2月15日(金) ミヤマシキミ
きのうのオモトがそのまま木になってしまいました…みたいな馬鹿を言いたくて、12月中旬の写真を引っ張り出してしまいました。
そこまで無理に出演させておいて毒づいたら罰が当たるとは言え、このミヤマシキミという名前には未だなじめません。深山(みやま)という冠の乱発はこの世界の常識なのでいいとして、この「シキミに似る」という葉が問題だと思うのです。別にシキミでなくても、モッコクでもネズミモチでも、なんでもよかったんじゃあるまいか、と。
いえいえ、出てもらうたびに文句を言っては不憫です。気分転換に真っ赤な実をかじってみました。スカスカの無味無臭で、なかには白い種がありました。せめて実ぐらい、「うわ!」と人を驚かすパンチがあればいいのに、どこまでも地味なお方です。
いまどきは、芸人のみならず素人までがあざとい特徴を売りにする時代のせいで、逆にどこがどうということがなくても凛としてそこにある、そんな木や人間にハッとさせられます。手のひらの赤い実を握りしめ、ミヤマシキミさんに最敬礼です。
そこまで無理に出演させておいて毒づいたら罰が当たるとは言え、このミヤマシキミという名前には未だなじめません。深山(みやま)という冠の乱発はこの世界の常識なのでいいとして、この「シキミに似る」という葉が問題だと思うのです。別にシキミでなくても、モッコクでもネズミモチでも、なんでもよかったんじゃあるまいか、と。
いえいえ、出てもらうたびに文句を言っては不憫です。気分転換に真っ赤な実をかじってみました。スカスカの無味無臭で、なかには白い種がありました。せめて実ぐらい、「うわ!」と人を驚かすパンチがあればいいのに、どこまでも地味なお方です。
いまどきは、芸人のみならず素人までがあざとい特徴を売りにする時代のせいで、逆にどこがどうということがなくても凛としてそこにある、そんな木や人間にハッとさせられます。手のひらの赤い実を握りしめ、ミヤマシキミさんに最敬礼です。
<補注> このごろは園芸的にスキミアと呼ばれている状況に触れました。(2018年3月10日)
過去のきょう 2012 シライトソウ 2011 ハンノキ 2010 モミ 2009 イトススキ 2008 ホルトノキ 2007 オニヤブソテツ 2006 オオイヌノフグリ 2005 マンサク
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コメント
久しぶりにこんにちは
いつも楽しく見てますよ。
ところで、はた衛門も何でも齧ってみますねー。
ついこの間見た野草の本でシキミは毒ってあったような気が?
昔ひょうたんを齧ってえらい目に遭ったことがあります━Σ(゚д゚;)━!!
ご自愛ください!
投稿: umi | 2013-02-15 10:33
umiさんへ:
お久しぶりです。
へー、ヒョウタンって怖いんですね。
はい、本物のシキミ(の実)はかなりヤバいし、
こっち(ミヤマシキミ)もまるっきり別物(科違い)ではあっても、
ちょっと危ないようです(笑)。
投稿: はた衛門 | 2013-02-15 12:51