その名前だけ、ぼんやり記憶していた「ボラ待ちやぐら」とは、これでした。能登は穴水町の海べりに設置されていた1基です。
櫓(やぐら)の上にオジサンが一人座っています。しかし、残念ながらお人形です。昔はこうしてボラが来るのを待ち、櫓の下に仕掛けた網の上をボラの群れが通ると、ヤッコラショと引き上げたのだそうです。
なんともあなた任せの漁法で、さすがに平成の世になって廃れてしまい、多くの櫓が撤去されてしまいました。いまはこうして数本が観光用に残されているだけです。
どうせ見せ物なら、ボラが入った網を引き上げる仕掛けがほしいですね。ボラ待ちオジサンロボットとボラロボット、かなり受けると思うのに…。
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