11月11日(日) センブリ
4年前にセンブリを見つけたときは、そのめずらしさに興奮したものです。ところが、その貴重品が、今回は野道の両側にズラーッと並んでいました。まさに野草状態で、これが正しいセンブリの姿(以前の写真は栽培品)です。
うれしさに舞い上がりながらも、この環境について考えてみました。笹の葉に混じって生育していて(センブリの葉は細い線形)、その笹は強く刈り込まれています。
つまり、人為的に手入れがされた、やや陽当たりが良い林縁が彼らの環境適地であることがわかります。そして、その後半の条件に適合する場所は多くても、笹を刈る人がいなくなったのがセンブリ生息地激減の理由と思い至りました。
逆に言えば、野山に手を入れさえすれば、春にはセツブンソウが、秋にはセンブリが花開いてくれるわけです。問題は誰がその手入れをするのかで、「ワタシ、撮る人」と澄ましていてはいかんなあ、という思いがそぞろ湧いてきます。
うれしさに舞い上がりながらも、この環境について考えてみました。笹の葉に混じって生育していて(センブリの葉は細い線形)、その笹は強く刈り込まれています。
つまり、人為的に手入れがされた、やや陽当たりが良い林縁が彼らの環境適地であることがわかります。そして、その後半の条件に適合する場所は多くても、笹を刈る人がいなくなったのがセンブリ生息地激減の理由と思い至りました。
逆に言えば、野山に手を入れさえすれば、春にはセツブンソウが、秋にはセンブリが花開いてくれるわけです。問題は誰がその手入れをするのかで、「ワタシ、撮る人」と澄ましていてはいかんなあ、という思いがそぞろ湧いてきます。
<補注> 翌年、同じような生育環境で群生するフユノハナワラビに出会いました。(2013年11月4日)
過去のきょう 2011 オオブドウホオズキ(トマチロ) 2010 カイノキ 2009 オシロイバナ 2008 シュウメイギク(八重) 2007 セイオウボ(西王母) 2006 ラッキョウ 2005 ミツマタ 2004 ウメモドキ
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