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2月8日(金) タカサゴユリ

130208takasagoyuri
百合の仲間はだいたいに背が高くて、自然のヤマユリウバユリの花を撮るときは、自分の目の高さに近いので屈まずに済み、ずいぶんと楽ができます。
そのノッポの理由が、別にワタシを楽させようとしてではなく、種を遠くに飛ばしたいからなのだと気づくのは、こうして風に揺れる実(朔果)を眺めるときです。冬の野辺に立ち尽くすユリ属の朔果はよく目立ちます。
このタカサゴユリは、それらのなかでもスマートさが抜きんでています。種をすべて飛び立たせたいま、朔果はもはや抜け殻となり、陽光に煌めいていました。

<補注1> 莢の中身を暴いてみました。(2015年12月16日
<補注2> 7年後の2月、逞しい生命力と見るか、地球の危機と見るか、タカサゴユリの悩ましい姿を撮影しました。(2020年2月15日

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