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8月30日(金) ノシラン

130830nosiran
ノシランの「熨斗」がどの部分なのか述べたとき、観察がまだ甘かった点があり、少し気になっていました。今年もそろそろ花が咲き出し、「そこ」に注目です。
植物の花柄の断面は丸が多数派です。それは、どの方向の曲がりにも強く、かつ同一強度を出す場合の部材使用量が一番少ないという利点があるからです。しかし、ノシランの茎はこの理屈に完全に反していて、平たい帯のような断面です。これだと、長手方向の曲がりには強くても、平手方向には極端に弱く、自分の花の重さにさえ耐えることがむずかしくなります。
しかし、花が咲き出してそれなりの重さになったのに、茎はしっかり耐えています。どれどれとその茎の向きを見たら、なんと長手方向にしなって(傾いて)います。イエィ! 危ない形状を選ぶからには、その使い方をしっかりと心得ているわけでした。
花のときはこうやって高さを保って受粉を確実にし、茎の耐荷重限界を超えるほど種が熟したら、すみやかに倒れて地面に接触する…たぶんこの茎の形にはそんな意味があるのだと思います。あなどれない知恵が、野道にはいっぱいです。

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