12月13日(木) カキノキ(次郎)
甘柿の代表的品種です。甘柿と言えば「富有」で(生産量トップ)、この「次郎」は名前どおりに二番手(注)というから、偶然にしてもできすぎた話です。
ただ、最近は富有のように果肉がベタつくのは苦手という若者が増えているので、次郎のややカリッとした歯ごたえに人気が出るかもしれません。もし富有と生産量順位が逆転したら、名前も「太郎」に替えなくては(笑)。
悪い冗談は、この歴史ある柿には失礼というものです。なんと江戸時代後半、あの森の石松で有名な静岡・森町で、治郎吉(次郎ではない)さんという篤農家が栽培を始めたそうで、富有も同じく江戸時代には栽培が始まっています。
柿離れする若者を尻目に、柿の出荷量はこの10年ほぼ同水準を保って(注)います。さすが歴史ある果物で、この季節の味覚として愛されている証拠でしょう。
ただ、最近は富有のように果肉がベタつくのは苦手という若者が増えているので、次郎のややカリッとした歯ごたえに人気が出るかもしれません。もし富有と生産量順位が逆転したら、名前も「太郎」に替えなくては(笑)。
悪い冗談は、この歴史ある柿には失礼というものです。なんと江戸時代後半、あの森の石松で有名な静岡・森町で、治郎吉(次郎ではない)さんという篤農家が栽培を始めたそうで、富有も同じく江戸時代には栽培が始まっています。
柿離れする若者を尻目に、柿の出荷量はこの
<これ以外のカキノキ記事・掲載順> ☆ 雌花、雄花(2004年5月20日) ☆ 黒い柿の実(2008年11月12日) ☆ 完熟の実(2009年10月25日) ☆ 微妙な色合いの紅葉(2012年11月8日) ☆ 枝垂れ柿の青い実(2018年7月26日) ☆ アメリカガキの実(2022年11月13日) ☆ 「富有」の実と紅葉(2022年12月2日↓)
<補注> 柿生産のトップシェア品種「富有」を掲載するにあたり、品種別の生産量順位(2005年実績)を確認したら、「次郎」は3位にも入っていませんでした。また、柿全体の生産量もここ20年、微減の連続であり、「同水準を保って」とは言いにくい状態でした。記事作成のときの参照データを現状で確認できないという落ち度もあり、この記事中の数字に関する部分は取り消し扱いとしておきます。(2022年12月2日)
過去のきょう 2011 タヌキマメ 2010 キッコウハグマ 2009 イタヤカエデ 2008 カラハナソウ 2007 ハンカチノキ 2006 カランコエ・ベハレンシス 2005 ワビスケ 200 イシミカワ
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コメント
生産量二番手で次郎
一番になったら太郎
おもしろいです~
地域地域に篤農家の話がありますね
次郎吉さんはじめ、それらの人々こそマツリゴトをする人達より偉大に思えます
個人的思いだが次郎は富有に比べたら甘みが勝ると思いますが
富有も寒くなるに従い甘みが増し
時期をずらせて収穫遅いのが良いですね
投稿: ひろぼ | 2012-12-13 10:35
ひろぼさんへ:
この木にはわずかに三つだけ実が残っていたので、
もしかしたら木守柿かもしれません。
今年はおいしい柿がいつもより多かったような…。
紅葉のきれいな年は、果物もおいしいのでしょうかね(o^-^o)
投稿: はた衛門 | 2012-12-14 06:32