純明快で非の打ちどころのない名前です(きのう、雪乃ちゃんに絡んだ反省で、素直です)。
先月か、もしかしたら8月からか、白い花がポンポンと咲き出していました。1mもありそうな長い房についた蕾が次々に開くので、花期はかなり長めです。
ただ、それは南西諸島(自生地)での話で、関東でこれを露地で見るのは無理な話だと思います。写真も大きな温室で撮りました。
おっと、「白い花」と書きましたが、写真に見えているのは無数の雄シベと赤い1本の雌シベです。4枚の地味な花びらは、雄シベに埋もれてほとんど存在不明です。

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10月11日(金) ダリア(雪乃)

131011yukinoもし「雪乃さん」という女性がいたら、それはきっと色白の麗人だと思うのです。ところが、このド派手なダリアの名前が「雪乃」だそうで、いくら命名は作出した人の勝手とは言え、こりゃあちょっと横暴ではあるまいか、ブツブツ。
などという勝手な思い込みでダリアに八つ当たりする方がよほど横暴だとはわかっていても、どうにもブツブツ…でも、よく見たら、黄緑色の球体に赤い縞ができて割れてくる蕾が、なんとも愛くるしいのです。
目がクリッとして、キャッキャとはしゃぐお孫さんの名前が雪乃ちゃんだったとしたら、その名を我が作品につけたのはごく自然です。まだまだ孫に恵まれそうもない「不幸な老人」は、憧れの眼差しでもって「雪乃ちゃん」を見つめるのでした。

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10月10日(木) ハマビワ

131010hamabiwa初めて見る木だし、名前も聞いたことがありませんでした。西日本の、しかも名前どおり海岸近くに生えるというので、海なし埼玉では縁がありませんでした。
今までもし植栽品を見かけたとしても、この花の感じからシロダモだと思って見過ごしていたかもしれません。ただ、見る目で見れば樹形が違う(ハマビワは株立ち)し、ハマビワの葉はふちがカールしているので、混同しては失礼というものです。
雌雄異株だそうで、これは黄色い葯が派手なので雄株です。雌株は花がもう少し地味なのですが、翌年に青黒い実をつけます。早くその実を写したいものです。

<補注> 雌株が開花した様子はこちらです。(2014年11月27日)

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10月9日(水) サクラタデ

131009sakuratadeときならぬ桜吹雪に見舞われました。5枚に深く裂けて開く花びらはたしかに桜に見えなくはありませんが、タデを桜呼ばわりするとはオーバーな!と、これまではその名前にやや抵抗を感じていました。しかし、この景色に出会って納得です。
じつはこの写真で主役としたかったのはツリフネソウの方でした。白い背景にマゼンタ色の花が引き立つだろうと考えたのです。しかし、いざPC画面で見てみたら、まるで春爛漫を思わせる淡いピンクがツリフネソウを完全に食っているではありませんか。
しまった…サクラタデの詳細写真は撮っていません。まあ、そんな辛気くさいことは次の機会にして、今回はこの雰囲気を愛でることにします。仲間のシロバナサクラタデではこうも桜を想起させることはなくて、さすがサクラタデ、ちょっと見直してしまいました。

2012年のきょうシナノキ> 2011年のきょうツルウメモドキ> 2010年のきょうアキニレ> 2009年のきょうツルドクダミ> 2008年のきょうオケラ> 2007年のきょうオヤマボクチ> 2006年のきょうアロニア> 2005年のきょうギンモクセイ> 2004年のきょうハナミズキ

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10月8日(火) ネコノチチ

131008nekonotitiおととし初めて、この木につく実(猫の乳頭そっくり)を見ました。まだ夏で、緑色をしていたのですが、今年の同じころには黄色くなった実を見ました。
そして秋風が心地よくなってきて、ついに橙色になった実を見つけました。これが赤くなり、さらに黒くなるそうですが、まずはその変化の入り口をとらえた感じです。
そんな色変化よりさらにうれしかったのは、自分史上初めて、一つのフレームに複数の実を写し込めたことです。お乳が一つでは赤ちゃんがかわいそうというもので、この次はいかにも「猫の乳」らしく、たくさん並んだところを撮りたいものです。

2012年のきょうボタンヅル> 2011年のきょうオクモミジハグマ> 2010年のきょうヤマハッカ> 2009年のきょうハネミギク> 2008年のきょうホソバヒメミソハギ> 2007年のきょうマツカゼソウ> 2006年のきょうユウゼンギク> 2005年のきょうカリガネソウ> 2004年のきょうギンモクセイ

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10月7日(月) スズメノヒエ

131007suzumenohieこのごろスズメの数が減少しているという話をときどき聞きます。我々の生活に密着して生きる鳥が淘汰されているのなら、人間自身の環境も危うくなっているはずです。スズメが貴重な種となる時代など、迎えたくもないものです。
さてそのスズメは、カラスと並んで草の名前によく登場します。鉄砲も持っていれば、豌豆も蓄えている、なかなかの資産家です。その物持ちスズメさんも、こんな気味の悪い稗(ひえ)はノーサンキューではなかろうかと思うのです。
実際、この草にスズメが絡んでいるところは見たことがありません。稗には似るけれどあまりに小さい実(小穂)のサイズをスズメにたとえたのでしょう。
茎から出た軸に2列に並んだその扁平な実は、今の感覚で稗を想起するのはむずかしい感じです。むしろコインに見えなくもないので、スズメノイッセンコウカ(一銭硬貨)なんていう名にしてあげた方が、物持ちスズメさんは喜びそうな…。

