12月11日(火) アスナロ
アスナロ(漢字では翌檜)に出会うと、反射的に「♪大きな檜(ひのき)にあすはなろう」というあの歌を口ずさみます。ところがアスナロがヒノキに変身するワケはなく、あの歌はとんでもない誤解を子供たちに擦り込み続けていることになります。
もっとも、アスナロがヒノキに似ているのは事実で、草木を撮り始めたころには区別を覚えるのに汲々としていました。そのころ、ブログにもアスナロは載せたと思っていたのに、収録したのは「増補版」だけだったことにいま気づきました。
そこで、再確認の意味で葉を裏返してみます。真っ白な気孔帯が「小」の字に見えるのがアスナロです。これがまた「ヒノキの子(小)供」説につながる因子に思えて、どうにも不幸に取り囲まれているアスナロくんです。
この気孔帯の形が、ヒノキは「Y」、もうひとつ感じの似た針葉樹であるサワラは「X」なので、葉に手が届く場合なら見分けに迷うことはありません。
もっとも、アスナロがヒノキに似ているのは事実で、草木を撮り始めたころには区別を覚えるのに汲々としていました。そのころ、ブログにもアスナロは載せたと思っていたのに、収録したのは「増補版」だけだったことにいま気づきました。
そこで、再確認の意味で葉を裏返してみます。真っ白な気孔帯が「小」の字に見えるのがアスナロです。これがまた「ヒノキの子(小)供」説につながる因子に思えて、どうにも不幸に取り囲まれているアスナロくんです。
この気孔帯の形が、ヒノキは「Y」、もうひとつ感じの似た針葉樹であるサワラは「X」なので、葉に手が届く場合なら見分けに迷うことはありません。
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コメント
はた衛門さん、おはようございます。
かわいい気孔帯ですね。
これからヒノキに似た葉をみかけてひっくり返すたびに
うれしくてどきどきしそうです。^^
いつも無知なわたくしに、
新しい楽しみを教えてくださってありがとうございます。
きちんとヒノキとサワラの復習もできました。
ただ、すばらしいお師匠様に優しく教えていただいても
おろかな弟子はなかなか進歩いたしません。
お許しを。m(_ _)m
投稿: ブリ | 2012-12-11 09:05
お師匠様
もう一人弟子がおります
アスナロ 小
檜 Y
サワラ X
見方が分かって嬉しいです
前回大宮行って与野公園でそれらの看板が掛ってて
頭の中に整理が付かなかったことが思い出されます
投稿: ひろぼ | 2012-12-11 10:25
ブリさんへ:
そっか、ブリさんも針葉樹類は苦手だったんですね。
まずはこの辺がとっかかりになりますよね。
…などと偉そうには言っても、まだまだいろいろありますもんねえ。
杉でさえ、まだよくわからないところがあって、
針葉樹は(も?)深「すぎ」ます ┐(´д`)┌
ひろぼさんへ:
あれれ、ひろぼさんにも受けちゃった!
え、与野にそんなところがあるんですか。
知りませんでした。ありがとうございます。
投稿: はた衛門 | 2012-12-12 07:20