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1月28日(月) イヌシデ

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花はおろか、葉さえも実さえも落としきった木々が多いこの季節、それでも「これはムクノキ、こっちはコナラ」などとわかるものが「少しだけ」あるようになって、そんな木に出会うと秘やかな自己満足に浸ることができます。
その見分けの多くは樹形や樹皮が頼りでも、きょうの写真のように冬芽がとても特徴的なこともあります。まるで工具の錐のよう、詳しく言えば三ツ目錐の穂先を四ツ目にした感じです。百聞は一見に如かず、二つの錐の比較写真(↓)を掲げます。
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ただ、仲間のアカシデ(やクマシデ)の冬芽もかなり似た感じです。それなのに、なぜこれがイヌシデかと言うと、その見分けは芽ではなく枝になります。イヌシデは葉が毛深くて、枝も、冬でもこのよう(写真は拡大できます)に毛が目立つのです。
さてこれでまた自己満足の種が一つ増えたわけです。ただ、それはなんとも氷山の一角(注)であり、実際の野歩きでは正体不明の木々の前で自己嫌悪に暮れることがほとんどです。それでも、若葉や花で正解を得やすい季節が来てしまうまで、残された日数はあとわずか、せっかくの学習強化期間を有効活用しようと焦ります。

<補注> 文中、なにげなく使ってしまった「氷山の一角」という表現は、この場合を含めて、じつは大変な「思い上がり」になってしまうのでした。

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