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追加編 : シュロソウ

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ルーペをかざしてマジマジと眺め回すこと5分ほど、この濃い紫の小さなツノ(雄シベの葯より低い位置で、カタツムリのそれのように光っている)が雌シベ、その下の膨らみが子房であることがどうにか理解できました。
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同じ株の別の枝に咲く花です。ツノも子房もなく、雄シベだけ=雄花です。先月の掲載にあたってシュロソウが雌雄混株であることがわかったものの、撮っていた写真だけでは皆目区別がつきませんでした。
今回、雄花を見つけてそのわけがわかりました。全体に雄花はかなり少数派で、前に撮った写真はすべて両性花だったのです。
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そして、あれからの時間経過を教えてくれるように、すでにこんなに実が膨らんだ株もありました。花の写真では見つけにくい3本のツノの様子がよくわかります。
こうして見ただけでも両性花VS雄花の数量的優劣は明白です。両性花だけでことは足りるのに、いかにも付け足しの雄花の存在…毎度毎度のことながら、草木を眺めては男の悲哀をかみしめるはた衛門さんでした。

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