10月9日(火) シナノキ
できれば食べられる実がうれしくても、先日のムクロジのように、口には入れられないものでも至って幸せな気分にはなるものです。
このシナノキは、ヘラノキやボダイジュなど、羽(総苞葉)つきの実をつける仲間(シナノキ科シナノキ属)の総大将です。初夏に白い花をたくさんつけ、それがそのままこんなに賑やかな稔りになりました。
地面に落ちていた実です。齧ってみようなどとは毛ほども思わない姿です。腕を空にのばしてこの翼の効用を確かめてみたら、無風状態ではたいした横移動効果も落下減速効果もありませんでした。
どだい、遠くへ行きたいなら1枚の羽には実を一つだけにすればいいものを、我も我もと群がるから重くていけません。「馬鹿だな、お前ら」と嘲笑いながら、果たして自分が実の立場になったとき「俺はいいよ」と降りるかどうか、性根が試される気分です。
このシナノキは、ヘラノキやボダイジュなど、羽(総苞葉)つきの実をつける仲間(シナノキ科シナノキ属)の総大将です。初夏に白い花をたくさんつけ、それがそのままこんなに賑やかな稔りになりました。
地面に落ちていた実です。齧ってみようなどとは毛ほども思わない姿です。腕を空にのばしてこの翼の効用を確かめてみたら、無風状態ではたいした横移動効果も落下減速効果もありませんでした。
どだい、遠くへ行きたいなら1枚の羽には実を一つだけにすればいいものを、我も我もと群がるから重くていけません。「馬鹿だな、お前ら」と嘲笑いながら、果たして自分が実の立場になったとき「俺はいいよ」と降りるかどうか、性根が試される気分です。
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