« 番外編 : 黒と白 | トップページ | 1月7日(月) アマチャヅル »

1月6日(日) テイカカズラ

130106teikakazura1
あいにくの天気ながらも時期的にはドンピシャの訪問でした。志木からは遠いし、きつい登りだし、幾度も行くのは避けたい場所なので、うれしさ倍増です。
もちろん、近くの野山にもテイカカズラは生え放題です。3カ月前、ここであの極細ウインナ(または超ロング唐辛子)みたいな物体を見つけてからは、あちこちの樹上をキョロキョロし続けていました。ところがないのです。かなり大きく(高く)育った状態良好なテイカカズラでも、この場所以外のものに実を見つけることは不可能でした。
それなのに、この山では、撮影した場所以外でも複数の株にこの実がぶら下がっていました。結実する要件としてなにが違うか、まったく想像もつきません。たぶんもっと慣れてくればどこでも見つけられるようになるはずでも、「お近づき初年度」としては出会いの山で最終シーンを収録し、とりあえずのクロージングです。
130106teikakazura2
サイズが控えめな葉や花に比べると、意外なほどに実(莢)は「大物」です。さらに、そのなかで飛翔を待っている種も長さが1cm弱あり、さすが生命力旺盛なテイカカズラの素は種からして大物だと感心します。
一粒つまみ出し、折からの風に放つと、ゆっくりと谷間に流れていきました。♪飛んで飛んで飛んで飛んで、この結実可能性大の遺伝子が志木の近くに舞い降りてくれることを祈りながら、その綿毛の旅立ちを見送りました。

<補注> 当然のことながら、このあと、ほかの場所でも実を見ることはできました。また、莢が八の字になるワケも解明できました。(2015年8月15日

過去のきょう 2012 トキワイカリソウ  2011 ガガブタ 2010 シュロガヤツリ 2009 タラヨウ 2008 コナラ 2007 スギゴケ 2006 ノイバラ 2005 ヒヨドリジョウゴ

|

« 番外編 : 黒と白 | トップページ | 1月7日(月) アマチャヅル »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 番外編 : 黒と白 | トップページ | 1月7日(月) アマチャヅル »