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番外編 : 零戦、見ました!

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零戦です。本物です。飛行できる現存唯一の実機(当時のエンジン)です。
残念ながら離陸はしてくれなかったものの、エンジンを回してくれました。意外に野太い音です。勝手に高回転型の甲高い音を想像していたのに、みごとに裏切られました。案外にロングストロークのトルク型のようです。
さて、本来であればその重低音が入った動画をここに載せたいところなのに、それは無理なことです。なぜなら、エンジン始動会場へは入れませんでした(ノ_・、)
限定1,260枚(1日3回分)の整理券を求めて、配布開始(10時)の1時間近く前には会場(所沢航空公園)に着いたというのに、券は手に入りませんでした。ショクダイオオコンニャクのときの行列に閉口した以上に、今回は目的未達ですからくたびれました。
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仕方なく自由見学(見るだけ)の行列に並んだら、ここでも「エンジン始動」が終わるまで、また1時間近く立ちンボ。その間、白いテント生地の壁の向こうで唸るエンジン音を聞き、iPhoneで録音してみたというのに、近くの人の声は入っていても肝心の重低音はまったくオミットされていました。役立たずのiPhoneめ (=゚з゚=)
冷え込む屋外で丸々2時間立ち尽くしたあとに拝んだ零戦の勇姿が1枚目の写真です。どうかするとフレームにオッサンの後頭部が飛び込むのを懸命にかわしつつ、「立ち止まらないでください!」という係員の声にも負けずに撮りました。
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しかし、本当は零戦って後ろ姿がいいのです。操縦席から尾翼に至る心許ないほど細い胴体と、それと対照的におおらかに広がる主翼がじつに美しい対比なのです。
ところが、あろうことか、会場ではその角度に回り込めません。そのくせ、会場に貼られたポスターにはこんな(↑)セクシーな写真が使われていました。
むーむむ、つまりは「なんだかなぁ~」の半日でした。しかし、やっぱり「実物を見て良かったぁ」と思います。多くの若者の青春を奪った棺桶という忌まわしい一面を持ちながらも、研ぎ澄まされた造形と実物の質感には溜息を誘う美がありました。

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