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10月6日(日) ナンヨウザクラ

131006nanyouzakuraナンヨウザクラはここに二度目の登場です。前とは別の場所(温室)で、違う角度からとらえることができました。こうして花を真上方向から見ると、花弁の風合いはまったく異なるものの、その形はいかにも「桜」であることがわかります。
葉に目を移すと、前回のものがはっきりした鉾(ほこ)状だったのに比べ、今回はほとんどノーマルな形です。ただ、一枚だけ、花のすぐ横に見えている葉には鉾になりたそうな突起があって、潜在的に「その気」がある木なのだろうと推測しました。

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10月5日(土) ガマ

131005gamaこの写真は、先月のヒメガマとセット(比較検討用)です。見どころはソーセージ状の穂から飛び出た串で、ヒメガマのそれの下部には1.5cmほどの緑色部分があったのに対し、こちらはすべてが同じ藁色です。
ガマ三兄弟のうち、ヒメガマだけにこの緑色部分(上の雄花部と下の雌花部の区切り)があり、ガマコガマの雌雄の花には隔たりがありません。
さてそれでは串の構造には違いのないガマとコガマはどう見分けるかというと、それはこのソーセージの長さと葉の幅に着目することになります。
ヒメガマのときは「細いとか短いというのは相対的でわかりにくい」と偉そうに言ったばかりで気が引けますが、ガマとコガマの二つならそれでもはっきり見分けがききます。穂の長さだと、15cmほどのガマに比べてコガマは10cm以下、葉幅はガマが3cmほどでコガマはその半分程度です。

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10月4日(金) シナサワグルミ

131004sinasawagurumi夏を過ごして、葉がくたびれきっています。そこにさらに哀れさを加えるのが、花穂の軸にわずかに残った種(翌果)です。
このシナサワグルミはとても大きくなる木だし、初夏には巨大な簪(かんざし)のような花穂がびっしり並んでぶら下がります。そのたくさんの花も、季節を過ごせば種となり、こうして巻き散らかされていくのでした。
ところでこの種の姿はまるでカエデ類のそれとそっくりです。念のため分類を調べても、こちらはクルミ科、あちらはカエデ科で、まったく関係ありません。
風に乗って舞うための姿を追究したら、分類の枠など関係なしに同じ姿に行き着いたのでしょう。やれ発明だ、特許だ、と権益確保にいじましい人間世界に比べると、うらやましいほどの大らかさです。

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10月3日(木) タカノハススキ

131003takanohasusuki迂闊というか、浅はかというか…と、きのうと同じ出だしです。ところが、きのうの「花は咲けども実はつかず」と思った間違いに比べると、きょうのこのタカノハススキは、「花が咲かないのではないか」と疑っていたのですからさらに程度が下がります。
どういうわけか、今までタカノハススキが穂を出した姿を見たことがなく(単に時期的な問題だったはず)、「園芸種だから穂は出ない?」と変な期待をしていたのです。あにはからんや、時期になればこうして立派に花穂を風になびかせていました。
しかし、世のなかにはもっとひどい話もあるのです。古い歌謡曲に「船頭小唄」というのがあって、哀愁切々たるメロディの仕舞いは「♪花の咲かない枯れ芒(すすき)」とくるのですが、この詩の作者にはたぶんこの変な穂が「花」には見えなかったのでしょう。
じつはこの歌については二度目の難癖です。以前、ススキの株の姿を取り上げたときは、この歌の出だし「♪おれは河原の枯れすすき」に噛みつきました。
歌い出しと締めの両方がとても怪しいこの詩ですが、さてその作者はと言えば、それがあの有名な野口雨情なのです。もしかしたらこの大先生、お酒を呑むのに忙しく、草木の細かいことは勉強しなかったのかと愚考しています。

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10月2日(水) サザンカ

131002sazanka迂闊というか、浅はかというか、サザンカに実がついているのを見つけて驚いてしまいました。今まで、たまたま実を見つけないでいるうち、サザンカは園芸品種だから結実しないと勝手に思ってしまったようです。
考えてみればツバキ科ツバキ属だし、調べてみれば野生のサザンカだってちゃんとあって、「サザンカに実が!」と騒ぐことではないのでした。
そして、じつは実を見つけたこの木はご近所のもので、以前は花も写させてもらっていました。その花の姿を思い起こせば白にピンクのぼかしタイプで、これは野生のものの花の特徴に近いのでした。前から、失礼にも「花つきが悪いなあ」と思っていましたが、その感想こそが見る者の無知丸出しだったというわけです。

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10月1日(火) ジュズダマ

131001juzudama空を行く秋の雲を水面に映し込んでみたのですが、そう解説しなければ、下からあおって撮っただけに見えそうです。風があれば波紋で水面とわかるのに、この日の穏やかさはヘボ撮影者には裏目でした。
という解説は、水辺を好むジュズダマの特性を言いたいがための回りくどいアプローチでした。2カ月前、花の構造についてはもっと回りくどい説明をしています。
子供のとき、考えもなく遊び道具にしかしなかった反動で、ジュズダマについてはなんだかムキになって小賢しく解説をしたがります。

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