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1月29日(火) ビカクシダ

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ビカクを漢字にすれば麋角です。「麋」とはヘラジカとか大きな鹿の意味だそうで、大きく飛び出した葉(裏側が白い)が大鹿の角みたいということでしょう。
別名のコウモリランも、たぶんこの葉に着目したものでしょう。ただし、花の咲かない羊歯を蘭呼ばわりするのは混乱を招きそうでやや心配です。
さてもたしかに、40~50cmもあるこの葉は特徴的です。一方、木々に着床する部分の膨らみ(レタスの半切り状)もまた魅力的です。そのやさしい緑色の葉が、日数の経過で茶色に枯れていき、ちょっとアールデコ・オブジェのような雰囲気です。
温室の定番品で、かなりの人気者です。玄関の壁にこれを植え付けたらステキだろうとは思っても、狭い我が家の場合、それは見果てぬ夢にとどまります。
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大きく飛び出す葉も、最初はこうやって出てきます。まるで愛しい人を抱きしめる両手のようで、抱擁羊歯なんていう別名をプレゼントしたくなりました。

<補注1> ビカクシダの貯水葉に注目してみました。(2017年1月21日
<補注2> ビカクシダには仲間が多いと知りました。(2022年3月7日

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