10月21日(日) キンメイモウソウチク
前に載せたこの竹は都会派で、たぶん植栽品だと思います。対して今回のこれは背後の鬱蒼とした闇でわかるとおり、天然自然の自生というのがポイントです。
福岡・久留米の高良(こうら)大社に登る道の脇にあり、社務所による説明書きでは昭和9年に「発生」したそうです。ということは、それ以前はここはふつうの孟宗の竹林であり、この竹たちはまさに突然にオシャレに目覚めてしまったのでしょう。
おそらく最初は1本だけだったろうに、いまは300本あるそうで、さてこの先、全山の孟宗は金明になってしまうのでしょうか。あるいは再び突然変異してもとの孟宗に戻ることはあるのやら…それを確かめられるのは千の風になってからのことでしょう。
<注記> 高良山ではこの竹をモウソウキンメイチクとしています。しかし、自分の過去記事ではキンメイモウソウチクとしたし、それが標準和名なので、こう表記します。
過去のきょう 2011 コミカンソウ 2010 レイジンソウ 2009 ミゾソバ(白花) 2008 ハマトラノオ 2007 ウメバチソウ 2006 アキノキリンソウ 2005 サザンカ 2004 モッコク
| 固定リンク
コメント