5月11日(土) サンショウ
若葉が照り輝くサンショウの木です。その付け根からは花の枝も出ていて、いかにも雌花(雌雄異株)らしい柱頭が花粉媒介者の来訪を待ち受けていました。
さて不思議なのは、一つの花に柱頭が4本前後ずつあることです。熟した実が秋に割れると、あのピリリの元である赤い皮のなかには真っ黒の種が1個かせいぜい2個しか入っていなかったはずです。
柱頭が4本なら種が4個でしかるべきなので、この花の付け根にあるのは萼ではなく苞なのでしょうか。一つの苞のなかに、雌花が4つ咲いているとすれば、秋の実と辻褄が合うわけで、その推測の正否はこれからの観察(注)でわかるはずです。
少し離れたところに雄株もありました。ミツバチが雌株と雄株を行き交っていて、これなら確実に花粉が雌花に届くことでしょう。
この雄花は花山椒として調味料になるそうで、雌花だけでなく雄花にもそんな風味があるとは念の入ったことです。ピリ×ピリで、ピリリと引き締まった山椒ができあがるなんて、ずいぶんよくできた話です。
さて不思議なのは、一つの花に柱頭が4本前後ずつあることです。熟した実が秋に割れると、あのピリリの元である赤い皮のなかには真っ黒の種が1個かせいぜい2個しか入っていなかったはずです。
柱頭が4本なら種が4個でしかるべきなので、この花の付け根にあるのは萼ではなく苞なのでしょうか。一つの苞のなかに、雌花が4つ咲いているとすれば、秋の実と辻褄が合うわけで、その推測の正否はこれからの観察(注)でわかるはずです。
少し離れたところに雄株もありました。ミツバチが雌株と雄株を行き交っていて、これなら確実に花粉が雌花に届くことでしょう。
この雄花は花山椒として調味料になるそうで、雌花だけでなく雄花にもそんな風味があるとは念の入ったことです。ピリ×ピリで、ピリリと引き締まった山椒ができあがるなんて、ずいぶんよくできた話です。
<補注> 上記の推測が当たっていたことがわかりました。(2013年6月16日)
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