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5月3日(金) ニッサボク

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時差ボケが悪化すると日差(にっさ)ボケ…ではなくてニッサボクです。ニッサという不思議な音は、学名(Nyssa Sinensis)の属名部分そのままで、ずいぶんと手抜きをされたものです。ただ逆にちょっとインパクトがあって、記憶に残ります。
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そして、肝心の花もなかなか変わっています。これがお目当てでこの木の下に立たなければ、十中八九、見逃してしまうでしょう。花びらがなく、雌シベがヤケに目立ちます。雄シベをつけた花(写真後方)も見られはしても、全体ではレアな存在です。
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さてこちらは別の場所の一本です。上のものとはまったく印象が違い、展開した若葉(長さ12~13㎝)を埋め尽くさんばかりに花が賑やかです。
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そこでググッと寄ってみました。2㎝ほどのボンボリに見えるその外側はたくさんの花の雄シベ(の葯)で、それら一つひとつの花の中心には暗緑色の雌シベに相当する物体があります。

ニッサボクは、雌雄異株または同株という気まぐれな木だと言います。今回の2カ所の木を素人の目で見ると、1カ所目が雌株、2カ所目は雄株に見えます。
しかし、ことはそんなに簡単かどうかです。この判定は実がつくのを待てばいい(注)わけで、いったいどちらがどうなるやら、どっちにもつかなかったらどうしましょう。
…と、見えない先の心配をするのは無駄ですからやめておきます。結果のわからない実より確実に楽しめそうなのは、この木の紅葉です。わりと大振りなこの葉が真っ赤に染まるらしいので、そのころの好天を心待ちにしておきます。

<補注:実についての記事> A. 2013年6月10日 B. 2013年6月24日

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