3月20日(水) バイモ
この時期になると林縁でゆかしく花を咲かせます。
俯きがちな花は含羞の趣があって、そういう人間をとんと見かけなくなったこのごろ、なんとはなしに心に安らぎを与えてくれる風情です。
ところがなかにはこうしてちょいと頤(おとがい)をあげた花もあって、跳ねっ返りというのはなんの世界にもいるものです。いえ、バイモのひとつの見どころは花びらの内側にある模様の美しさですから、その意味ではこれが正しい姿勢とも思えます。
もう一つ好きなのは開花期の葉(茎上部)の細さ(注2)で、ふてぶてしいほど丈夫な芽出しどきの葉と比べ、その豹変ぶりもまたバイモの見どころです。
俯きがちな花は含羞の趣があって、そういう人間をとんと見かけなくなったこのごろ、なんとはなしに心に安らぎを与えてくれる風情です。
ところがなかにはこうしてちょいと頤(おとがい)をあげた花もあって、跳ねっ返りというのはなんの世界にもいるものです。いえ、バイモのひとつの見どころは花びらの内側にある模様の美しさですから、その意味ではこれが正しい姿勢とも思えます。
もう一つ好きなのは開花期の葉(茎上部)の細さ(注2)で、ふてぶてしいほど丈夫な芽出しどきの葉と比べ、その豹変ぶりもまたバイモの見どころです。
<補注1> 花後の実もまた意表を突いてくれるものでした。(2017年6月3日)
<補注2> 細い葉の面白い役割に気づきました。(2019年5月3日)
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