4月12日(金) ヒトリシズカ
ヒトリシズカというのは、名前に反して徒党を組みます。4年前、山形県某所で見た(そのため、花期が関東とは1カ月ズレ)大きな群生はいまでも忘れられません。
もっとも、「名前に反して」と思うのはこちらの浅はかさで、本当は「1本の茎にヒトリ」という意味だし、仲間のフタリシズカとの比較でもあるようです。
さて、その過去写真ときょうの写真を比べると、茎の色が違うことがわかります。本来のヒトリシズカの茎は全体に紫がかるものなので、4年前の写真が標準的なヒトリシズカであり、今回のように節だけに紫を残すものはやや珍しいタイプのようです。
もうひとつ細かいことを言うと、この試験管ブラシのような花の一風変わった構造です。うまく接写ができずに切り出したので、写真はお粗末ながら、白い糸の付け根の上に2mmほどの透明物体があります。これが雌シベであり、花穂軸から飛び出している3本ずつの白い糸は雄シベなのです。
つまり、花穂は1本だけれど、じつは1本の軸に花はたくさん咲いているわけで、「やっぱりヒトリじゃないじゃーん」というのを、世間では言いがかりと評します(笑)。
もっとも、「名前に反して」と思うのはこちらの浅はかさで、本当は「1本の茎にヒトリ」という意味だし、仲間のフタリシズカとの比較でもあるようです。
さて、その過去写真ときょうの写真を比べると、茎の色が違うことがわかります。本来のヒトリシズカの茎は全体に紫がかるものなので、4年前の写真が標準的なヒトリシズカであり、今回のように節だけに紫を残すものはやや珍しいタイプのようです。
もうひとつ細かいことを言うと、この試験管ブラシのような花の一風変わった構造です。うまく接写ができずに切り出したので、写真はお粗末ながら、白い糸の付け根の上に2mmほどの透明物体があります。これが雌シベであり、花穂軸から飛び出している3本ずつの白い糸は雄シベなのです。
つまり、花穂は1本だけれど、じつは1本の軸に花はたくさん咲いているわけで、「やっぱりヒトリじゃないじゃーん」というのを、世間では言いがかりと評します(笑)。
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