11月20日(火) ナンキンハゼ
背景の水面がこの写真のポイントです。ナンキンハゼが水辺を好む証拠写真で、幾本かの幼木が実生で育っていました。
こちらは水辺からやや離れた土手下の成木です。早いものは実の皮が割れて、なかから白い種がのぞいています。
皮が完全に剥け落ちると、まるで砂糖菓子のようで、これを持ち帰りたいというご婦人もいたものです。ただそういう奇特な人以外は誰も種を運ばない(注)ので、自然に落下してコロコロ転がった先が次世代の生育地となります。
さてこのナンキンハゼの紅葉は、数ある紅葉のなかでも最も深い赤色の一つです。昔、まだ木の種類をなにも知らなかったころ、奈良のお寺の境内でこの落ち葉を拾い、スペード型の形とともにいたく気に入って、栞にしていたことを思い出しました。
こちらは水辺からやや離れた土手下の成木です。早いものは実の皮が割れて、なかから白い種がのぞいています。
皮が完全に剥け落ちると、まるで砂糖菓子のようで、これを持ち帰りたいというご婦人もいたものです。ただそういう奇特な人以外は
さてこのナンキンハゼの紅葉は、数ある紅葉のなかでも最も深い赤色の一つです。昔、まだ木の種類をなにも知らなかったころ、奈良のお寺の境内でこの落ち葉を拾い、スペード型の形とともにいたく気に入って、栞にしていたことを思い出しました。
<補注> 上述の「誰も種を運ばない」というのは間違いでした。後日、カラスがこの実を食べるのを目撃したし、そのことを書き留めたら、カラス以外にもいろいろな鳥がナンキンハゼの実を食べるというコメントをいただきました。(2013年1月)
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