6月30日(日) クマヤナギ
花が散って、実ができ、それが熟す…というのがものの順だとばかり思っていると、こんな風に花の盛りに実が真っ赤というパターンもあるから愉快です。
そんな花と実が一緒に楽しめる仕掛けには2タイプあって、一つは実が早熟のわりに花期が長く、その年の花に実が追いついてしまうパターンです。そしてもう一つが、このクマヤナギのように去年の実と今年の花が一緒になるタイプです。
などと偉そうに解説していますが、この葉が柳のように見えるまでにはあと何年の修行が必要なことでしょう。柳とは言いながらバッコヤナギのように楕円形の葉があることは知っていても、このクマヤナギの葉は色つやがちょっと良すぎます。
さらに、なぜ熊かというと、熊のように丈夫という幹を見なくてはいけないのですが、撮影した木はまだせいぜい「犬」くらいでした。熊にも柳にも見えないこのクマヤナギ、やれやれとは思いながらも、その名実のギャップが深く印象に刻まれます。
2012年のきょう<タチアオイ> 2011年のきょう<ネコノチチ> 2010年のきょう<フタリシズカ> 2009年のきょう<ボリジ> 2008年のきょう<モミジバゼラニウム> 2007年のきょう<ハマカンザシ> 2006年のきょう<ブーゲンビリア> 2005年のきょう<セイヨウノコギリソウ> 2004年のきょう<ヒョウタン>
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