10月15日(月) テイカカズラ
山道で、鬱蒼とした木々の向こうに不思議な色合いを見つけました。どうやらこの物体は、ヤマザクラとかクヌギの木に絡みついた蔓からのび出ているようです。
その蔓は10mほどの高さにまで這い上がっていて、そのところどころにこの妙ちきりん物体をワサワサとぶら下げています。トウガラシ? まさか!
蔓と葉をよく見ると、それはテイカカズラでした。気根かとも疑ったこの赤色物体は、その蔓から柄がのび、その柄の先で二股(八の字)になった種の莢でした。
まさかあの白い可憐な花からこんな実ができるとは驚きです。調べたら、この莢が枯れて割れ、綿毛を持った種が飛び出るそうです。ぜひ手にとってその姿を確かめたいので、それまでにはもう少し足場のいい場所にこの実を見つけておきたいものです。
<補注> 翌年1月、莢が割れたところをとらえました。(2013年1月6日)
2011年のきょう<トウネズミモチ> 2010年のきょう<オオオナモミ> 2009年のきょう<シロホトトギス> 2008年のきょう<ツルシキミ> 2007年のきょう<オオベンケイソウ> 2006年のきょう<クズ> 2005年のきょう<シュウメイギク> 2004年のきょう<ノブドウ>
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